新・スパロボ学園 超外伝 ~決戦!騎士ガンダムUC VS OO 【6】~

余計なことやってたら、第6話がすごい遅くなってしまいました
管理人ですw


そしてここまで伸びたのは、EXVSもありますが・・・
登場人物がまた増えるからですw
また、と言うかこれからも、なんだけどww

・・・出待ちの人がたまってるよォ~・・・


☆あらすじ☆
私立スパロボ学園
それは、スパロボに存在するあらゆるキャラクターが、学園生活という舞台を通じて、好き勝手するための空間である!


スパロボ学園高等部所属、神名綾人の風邪によって起きた時空の乱れにより、騎士ガンダムの世界にあり得るはずの無い歴史が、人々の意図を余所に刻まれていく
オーブへと到着した、クォヴレーとランドの二人は、リオン・カージに残されたキラ達の身体に起きた異変を知る。このため、学園からの増援はしばらく不可能となってしまった
一方で、ジオン族掃討に本格的に乗り出す、ソレスタルビーイング
魔界の侵略に心荒んでいたリオン・カージの人々に、彼らの活躍は一筋の希望となりうるのだろうか?


インダストリアルの町
うららかな昼下がり
町の中心地にある公園
バナージは一人そこにあるベンチに座り、ちょっとした菓子を頬張りながら、手元のノートに書き込みをしている
「よう、バナージ。今日も本の虫だな」
近寄ってきた影が、そんな風に声をかけてきた。ふっと顔を上げたバナージは、驚きと喜びの表情を見せる
「デルタプラスさん!お久しぶりです」
「向上心旺盛なこと、感心感心。今は何の勉強してるんだ?」
バナージよりは一回り大きいとも思えるそのMS族は、どかりと彼の隣に腰掛けてくる
「最近は剣の打ち直し方を。鎧の勉強が長かったから、新鮮で」
「へぇ、そいつはいいや。俺の剣も何とかしてもらおうかな?」
デルタプラスはそう言いながら、腰に差した長剣をそれとなくさすってみせる
「最近はこの辺りもきな臭くなってきたから、小競り合いが続いてコイツもだいぶへたってきたんだ」
「え?・・・いや、そんな、デルタプラスさんの良い剣を、俺のへなちょこな腕で台無しにしたら」
バナージは心底驚いた顔をしている。そんな彼に、デルタプラスは悪戯っぽい顔をして応える
「んな良いもんじゃ無いぜ?こいつ」
「でも、ロンド・ベルは、アーク王国でも選りすぐりのエリートだ、って聞きます。だからこの辺だって、ユニディスや人革連に比べて、まだ平和なんじゃ?」
「そうだといいけど」
自分にある意味期待の眼差しを向けるバナージに、デルタプラスはそれまでの陽気さを無くし、バツの悪そうな顔になって、彼から目線を逸らしてしまう

剣士デルタプラス
ユニディス出身のMS族
元はアーク王国全土を哨戒していた、ユニオン族のみで構成される、特殊部隊『ロンド・ベル』所属のルーキー
最近は、ジオン族の多いAEU周辺の治安維持を行っている
彼は部隊に配属されたばかりの、文字通り新人であり、隊の中では一番下っ端で、しかも一番年下の青年。人間で言うと成人したばかりぐらい
とは言え、実戦経験が足りないだけで実力は折り紙付き
疾風のごとき高速移動を伴った剣技で、並みのジオン族ならば有無を言わさず圧倒する
ただ、その実戦経験の無さが、ある意味では彼の心理的弱さではある
バナージとは同じユニディス出身と言うことで、哨戒でこの町に立ち寄った時に仲良くなったらしい


