【スパロボ学園】救え イニストラード ちょっと番外【ゲー同MTGの戦い】

明日から新しい派遣先が決まりまして
スパロボZ天獄篇を始めたものの、ご報告はそれなりのペースになるかと思います・・・スミマセン

そんな中届いた、漆黒の翼さんからのSS
イニストラードという、全く別次元を救う使命を帯びている彼に、思わぬ厄災が降りかかるのです


―――――――なだめられたとはいえ、黒ヒイロに引っぺがされて以降、黒かぴはご機嫌斜めだった。
なぜなら、本体が全く自分に構ってくれないから。
流石に心配はしてくれたが、黒かぴ的には本当はかまって欲しかったのだ。

――――そのご機嫌は、学長への報告を終えナデシコCにやってきた黒ヒイロの説明で、いっそう悪くなってしまった。
本体はあの時、異世界に跳ばされて、現在はそこで発生している異変解決に奔走しているらしい。
―――――つまり、(凄まじく要約だが)冒険をしているということだ。

しかし、自分も連れて行ってという黒かぴのお願いを、本体は一刀に切り捨てた。
遊びじゃない、子供の面倒を見る余裕はないと。
子供じゃなくて妖精としての同行も認めないと、本体は言う。
学園に戻ってきたのは跳ばされた先と、その異変についての報告、加えて調査の準備の為だとも。

―――――そこまで来た所で、黒かぴの不機嫌は頂点に達した。
機嫌の悪い子供がやらかす事は、かんしゃくと相場が決まっている(はい?
かんしゃくを起こした黒かぴは、当然黒ヒイロに駄々をこねこねしはじめ……


「………」
「……………黒ヒイロ…だよね、アレ?」
「…うん、間違いない……」

梃子でも首を縦に振らない本体に、黒かぴは―――――

「かわいいにゃあ♪」←うりうりしているシロ
「黒かぴと同じ、カピバラさんだにゃあ♪」←上でのすのすしているクロ
「うわぁ、ご愁傷様としかいえないぞこれ…」←ファミリア2匹を咎める気になれないマサキ

―――よりにもよって変身魔法を使用。

『…………きゅー…』←変身魔法直撃された黒ヒイロ

本体すなわち黒ヒイロを、等身大1/1のカピバラさんに変身させてしまうのだった。
勿論、体毛は同じく黒。某FFの黒チョコボと同じく、黒い目がかろうじて判別できる程度の黒色だ。

『……きゅー』
しかも、声は出るが言葉が出せない。これは困った。


<イメージBGM:シュレーディンガーの猫   (ポップンミュージックシリーズより。トイコンテンポラリー)>


黒ヒイロに降りかかったこの災難。勿論、直ぐ学園中に知れ渡ることとなった。
というのも、ナデシコC内でそのまま変身魔法をