翠星のガルガンティア 第三話
さぁ、今週からスクショ付きでいきます、翠星のガルガンティア
ここからは、先行公開されてなかった、皆が初めて見るシーンになりますね
相変わらずクオリティは高いです
しかもテンポ良く進んでいくので、見ていて飽きないですね♪
前回、海賊を全て皆殺しにしてしまったレド
それを知ったエイミーは思わず声を荒げてしまう
しかしそれが何故だか、レドには判らなかった・・・
船団上層部は、その事実に頭を悩ませる
血が流れた以上、海賊達もまた黙っては居ないだろう
レドを海賊に引き渡そうという意見も出るが、それで事が済む事でも無い
一方でエイミーも、自分が軽率だったことを悩んでいた
そんな彼女の元に、ベローズが用向きがあるとやってくる
なぜ船団を護ったのに敵意を向け続けられるのか
レドはなにも判らずに困り果てていた
そこへ飛んできたエイミーは、まず先ほど声を荒げたことを謝罪する
問題ないと答えられて、彼女は何処かホットした顔
そして一緒にやってきたベローズが、レドに差し出したモノは・・・
丸の鶏肉のそれに、レドは目をひん剥いて恐れおののくのであった
可愛いwそして可哀想にww
海賊を殺し尽してしまったことについて問いただすベローズ
敵を殺すことに理由が必要なのかと言われ、ベローズは「この地では無駄な殺生は尤も忌み嫌われている」とレドを諭す
武器を持つのも、武器を向け合うのも、お互いにこれ以上の一線を越えれば命は無いぞ、という意思表示に過ぎない。その力を本当に使ってはいけないのだと
そうしたらもう、交渉の余地は無くなってしまう
事情を理解したと答えるレドに、ベローズは通信機を預け、礼を言い去って行く
またエイミーも、行くところが無ければここにおいでと声をかけてくる
「ありがとう」
それを不思議と感じつつ、レドはエイミーの言葉の意味を探るのであった
一方の海賊達
海賊の頭目ラケージは、舐めた真似をしてくれたとガルガンティアを襲う気満々
それを知ったガルガンティア上層部
復讐に来る海賊達とは交渉の余地はない、と船団長は覚悟を決めようとしている
だがベローズは、レドの力を借りようと提案
側近のリジットが代理としてレドと話す
ここでの会話はとても重要で、レドの心境の変化をよく捉えている
ガルガンティアで曰く、「魚を釣った者に真水を与えよ」
レドは言う。海賊はそのような言葉のように、自分と人間関係を築くことはしないと言う話だが、ガルガンティア船団は違うと判断した。だとするなら、交渉の余地がある相手を援護すると
なるほど、レドが「人と人が寄り集まって、この地球はどうやら動いているらしい」ということを、なんとなーく理解したシーンだと言うことが分かりやすい
夜のとばりが訪れ、船団は海賊との一触即発の時を迎えようとしていた
投光器を搭載したチェインバーの力により、船団は攻撃の先手を打ったモノの、武力の差は圧倒的であっという間に危機に陥ってしまう
それを見たチェインバーとレドは、人的被害を最小限にとどめた攻撃を開始する
生命反応の無い砲台を投げつけて破壊したり、人が逃げ出した艦橋を破壊したり・・・
それが本当に「命を無駄にするな」というベローズの言葉に共鳴しての行動か、それは今の描写からはわからない
だが少なくともそうすることが、船団内への共感を生むことだ、ということは理解しているのだろう
チェインバーの活躍で有利に立ったかと思いきや、海賊も一筋縄ではいかない
海の闇に潜んで、潜水艇で近接戦を挑んできたのである
ザリガニ型のユンボロイドがガルガンティアを襲う!
しかもラケージ自らがユンボロに乗り込み、船団に襲いかかる!!
船団長を襲おうと、ガルガンティアの壁に取り付き、艦橋を目指して昇り出すラケージ
ピンチ!大ピンチ!!
そこへ颯爽と現れたのがチェインバー!!!
んもう、遅いよッ!
君なら一瞬でしょ、ここまで来るのッw
でもこういう盛り上げ方も好きww
ならばとチェインバーを海に引きずり込もうとするラケージだが、あっさりチェインバーにパワー負けして吹っ飛ばされてしまう
それを見て撤退していく海賊達
これには船団の住人達も大はしゃぎ
そこから、レドは一つの言葉を覚える
笑顔で迎えられたレドは、ぴっちぴちの魚を持って迎えてくれたエイミーに言葉を投げかける
ありがとう、と
あらやだ、この子ったら早速良い言葉覚えましたよ
今回は深く考えさせられる話で有り、かつまたスピード感のあるロボット戦(?)もありと、なかなか見応えのあるお話でした
驚きつつも、一生懸命固形食を食っているレド君のお腹が心配ではありますが(苦笑)、とりあえず周りに馴染もうと頑張ってる姿が可愛いですね
その一方で、強大な存在を持て余すガルガンティア船団の困惑ぶりが、徐々に収まっていくのも対比としてあって分かりやすいです
それらを収束するきっかけとなった海賊戦
もうなんか、子供の喧嘩にプロレスラーが殴り込んでるだけって感じでしたが、そこで上手いことパワーセーブを覚えたことで、一気に警戒感が失せていくのが心地よいです
郷には入れば郷に従え
そのルールさえ守れば、人々との交流は意外と簡単だということなのでしょうか
そして最後の、ぎこちない「ありがとう」は、声優の石川さんの演技が光りましたね
喜んでいるわけでも、本気で感謝しているわけでも無さそうで、それでも必死で喋ろうとしている
こんな終わりで三話を締めるなんて、ガルガンティアのスタッフは上手すぎでしょ!
テーマ : 翠星のガルガンティア - ジャンル : アニメ・コミック
2013/04/24 22:38 | 翠星のガルガンティア | COMMENT(6) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
本当に作り方がうまいですよね。
レドが少しずつ違う価値観を学ぶ様子が丁寧に、だけどダレることなく描かれている気がします。
あと、スパロボ的には殺人をしないように心掛けるようになったレドと殺人を躊躇しなくなったハルトがどのように対比されるのかが気になりますね。
No:4017 2013/04/25 00:06 | あくと #6Z79jEeU URL [ 編集 ]
なんだか
> 本当に作り方がうまいですよね。
> レドが少しずつ違う価値観を学ぶ様子が丁寧に、だけどダレることなく描かれている気がします。
・・・と私も思うのですが、ネット上では今回のお話がかなりの議論になってるようですね
どうもベローズの言った話が、レドに不殺を説いてるのに、ガルガンティアは戦争したじゃ無いのかとかどうのこうのって
アレはそう言う話じゃなくて、必要以上の武力の行使は戦争の元だよ、って言ってるだけだと思うんだけど、私の思い違いなんでしょうか?
No:4019 2013/04/25 21:40 | あるす #- URL [ 編集 ]
素晴らしい出来ですね
価値観の違いを理解していく流れ
散りばめられたキャラの個性
心理を読ませる間
素晴らしいの一言!
>ランケージの前の2人
「海賊に捕らわれた娘」と見せかけてのまさかの側近!!
鎖や表情に騙されました
>チェインバーとレド
彼等は自分達のしている危険性を感じているのだろうか?
万が一自分達を救援に来たら自分達がガルガンティアにとってヒディーアーズ
になることを‥
>声優さんの名演技
ガルガンティアは本当に名演技が光りますよね
チェインバーの機械感やレドの冷製さなどなど‥
今回の私のお気に入りはペローズの鼻を鳴らした瞬間です(笑)
全く関係ないですが‥
ヒディーアーズって非Dearsな気がします
No:4020 2013/04/25 21:50 | 飛白 #- URL [ 編集 ]
ホントに良い出来
> 価値観の違いを理解していく流れ
> 散りばめられたキャラの個性
> 心理を読ませる間
> 素晴らしいの一言!
ほんとですねー
まさにその四行に集約される出来の良さ
>人類銀河同盟のこと
私にはラストシーンで、ボロボロになったアヴァロンが地球におっこってくる
と言う妄想シーンが見えています(ぇ
> >声優さんの名演技
> ガルガンティアは本当に名演技が光りますよね
声優さんの質が高いと思います
杉田さんの無機質な声って言うのも珍しいというか何というか
> ヒディーアーズって非Dearsな気がします
非日常!?
No:4021 2013/04/25 23:00 | あるす #- URL [ 編集 ]
捉え方ではなく‥
話を聞きましょうね(笑)
>ネット上では今回のお話がかなりの議論になってる
武器を使ったら交渉にはならないってペローズ自身が言ってるし‥
でも確実に種キラと混ぜれないですね
いや…
スーパー系以外と合わないのか(笑)
>人類銀河同盟のこと
>ボロボロになったアヴァロンが地球におっこってくる
そして地球はアヴァロンにくっついてきたヒディーアーズに征服された‥‥と
>非日常!?
いえ「親愛ならざる者達」って感じです(苦笑)
No:4022 2013/04/26 22:11 | 飛白 #- URL [ 編集 ]
読解力
> >ネット上では今回のお話がかなりの議論になってる
> 武器を使ったら交渉にはならないってペローズ自身が言ってるし‥
それを「不殺」と捉えてる人が多いらしいんですよ
そういう意味じゃ無いってわかんないかなー
> >ボロボロになったアヴァロンが地球におっこってくる
> そして地球はアヴァロンにくっついてきたヒディーアーズに征服された‥‥と
どんな鬱エンドですかw
No:4025 2013/04/27 12:20 | あるす #- URL [ 編集 ]
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