「確かに、あっちはついに内乱が目に見える形になっちまった。相当ヤバいことになっているらしい」
「あれですか、ユニディスに人革連が、武力侵攻したっていう」
「人革連の・・・いや、アナハイム商会の女狐め、真面目に王国を乗っ取るつもりだな」
人革連侵攻の情報は、こちらにまで伝わっているらしい。デルタプラスもこくりと頷きながら、眉をひそめて難しい顔をしている
「アナハイム商会の人達は、一体何をしたいんでしょう?」
「そうだな。本国内ではここはいったん、オーブと手を組むべきだ、って意見が少なからずある」
今は魔界からの攻勢の方が脅威で有り、一国の中で細かい争いをしている場合では無いだろう事ぐらい、バナージにだって分かる話だ
特にオーブでは、少数ながらも強力な戦士が居るらしく、最前線でありながら魔界の侵攻を押さえ込んでいるのが、他の地方の注目の的であった
「ところが、だ。アイツらの息がかかった連中に、即そう言うのは潰されてる。かなり用意周到だよ」
「なんで・・・こんなの、魔王に隙を与えるだけじゃないですか」
「噂だが、その魔王に決定的に打撃を与える、何か策を発見したって言うことだ。それを探して、手始めにユニディスに手を出したんだろう」
「・・・心配ですよね、ユニディスのご家族のこと」
「まぁな。でも、あっちにはオーバーフラッグスが居るから」
人革連の武力蜂起から数週間。それでも境界線付近では、あのグラハムを先頭としたオーバーフラッグスが粘り、ユニディスへの侵入をすんでの所で防いでいるという
「すごいんですね、その人達も」
「ああ。俺も昔、模擬戦であの人達のパフォーマンスを見たが、奴らは並みじゃ無い」
華麗に空を舞うフラッグの一団
その中でも一際派手に、そして強力に力を奮うグラハムを、デルタプラスは羨望の眼差しで見つめたものだった
「でも大変だ。内側のジオン族と、外側の人革連の両方を相手にしなきゃならないなんて・・・いくらその人達が強くても」
「その件だがな、ここだけの話・・・つい最近だが、あちらの方に妙な一団が現れた、ってもっぱらの噂だ」
デルタプラスはバナージの耳元に顔を近づけ、そんな言葉を呟いてくる
「妙な、ですか」
「ああ。神出鬼没、正体不明。ただ、5人のガンダム族が組んで、とにかくジオン族だけを狙って活動してるってのだけは分かっていてな」
彼らは知る由も無いところだが、刹那の拘りで『変身してから戦闘に入る』という妙ちくりんなルールを作って行動しているため、彼らの正体が人間族である事は、ほとんど知れ渡ってなかったりする
「その名も、ソレスタルビーイング。名前だけは声高に叫んでるんで、あっちの方の連中はよく知ってる・・・っていうより、大歓迎してる街々が多いって話だ」
「それはそうでしょうね・・・でも、なんでそれを小声で?」
「そりゃお前、身も知らない相手が、正義の味方ぶって自分の領内で暴れてりゃ、軍人の立つ瀬が無いだろ」
ソレスタの行動、それ自体は害では無く、むしろ地域住民に歓迎されているのだが、本来の治安維持部隊であるオーバーフラッグスには、あまりいい顔をされてないのだそうだ
この状況が、いつ自分たちの身に降りかかってくるかも知れない、そう言う微妙な緊張感が、AEU領内にも漂っているのだろう
「そんな・・・人革連の件もそうですけど、そんな小さなプライドや見栄のために、犠牲になる僕らのような一般市民はどうなるんです」
「そう言うプライドが、軍人を奮い立たせてることもある。難しいのさ」
そういうところは、まだデルタプラスには分からないところではあったが、先輩軍人達の態度から考えると、おそらくそういうことなんだろう
「でもまぁこれで、オーバーフラッグスの連中は、人革連に集中できてるのは確かなんだよ」
「もしかして、ここに来たのも、その関連ですか」
「察しが良いな。ここは人革連に近いし、ユニディスが一筋縄でいかないとなると、今度はこっちに目を向けるかも知れない、ってこと」
人革連とAEUの間には、あのサイド2の森がある。その中に入り込んだものは、容易に出てくることができない迷宮である。それがある故に、彼らもいきなりAEUには来なかったのだろうが・・・
「本当に、デルタプラスさんは、いろいろなことを知ってるんですね」
「んまぁ、これで一応、俺も軍人だからなぁ」
ある意味ではこの会話は、軍事機密をぺらぺら喋ってるのも同じではある
しかしデルタプラスは、こう言う時に純真な目でこちらを見てくるバナージに、こうして対応されているのが、嬉しいやら恥ずかしいやらなのである
「・・・ところでお前、まだ町外れのあの子のところ、通ってるのかよ」
「いけませんか?」
デルタプラスが思い出したように聞いてきたのは、他でも無いオードリーのことであろう
「あまり薦められないな。どうにもやな感じがするぜ、あそこは」
「そんな!オードリーは何も」
彼らの言う嫌な感じというのは、ジオン族関連のことを指していることが大半だ。言にバナージは何度も、ロンド・ベルやその他の軍人達が、ジオン族関連とおぼしき住人達を見付け、連行していく姿を何度も見ている
「そうは言うが・・・特にあのメイドさんは、普通じゃ無い感じがするぜ」
「マリーダさんですか?確かにあの人は怖いですが、けど根はいい人ですよ」
「いや、そう言う意味じゃない。彼女からは、前に人革連で見たあの女と・・・」
デルタプラスがそう、何かを言いかけた時だった
「こら新人、そこで油を売っているんじゃ無い!」
「げぇっ、隊長だ・・・!悪いバナージ、またな!!」
青黒いMS族・・・リゼル達の角付きに、のんびりしているところを見付けられてしまったデルタプラスは、慌てて彼らのところに駆け戻っていく
バナージは、隊に合流したデルタプラスが、軽く小言を受けているのをぼおっと眺める
(そうだ・・・今日の話、またオードリーにしてあげよう)
何故かあまり外に出してもらえないらしい彼女もまた、『外』の話を聞くのが楽しいようだった
そして、こういう世間情勢を仕入れては、彼女の元に持っていくことで、その近くに寄り添うこともでる。ある意味では一石二鳥の行為だった
彼女が興味深そうに、嬉しそうに自分の話を聞いてくれる姿を想像しつつ、バナージは足早に町外れへと姿を消したのだった


