【投稿SS】騎士ガンダム外伝魔界編【最終話】

駆け足ではありましたが、魔界編の最終話を掲載します

いやはや、自分の話を元に、こう言ったスピンオフをいただけるのはありがたいことです
おかげで本編の方に良いフィードバックができるという物
そしてワタクシ、わりとグロいの平気なので、こういうのありかなと思ってしまう・・・


メサイアの絶壁から飛び降りる影
四つ足で崖を駆け降りていくようにも見える…


うっそうとした森をインパルス、ステラ、クェスは進む

インパルス「お前は来なくていいのだぞ?」
クェス「いえ、地上への帰還を私めに見届けさせてください」
インパルス「ふん、好きにしろ」
クェス「ありがたきお言葉」

深々とお辞儀をするクェス。ここ迄上手く刷り込めるとは思わなかったな…

クェス「インパルス様、この先に少し開けた場所があります。少し休憩なされては?」
さっさと行きたいが、ステラが歩かなくなるのも困るか…
既に疲れたからと、インパルスの肩に座っているステラ

インパルス「よかろう。」

その言葉にサっと一礼すると、先に準備をするため走り出す

元は本当にちょっとした切り株のある、小さく開けた場所だったのだろう
だがその切り株を椅子とし、中央に焚き火を称えた立派な中継ポイントに、クェスの手で変えられていた
今も火が途切れないように薪をくべている

健気に自身に仕えるクェスを眺めていると、懐かしい雰囲気が近付いてくる

クェス「!」
クェスもその異様な気配に気付いたのだろう、ステラと自分に下がるよう身ぶりで示している

インパルス「よい、クェス。ステラを頼むぞ」

一歩前に出ると、凄い勢いで落下してきたそれが、目の前で翼を広げる

額から背、尾の先までたてがみがある。
ドラゴンの様な一対の翼。
四つ足の先には鋭い鉤爪。
顔はもはやMS族とは思えない


インパルス「来たか…」
そう呟くと、攻撃してくるそれに無防備に歩いていく

すぐに庇いたいクェスだが、ステラを任されている以上どうすることも出来ない

インパルスが触れた瞬間(スタ・ドアカワールドのシンの魂だった)それはスッと消える

訳がわからないクェスを無視し、行動を開始するインパルス

インパルス「さてここで儀式を済ますか…」

聞こえるか…

そうか…

全てを拒否したのだな…

今はそれでいい…

お前までこちらに来るな…

後は頼んだぞ…


インパルス「グォォォオオ!」

魔族には発揮できないはずの、神々しい光が右手に集まるそしてその手を…

インパルス「グッ!」
自身の腹部に突き刺す…

クェス「!インパルス様?!」
クェスのその声を無視し、体内から何かを引きずり出す…
神々しい光を放つそれを、徐々に濃縮させ小さな球体を作り出す

ブン!
それを素早く黒い膜で包みクェスに投げ渡す
インパルス「それを抱えこちらに背を向けろ!」
クェス「インパルス様!今傷を…」
インパルス「はやく!」

その鋭い口調に反射的に従う
ステラの額のティアラが輝き…
流れ出るインパルスの体液は魔方陣を描き、輝き出す…

ストリームカイザー「…自らの血をもって我を呼び出し者よ、その訳を述べよ…」

インパルス「…知れた事…サンボーンの預けし武具を借り受けに来た…」

その言葉が終わらぬうちに光輝く刀が目の前に刺さる

ストリームカイザー「…それは神刀アロンダイト…汝が使うためには…」
インパルス「…分かっている」

インパルスの邪悪な笑みに、全てを理解したストリームカイザーは姿を消す
インパルスの腹部は既に修復を終わり、装甲全体の紋様が輝き出す


インパルス「…ステラこっちにおいで…」
何の疑いもなく駆け寄るステラ…
いつの間にかインパルスは、シンの姿になってステラを抱き締める

ステラ「…あったかい…」
うっとりと目を閉じるステラ…

始めはギュッと抱き締め返していたが…
ステラ「…シン、ちょっと痛いよ?」

その力はどんどん増していく…
ステラ「シン痛い、痛いって!シン!!」

必死に逃れようともがくが、いつの間にかシンからインパルスの姿になっていて、逆らえるはずもない。

それどころか力を増していく!
ステラ「シンシンシンシンシ…」

バキバキバキ!
ステラ「ギャアァァァ!!!」

鈍い音と共にステラの口から血が溢れ出す

ステラ「…シン…ど…し…?」
ドサッ!

ステラを地面に寝かせ…
バチチチ!

反発されているのも気にせず神刀アロンダイトを掴むと…

ドス!
ステラ「ガァ!」
ステラの胸に突き立てる…

ステラの目から命の光が消えかける…
インパルス「破滅の巫女ステラよ、神刀アロンダイトと一体となり我が力となれ!」

…一緒?

…シンと一緒?

…分かった…

…ステラ、シンとずっと一緒!

シンの力になる!


神刀アロンダイトが…

ズル~
ステラの皮を…

ジュルルル~
ステラの血を…

グチャ!ビチャ!
ステラの肉を…

バリ!ボリ!
ステラの骨を…

シュコォォ!
そして魂さえも吸い尽くす…

そして赤黒く変化していくアロンダイト…

「シンありがと♪」と言わんばかりの笑顔のステラ・ルーシュがその柄に浮かび上がる…

インパルス「フフフッ…」
アロンダイトを掴むインパルス…

インパルス「アハハハハッ!」
その瞬間に暗き闇の虹色の光を纏う

混沌騎士デステニー
闇の力に染まったデステニー

その装甲は黒々と闇に染まり
背には一対の巨大な龍の翼
手には赤黒く脈打つ魔剣アロンダイト
その柄にはステラ・ルーシュの顔
装甲に紅く、翼には蒼く脈動する紋様がある


デステニー「クェスよ、それを余に!」

クェス「はっ!」

膝を付き両手で掲げる白き玉を胸に付ける。途端に黒い膜に覆われ分からなくなる

デステニー「(ギュネイに)褒美をやらねばな」
クェス「いえ、この場に居る事だけで充分でございます」

クェスの言葉に耳を貸さず片手をかざす
クェスの眼から光が消える
クェス「はい、ギュネイはただの執事です

はい、特に気にしたこともありません」

デステニー(やはりな…)

クェスが異常に敏感に反応していたのは、よく分かっていた。クェス自身気が付いてない事さえ分かっていたが、「いずれ消える奴の方がサザビーよりまし」と、ありがたいことにわざと放置してくれた。

クェス「はい、私はギュネイが気になっています

はい、普段の態度はその裏返しです」

その暗示以外はすべて消し「聖なる楔の入口」に落とす

デステニー「ハハハハハ!」

高笑いを上げながら暗黒の虹色のオーラを纏い…

デステニー「ハァァァ!」
闇に染まった「漆黒の種」で魔界の呪縛を打ち払い、メサイアの塔の真下まで飛ぶ


ステラ「シン!結界を抜けるよ!」
偽りの鍵で封印を無理やり通り抜け地上へと…
自らの肉体を目指す…

サンボーン「それでも…私は貴方を…」

こうなる事を分かっていたのだろうか?
メサイアの絶壁ではサンボーンがみつめていた…
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テーマ : スーパーロボット大戦 - ジャンル : ゲーム

2011/10/01 00:02 | 魔界編COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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