オーブ王国・・・
海岸付近を哨戒していた、アルブレードとガンレオン
幸いにして、今日は暴走した住人にも、怪物化した海の生き物にも遭遇していない
ぐるりと一回りした頃、二人はどちらかというわけでも無く、海岸の岩場に腰掛けて休憩し出す
「・・・ランド、聞いたか。アーク王国での噂」
「ん・・・ソレスタルビーイング、かい」
先日その話を小耳に挟んで以来、二人はそのことを話し合いたくて仕方なかったのだ
「どう思うんだ。その名の通り、刹那達だと?」
「そうだとしたら話は早いんだが」
この世界に居る者達が、全て学園の関係者とは限らない。事実、カガリがそうなのだから
そして、伝え聞く彼らの行動だけでは、何かを確かめることはできない
ソレスタルビーイングと言う名、そしてジオン族を掃討するという行動だけでは、この世界の者であるかないかを判断することなど、できはしないのは自明の理だ
とは言え今の彼らには、その真相を確かめる余力は無い
「情報屋に託した文が、無事に彼らに届くといいが」
それを見れば、彼らから返答が返ってくるかも知れない
(あとは、"深淵の双天使"か・・・)
アルブレードとて、ただ待っているわけではない。ずっと神経を尖らせて、彼の気配を少しでも感じないか、気を巡らせていた
(なのに、ほんの少しもアイツの気配を感じない・・・)
彼の中には、側に居るはずの友人を感じられない、その焦りに心を乱し始めていた
しかし、"深淵の双天使"が自我を封じられ、完全に別人と化している状態では、たとえアルブレードといえども、その気配に気付くわけもない
と言うよりもこの時アルブレードは、『スパロボで誘拐された味方は、基本的に洗脳されているもの』という、お約束のパターンをすっかり失念していたのだった・・・
レウルーラの尖塔
シナンジュは目の前に現れている映像を、ただじっと眺めていたが、その中でソレスタルビーイングがジオン族を薙ぎ払う姿を眺めた後、むうと考え込むような姿勢を見せる
「ソレスタルビーイングとやら。なかなかの活躍のようだな」
「ええ。でもまぁ、結界の向こうで雑魚の相手をしているだけですが」
映像を流していた方のリボンズといえば、このような反応であった
「"目"から得た情報から察するに、何か決まった目的がある、という感じでは無いようですから」
彼らのように、箱や鍵を探しているというわけではなく、ただ導かれるままにジオン族を伐ち、一つ一つの場所で仮初めの平和を確保している
そんな感じなのである
「だが、彼らはその手に、かつての魔導器を持っているようだ」
シナンジュのモノアイが憂いの色を湛える
それは、かつてはジオン騎士団と共に有り、やがて初代アルガス騎士団に"奪取"され、代々のガンダム族達に受け継がれていった、ふくろうの杖・竜の盾・獅子の斧のことである
「アレを持っていると言うことは、まず彼らが天使の郷の回し者なのは、間違いないでしょうね」
なお、リボンズは天使の郷より離反した時期が早かったため、バスターソード喪失事件や、それに伴う魔導器の不活性などは、情報を把握していない
「マリーメイアが動き出したか。随分遅いご登場だ」
「天界の関係者の腰が重いのは、今に始まったことでもありますまい」
そもそも、この事態に至ってまで、スペリオルドラゴンもサンボーンも、顔のチラ出しすらしてないのである。一体全体どういうつもりなのか、敵対しているとは言え、シナンジュもリボンズも変な気を回してしまいそうである
「まぁとにかく、こちらとしても、今までのようにノンビリとはしていられないようです」
「先ほど、好き勝手やっているだけだ、と言っていたわりに、慎重な意見だな」
リボンズの矛盾するような言動に、シナンジュは眉をひそめているようだ
だが、リボンズには、少し慎重になりたい理由があった
「ええ。というのも、気になることがあるのです。ソレスタルビーイングという単語・・・それは、あの時覗いた"深淵の双天使"の記憶の中に、彼の仲間のこととして存在していました
「だとするならば、彼らは多元世界の向こうから、我らを伐つためにやってきた。その可能性があるというのか」
天界だけでなく、あのスパロボ学園なる場所さえも介入したとなれば、それは流石にノンビリ構えているわけにも行かないだろう
「その辺りを探るためにも、彼に動いてもらいましょう」
リボンズは面白そうにそう笑う
「それが予想通り、彼の味方であったなら、それもよし」
「ある意味では、彼の"改造"の完成度を見るには、最適と言うことか」
シナンジュはなんでもないようにそんなことを言うが、何も知らない第三者が聞けば、これはあまりにぞっとするような、『試し斬り』の命令であった
しかし、これ応えるリボンズの顔には、これから起こる"楽しいこと"への機体に満ちた、冷酷な笑みが浮かんでいた
アーク王国の、本国とユニディスの境界線付近
そこでは、海岸線沿いから侵入してきた、はぐれジオン族の夜盗とおぼしき一団が、海岸沿いの小さな町を襲っていた
だがそんな小さな混乱であっても、スメラギの『導きのハープ』は見逃さないのだ
キラリと小さな光が、その町の上空で煌めいたのを認めた町の人々は、一斉に歓喜の声を上げる
「ソレスタルビーイング!」
「彼らが来たんだ!」
「ソレスタルビーイング、ソレスタルビーイング!!」
「助かった、助かるぞ、俺達!!」
わぁぁ!と、まるで待ち望んだ"救世主"を迎えるような、その大歓声のただ中
ユナイトを空中で完了した、エクシア達五体のガンダム族が、颯爽と降り立つ
「大丈夫ですか、皆さん」
「女子供から優先してすっ込ませろ、キュリオス!」
「攻撃の余波は僕が引き受けよう」
「ヴァーチェ、頼む」
手際よく、逃げ遅れた人達を集め、救出活動に入る彼らの姿に、町の人達は羨望と期待の視線を向けている

ここに至るまでの数週間、ソレスタルビーイングは既に多大な場面で活躍をしていた
ジオン族の介入に対して臨機応変に場に現れ、その場を平らげた町は10や20では効かないほどとなってきた
もちろんそれは、リボンズが解説したように『面』での問題解決では無く、『点』の単位での言わば戦術レベルでの話で有り、リオン・カージ全体という観点から言えば、全く状況が改善しているわけでは無いのだ
だが、彼らが現れることで、少なくとも目の前の脅威が去って行くこと
これはアーク王国に居残らざるを得ない人々にとって、僅かながらでも生きる希望を見いだし、明るい空気を持たせるのには充分な行為であった


だが、町の住人にとっては救世主でも、ジオン族達には死刑執行人も同然だ
「げぇっ!こんなところまで!?」
「こいつら、相当な腕だって噂だぞ?」
「に、逃げろ!逃げるが勝ちだ!!」
ジオン族と言っても、彼らは統率の無い、思想もない徒党である
シナンジュの発する波動で暴れていても、そこに何か一つの目的が有るわけでは無い、命が惜しいとなったら、逃げ出すのは道理ではあった
蜘蛛の子を散らすかのように、わあっと悲鳴に近い声を上げ、町の外へと逃げ出そうとする彼らを、刹那・・・いやエクシア達は追おうとする
だが、その時奇妙な感覚を覚えたキュリオスが、咄嗟に叫ぶ
「エクシア、駄目だ、止まって!」
「・・・なに!?」
キュリオスの叫びに、エクシアは突進を思いとどまる
と、次の瞬間
上空から暗黒の炎が、まるでのたうつ竜のように地面に襲いかかり、エクシアの眼前を逃走していたジオン族達を巻き込み、燃やし尽くしてしまったではないか
「・・・なっ!?」
「ち・・・上か!」
デュメナスが手元の弓矢を上空に向け、Gマテリアルの力を込めた光の矢を放つ
それは狙い違わず、こちらを見下ろしている黒い影に向かった・・・最もそれは、矢を手元の剣で薙ぎ払ってしまったが
「見付けたぞ、ソレスタルビーイング」
「お前は!・・・あの時見た、黒いガンダム族・・・」
それはシナンジュの命を受け、ソレスタルビーイングを探していたルシフェルであった
「今のは貴様か!?」
「上手く避けたようだが、次はそうは行かん・・・我が友の、主の理想と実現するのに、貴様らは目障りだ。ここで始末する」
エクシアに剣を向けるルシフェル。だが、エクシアが確認したいのは、そこでは無かった
「貴様は、ジオン族では無かったのか?」
「そうだ。俺はジオン族の・・・偉大なるシナンジュ公の剣、暗黒騎士ルシフェル」
「ルシフェル・・・?」
この時点でエクシアが、"深淵の双天使"黒ヒイロが、常日頃側に置いていたPT(パーソナルトルーパー)の通称を、すぐに思い出せば事は少し違ったかも知れない
だが、今現在"彼"が陥っている状況など知りもしないうえ、ルシフェルという厨二っぽい名称は悪役ではわりと普通にあるのだから、スメラギでさえそこまで頭が回らなかったのは事実だ
方やエクシア、つまり刹那達は、ガンダム族の下に素顔を隠している状態である
もちろん記憶を封じられているルシフェルが、その顔を見て直接何かを思い出す可能性は低いが、互いが互いに何かを気付く要素を封じ込んでいたのだ
「ルシフェル!貴様、ジオン族なら何故、同胞を巻き込んだ?」
何も知らないエクシアは、ルシフェルに先ほどの行動を問いただす
「同胞・・・?フ、貴様らを前に尻尾を巻いて逃げる屑など、死んで当たり前だ」
「屑だぁ!?」
ルシフェルの冷酷な回答は、いくら『ジオン族を掃討して平和を取り戻す』ことを目指す、と誓い合ったケルディムらであっても、納得しかねるものである
「そう、屑に、弱者に向ける慈悲など無い」
「貴様・・・ッ!」
憤りを隠せぬエクシアは、思わずそのまま双剣を掲げ、ルシフェルに飛びかかる
それを受け止めるルシフェル。ギリギリ、と鍔迫り合いをする二体のMS族
「貴様は・・・貴様の考え方は、歪んでいる!」
「クックック・・・強者が弱者を支配するのは、世界の道理だ」
「まだ・・・言うか!」
怒り心頭のエクシアが、一度剣を押し込んでルシフェルを吹き飛ばし、再度力を込めて飛びかかるとする
対して、ルシフェルは背中の羽根を使って、空中制動をかけて姿勢を立て直し、エクシアの眼前に闇の炎を降り撒き、吶喊を阻止してから言い放つ
「現実を見ろ!強者であったアズラエルを失ったこの地は、自らの力を誇示する者共が、醜く争い遭う戦国の世となったでは無いか。そしてこの事態に、天はスペリオルドラゴンは何をした?見守るという建前のために、全てを放置している。その結果がこれだ!」
「それは・・・!」
「だからこそ、我々が天使の郷より派遣されたのだ!」
GNフィールドを展開し、エクシアを炎から護りつつ、ティエリアが反論する
「あんな屑共をちまちま始末されたところで、我らがシナンジュ公の目指すものに、少しの障害にもなりはしない」
「目指す、だと?ただ破壊し殺し、混沌を放ち続ける貴様らが、か。笑わせるぜ」
デュメナスの言い分は、エクシアらには尤もであった。彼らが遭遇してきたジオン族は、ただ目的もなく、無為の人々を襲っているだけであった
そう言う意味では、明確に"目的"を標榜する"敵"に見舞えたのは、ソレスタルビーイングは初めてであった
だからこの返答は逆に、ルシフェルにある確信を持たせることになった
(フ・・・リボンスが言っていたとおりだったな。奴らは本当に何も分かっていない・・・)
奴らはただただ、天使達に言われるまま、目に見える障害だけを排除して、それで満足しているちっぽけな連中なのだ
ククク・・・フハハハハハ・・・!貴様らごとき愚者の集まりでは、大地を平定することなど、到底無理だな」
ルシフェルの嘲笑う声がその場に響き渡る
「な・・・に?」
言われた方のソレスタルビーイングは、しかし相手の意図が分からずに呆然とするだけだ
「天の使いがその程度であるなら尚更、この地には新たなる秩序が必要だ。偉大なるジーク・ジオンの支配が。我が主シナンジュ公という強者が!

最初は全く空っぽに、ただ言われるがままに行動していたルシフェル
だが、彼の通り道で起こる、様々な争いや些細な出来事
それに直接介入することがなくても、都度都度吹き込まれるリボンズの悪意がこもった、魔族的観点から見た地上の現状を表す言葉
それが、真っ白だったルシフェルの精神に、まさに穢れた水が染み渡るように行き渡り、徐々にしかし確実に彼の心を、"魔界のモノ"として染め上げて行っていたのだ
そう、この地上の混乱を収めることができるのは、シナンジュだけ
こんな盲信に近い心理が、彼に刷り込まれていたのである


だがエクシア達が、こんな言い分を承諾するはずは無い
「その者が放つ波動が、そもそも世界を混乱させている!」
再度ルシフェルに飛びかかろうとするエクシア
「くどい!」
これに、煉獄の炎で迎え撃つルシフェル。それは、さっき彼に向けられた牽制の比では無い威力があるように見える
このままでは、町にさえ累が及ぶ可能性がある
「GNフィールド最大出力!!」
全力でシールドを展開し、炎の進行を止めにかかるヴァーチェ
「・・・なに」
これには流石にルシフェルも少々驚いた。今まで焼き尽くせなかった者は無かったこの炎を、苦も無くとは言わずとも防いで見せている
「ナイスだヴァーチェ。エクシアに続いて、僕も行く!」
「オーケー、俺達は後方から援護だ!」
「どこから奴の援護が来るか分からないからな」
キュリオスの侵攻を援護するように、デュメナスとケルディムの光の矢が、まさに雨あられとルシフェルに向かって降り注いでくる
「ち・・・」
これを全て避けきるのは、流石に彼でも分が悪い
故に、これを邪炎の剣で燃やしてカウンターしていると、その隙間からエクシアとキュリオスが同時に仕掛けてくる
「やああ!」
「破壊する!」
が、その左右からの一撃に対して
キュリオスの竜の矛を邪炎の剣で受け止め、エクシアについてはその腕を直接盾代わりにし、剣の柄だけを受け止めてガードしにかかる
「な・・・ッ」
「こいつ、やる・・・!!」
攻撃を見切られていた、と言うわけではないようだが、咄嗟の状況判断力は相当の者のようだ
「いい気になるな、天使の走狗共が・・・!」
渾身の力を込め、キュリオスとエクシアを吹き飛ばすルシフェル
彼と五体のガンダム族は、再び町を背ににらみ合いの状態になった
この光景を、レウルーラの塔でリボンズとシナンジュが眺めている
「フフ・・・なかなか面白い光景ですね、公」
エクシア達もユナイトしているため、今の状況ではリボンズにも彼らが『学園の関係者』か分からない
だが、そうでなくても
かつて轡を並べた、天使の関係者が相手であっても動揺無く、むしろジーク・ジオンのために戦う姿が、面白くてたまらない
「ああ、ルシフェルには何の迷いもない。実に良い戦いぶりだ」
一方で、シナンジュはルシフェルの動きを、率直に褒めているようだった
「彼の中で、貴方への忠誠は狂信的と言っていいほどですよ。それでも、刷り込みは継続して?」
「彼に正しいことを伝えるのであれば、それはやってもらうに越したことは無い」
遠回しではあるが、要するにまだまだ監視をしておけ、ということなのだろう
少しの心の隙も、彼に与えてはならないと、そう言う意味なのだ
「・・・仰せのままに、マイ・ロード」
考えていることがイマイチ分からないが、油断のなら無い相手だ
リボンズは平伏しつつ、心の中でそう呟いていた
しばしのにらみ合い
ルシフェルは攻めどころを考えていた
(・・・攻撃力という意味では、奴らを少々甘く見ていた)
的確な援護射撃と、それぞれの距離を考えて行動する前衛二人
基本的に全員の息は合っており、それぞれの隙を理解し合っているように感じる
(だが、防御という意味では)
彼の視線はヴァーチェへと向く。自らがシナンジュから与えられた、あの煉獄の炎を防ぎきってみせるバリアのようなものが、目障りこの上ない
しかし、あれさえ墜としてしまえば
(あの弓矢の二人は盾を失い、懐に入れば一太刀で済ませられる)
近接攻撃をしてくる二人は、引き離してその隙に町でも燃やしてやれば、力の無さに膝を付くだろう
ならば、狙い所は・・・
ルシフェルが邪炎の剣を構え、一期にソレスタルビーイングの背後に回ろうとした
その時だった
「隙有りだ!!」
突然虚空から現れた、黒い細身のMS族が、ルシフェルに向かって飛びかかってきた
だが、あまりに大ぶりなその攻撃は、さすがにルシフェルに避けられてしまう
「逢いたかったぞ、黒いガンダム族!」
それは、本国近くでのソレスタとルシフェルの戦いの噂を聞きつけ、居ても立っても居られずに駆け付けたフラッグ族のグラハムであった
あの時腕を落とされた雪辱を返す機会を、彼はずっと待っていたのだから
「・・・なんだ、貴様は」
ところがルシフェルの方はと言えば、あの時の強制的な精神操作の影響もあって、グラハムのことなどどうでもいい存在として、記憶の端にも留めていなかったようだった
「そちらが覚えて居らずとも、私は貴様を忘れることはない・・・!」
ルシフェルを睨み付けるグラハム。彼は振り返らずに、ソレスタルビーイングに声をかける
「ソレスタルビーイング、と言ったか」
「・・・そうだ」
相手の外見、そして言動から、あんまり関わりたくない相手の、並行世界の写し身であることを、咄嗟に理解したエクシアは、あんまり口を利かないように気をつける
「君らの考えもあろうが、私はこのガンダム族に一矢報いるために来た・・・手出しは無用!」
言うが否や、その右腕から輝く剣のような物を発し、ルシフェルに吶喊するグラハム
「馬鹿、止めとけ、グラハム!死ぬぞ!!」
関わりたくないとは言え、この世界の命が消えるのを、黙ってみているのは主義に反する。ケルディムが慌てて援護をしようとするが
「・・・ふん」
雑魚相手に全力を出すまでもない。ルシフェルは邪炎の剣を一振りし、踏みとどまれないグラハムを、それに撒いて焼き尽くしてしまおうとする
だが、その目論見はもろくも外れる
「てぇぇぇぇいやっ!!」
彼のその輝いている剣は、なんと煉獄の炎を切り裂いてしまったではないか
「・・・な!?」
さしものルシフェルも、思っても見なかった現象に、目を剥いて驚く
「我が友より授かった力・・・これを持って、お前を倒す!」
そう。これこそ彼が、友人Dr.カタギリの手術で得た、新しい腕の威力であった
カタギリの分析に違わず、その力はあらゆる邪悪な物を切り裂き、ガンダム族では無い彼に『国の栄誉と民を護る』役割を、存分に発揮させていた
「なんなんだぁ、ありゃ・・・スメラギさん、なんか情報は」
「いいえ・・・今、私がアクセスできる情報に、ああいう武装の情報は無いわ」
スメラギもデュメナスに言われる前から、慌ててフラッグ族に関して調べているが、彼らが特別な力を持っている、と言う情報は無い
もちろん、グラハムもカタギリも、使ってるパワーの源は知らないのだが
(ちい、面倒な展開になった・・・)
ソレスタルビーイングと、このフラッグとか言う者に連携の兆しはない
しかし、互いがそれなりの力を持ち、そして両方ともがこちらを狙ってくる
捌ききれなくは無いだろうが、時間も手間もかかるだろう
(厄介なことになったね、ルシフェル)
これを察したように、リボンズの声がルシフェルの脳裏に響く
(・・・ああ。だが、こうなれば一気に燃やし尽くし・・・)
手にした邪炎の剣をフルパワーで使い、目の前の煩わしい存在を、全て燃やし尽くそうと考えているようであった
(いや、その必要は無いよ。余計なことに時間を取りたくない)
(・・・何?)
意外な言葉に、ルシフェルは耳を疑う
(具体的なことは、一旦その場を離れて・・・公からご指示があるから)
(公が・・・わかった)
シナンジュからの言葉があるならば、従わなければならない
「・・・今日のところは、ここまでにしておいてやる」
ルシフェルは剣を納めると、そう捨て台詞を残して黒き矢のようになり、目にもとまらぬ勢いでその場から消え去ってしまう

「ち、逃がしたか・・・」
腕の光を収めるグラハムは、悔しそうにルシフェルが飛び去った方角を見やっている
「・・・どうする、この場」
「とは言ってもなぁ」
去りがたく、さりとて居残りたくもない微妙な状況
さてここからどうしたものか、と迷っているソレスタルビーイングを見守っていたスメラギは、突如異様な集団が彼らを囲もうとしているのに気付いた
「この距離まで気付かなかった!?みんな、後退して!!」
「・・・えっ?」
スメラギの声を聞いて、身構えたキュリオス達だったが、一歩遅かった
グラハムも含めた、その場に居たMS族全員を、長い鼻を持ったようなMS族五体ほどが、わらわらと取り囲んできたのだ
その中の一体に目を向けた時、グラハムは緊張した声を上げる
「・・・荒熊、か!?」
「久方ぶりだな、フラッグ族の勇士殿」
その相手に何故気を荒立てるのか、エクシア達ソレスタルビーイングには分かろうはずもない
「貴殿がここに入り込むのを、我が部隊は気づけなかったというのか・・・」
彼らは今現在グラハム達と対峙している、人革連の精鋭部隊に属する、ティエレン族の一団であった
「そうではない、そちらは優秀だった。むしろこの数にまで絞らなければならんほど、超隠密行動を取らざるを得なかったよ」
それらを率いている頭目、通称"荒熊"という仇名で呼ばれている個体は、グラハムの気をもまないよう、慎重に言葉を選んでそう言う
「まぁ・・・貴官がここに居るのは、想定外だったが」
荒熊はそう言うと、エクシア達のほうに視線を向ける
「ソレスタルビーイング、と言うのは諸君らのことか」
「そうだ・・・とご返答したら?」
他の四人を護るように、ヴァーチェが手前に出て彼の質問に応対する
「我々と共に来てもらおう。従わない場合は、遺憾ながら武力に訴えさせてもらう」
チャキリ、と銃を構えるかのように、鼻のような部位を向けてくる部下のティエレン達
どうやらあれは、元のティエレンの超滑空砲のようだ
「行くとして・・・どちらへでしょうか」
ヴァーチェの横に、突然ミニサイズの両脚で立っている竜みたいな物が現れたので、エクシア達は周囲の状況を忘れ、ビックリして身構えてしまう
『私よ、みんな』
こっそり聞こえてくる声は、間違いなくスメラギの物であった
「スメラギさん!?」
「何けったいな格好してんだよ、ミス・スメラギ」
これもまた、小声で彼女に率直な思いを返答するキュリオス達
『ライザーが、私の顔を見られないようにって』
エクシア達は、ユナイトすることで素性を(結果的に)隠している。だが、スメラギは普段上空に居て注目されていないだけで、こういう状況となった場合に身の隠しようがない。これを察したライザードラゴンが、彼女をその身に取り込んで"竜人"とも言える形態へ変化し、後々彼女が困らないように配慮したのである
「さすが、ライザー。空気読めるねぇ」
「ほーんと、どっかのお堅い二人には無理だわ、こりゃ」
ライザーの良い仕事っぷりを褒めちぎる、デュメナスとケルディムが見やる先には、エクシアとヴァーチェが何のことか分からず、キョトンとしていたのである
さて、この状況はさておき
「・・・我が領地、人革連区域に、だ」
「人革連区域、ですか・・・何故、我々がそこへ行く必要が?」
人革連自治区の概要は、スメラギも一応そこそこ調べて分かっている
だが、彼らに呼びつけられる理由に心当たりがあるか、と言うと・・・
「我が方の指導者が、君らに用事があるそうだ。それ以上は、現地での説明になる」
スメラギは眉をひそめた。だが、なんとなく状況が分かってきたような気もしない
というのも、グラハムが荒熊に食ってかかったのである
「待て、荒熊!今回の我が方への武力行使といい、そちらは何を考えている!?」
「・・・領内を護る守秘義務だ、応えられん」
「それで納得するとでも?」
どうもこれは、このアーク王国内にある各陣営の、何らかの勢力争いが原因のようだ
この世界の平和を取り戻す
そのための障害として、示されたものとしてスメラギは、ジオン族のことしか分かっていなかった。だが言われてみれば、この世界にも国家というものがある以上、人民同士の問題が発生しているのは、当然考えてみるべきであった
(ファンタジーの世界だからって、少し甘く見てたかしら・・・)
どうもこうも、厄介なことになりそうな気がする
「・・・どうするんだよ、スメラギさん」
「問答無用で、この場を切り抜けるか?」
武力行使も惜しまず、この場から抜け出すことを提案するヴァーチェらだが、スメラギの返答は違っていた
「・・・わかりました。お話を伺うだけ、なら」
「・・・・・・貴殿の賢明な判断に敬意を表する」
荒熊はそう言うと、付いてこいと言って背を向けるが、彼の部からは相変わらず銃口をこちらの方に向けて警戒している
「ミス・スメラギ?」
スメラギの判断には、当然ソレスタルビーイング全員異論があった
「私たちが剣を向けるべきは、あくまでジオン族や魔界の者だけ・・・地上の人々に累を及ぼすのは良くないわ」
彼女はその疑問にまずはそう応えた。だが、もちろん納得いくはずがない
「・・・そうだが、これは状況がちょい違わないか?」
「分かってるわ。この後のことは、考えてあります」
デュメナスの指摘も彼女には予想の範囲内だった。この現状を穏便に済まし、そうしてその先のことを考えるには、今はこの方策が最善と判断したまでだ
分からないことが多い時は、火中に身を投じた方がイイ場合もある
スメラギはこれがある種の賭になるのは自覚しつつ、それでも自分たちのつかみ取りたい平和のために、やれることをやらなければと考えていたのだった
某所の森の中
木々の間に現れているシナンジュの幻影の前に、ルシフェルは跪いて畏まる
『大義であった、ルシフェル』
「・・・は。しかし、ご期待に添えるような戦果は・・・」
本来ならここに、敵の屍を並べて魂を抜きだし、主に捧げたいところだった
『構わない。彼らのことが良く分かっただけで、充分だ』
ルシフェルは主のその言葉を聞き、改めて頭を垂れる
『そこでだがルシフェル・・・天使共の走狗は、後回しで良い』
「・・・それは」
意外な命令に、ルシフェルは驚いて顔を上げる
『彼らは何も知らぬ。箱も鍵も、我らの目的も』
「ハイ・・・それは、そのようでした」
『そのようであれば、放置して構わない。暴れたければ暴れさせておけ。あくまで優先すべきは、箱と鍵なのだ』
シナンジュはソレスタルビーイングが、どちらかの要素の取得を邪魔する可能性をし敗していた。だが、現時点でそれは全くない、と判断した故であった
「確かに・・・それらさえあれば、我らの勝利は決まったも同然」
『その通りだ。彼らの始末は、それからでも構わない』
「・・・仰せのままに」
ルシフェルは再び頭を垂れ、主の命令を受け入れたことを態度で示す
そして続いて彼の前に立ったのはリボンズであった
『それでね、ルシフェル。捜索範囲を少し変えようと思う』
「・・・どこを目指す」
『ここ数週間、北側では収穫がなかった。ここは思い切って、南を攻めてみよう』
比較的遺跡が多い北側を中心に回ったが、今のところそれらしい情報も無い
元々、南にジオン族が多いのは分かっていたが、どちらかというと古代に関連する地域では無いため、敢えて後回しにしていたのだ
「・・・わかった。やり方は、今まで通りで良いのだな?」
『ああ、問題ないよ』
「そうか・・・屑共の魂を狩り、箱と鍵を見付けられたなら、一石二鳥だ・・・ククク・・・
邪悪な笑みを浮かべているルシフェルを見、『全く、良く完成した人形だよ』とリボンズは心の中で嘯く
「では公、吉報を持ちすること、尖塔でお待ち下さい」
『うむ、期待している』
「・・・は!公のご期待に応えるためなら・・・」
シナンジュの喜ぶことのためなら、何でもしよう
この方の元に居られるためなら、どんな事でもやって見せよう
・・・シナンジュへの、強烈な忠誠心を刷り込まれたルシフェルには、彼の期待するという言葉に高揚し陶酔していた・・・
(南へ・・・そこで・・・箱と鍵を、探す・・・)
ふらりと空へ飛び上がったルシフェルは、夢遊病者のようにそう呟きながら、南に向けて移動を開始した
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2011/12/05 01:04 | 偽騎士ガンダムUCVSOO本編COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

機動戦士ガンダムAGE 九話

正しいノーマルスーツ無しでMSに飛び移る方法

ウルフ「俺間違えてないよな……“肺の空気を全部出して、十五秒で辿りつけって」

ロウ「そうそう、俺もやった事あるけどきついからな」
クェス「フリット君の場合はMSで太陽光の影に入るからかなり影響が無い筈」

トビア「『空想科学読本』の著者さん、緊急コメお願いいたします。このままじゃ収拾がつかないから」


実はコレも怖いんです

ハチマキ(『プラメテス』の主人公)「太陽活動期(十一年に一度)の時には生身であれは死ぬかもしれないからな……最も音信不通で宇宙空間漂うと空間喪失症になる恐れもあるしなぁ」←原作版ではハチマキがこれに陥る話があります。


地球には行きません

キラ「案外EUに征服されていたりして」
輝「“モスピータ”の様な展開ね……」


騎士ガンダムSEEDASTRAY&騎士ガンダムOOP

・王キャラバン隊

チェルシー「モンスターの襲撃は分かるけど」
マリス「何故騎士くずれまで襲ってくるのでしょうか?」
瑠美「そうね、誘拐して人質にして政治的恫喝するかピー(達磨にして変態御用達の売春窟)にも売りつけたいじゃないの?」
紅龍「お嬢様、年頃の娘が居ますのでセリフは割愛させていただきました」
マリス「//////」
クリスティナ「過激ね」
リヒテンダール「でも天使って両性具有って解釈されるからエロいけどね」
マリス「前方に軍隊が横切ります」

注意:チェルシーとステラは其々の飛竜で空を飛んでます。


正体不明の軍隊

騎士の青年「歩け!」

鞭をふりあげ、ぼろきれのワンピースのみの少女の背中に当たる。

少女「うううっ」

少女は倒れ込む。

神官「キューエル、彼女は呪いが進み歩けなくなっている……この私が診よう」

神官のバドレーは慈愛でそう告げたのではない、その少女に儀式と称してセクハラするのである。無論それをとがめる者はだれ一人いない……筈であった。

キューエル「バトレー神官様、テント設営完了です」
バドレー「キューエル、後でこやつにえらばれし物の神棒で教えてやれ」
キューエル「はっ、ありがたき幸せ……」

・その様子を見聞きした紅龍の眼は鋭くなり、横に居たリヒデンタールが両手を合わせる。

リヒテンダール「何所の連中かしらねぇがぁこんな事する奴らにはろくなもんでもねぇえええ!」

同時に多数の砂で出来た魔人ガガが出現。

キューエル「曲者!騎士ら諸君、バドレー様をお守りしろ!」
騎士達「イエス、マイロード!」

・少し離れた場所に居たフェルトは戦場を知るべき魔導書を展開する。

フェルト「チェルシーさん、マリスさん……その少女を助けられますか?」
チェルシー『ええ、助けるわ」
ステラ『ついでにあのスケベ神官の生殖器潰しますか?』
クリスティナ「マリス、あんたって毒舌ね」

テントを吹き飛ばし、チェルシーが空中キャッチすると羽織っていたマントで少女を包む。

キューエル「おのれ不届き者、我らを神聖ブリタニア帝国の者としっての狼藉か!この騎士キューエル.ソレイティが成敗してくれる!」
チェルシー「やはり、貴方達もこの世界の人間ではないのですね。世界が違うとはいえ騎士ならこの少女に鞭を揮うなぞ持っての他……貴方達の信仰する神の教えは間違ってます」
マリス「そうです……そこの神官はロリコンで尚且つ改造マニア、今度は達磨にして豊胸してフタナリ化……凄い趣味です」

・両陣営無言になる。

チェルシー「それ何所で覚えた?」
マリス「以前の御主人さまの一人がスキモノだったので感覚共有して……」

キューエル「ゆるさんぞ!」

チェルシー「そうね、いくわよ!」
マリス「はい!」


チェルシーがランス、マリスがライフル銃を翳した瞬間其々の飛竜の咆哮が砂漠に鳴り響き、風が巻き起こる。

ジュミナス01「おっと!彼女の事は任してくれ!」

二人の身体が一瞬裸体になるも瞬時に飛竜と融合し聖騎士パラディンプロフィシー(@チェルシー)と魔導騎士シャヘル.フィメール(@マリス)になる。

キューエル「サザーランド来い!」

騎兵サザーランドに乗り込むキューエル。


ナレーター「はたして謎の敵の正体は、そして少女の正体は……次回、新たなるヒロインが登場する!」


No:3246 2011/12/05 22:57 | YF-19k(kyousuke) #vOF08ZPo URL [ 編集 ]

レス遅くなりました

YF-19Kさん>
・・・何か外伝が、ななめ45°違う方向に向かってる気が・・・w

No:3247 2011/12/09 23:18 | あるす #- URL [ 編集 ]

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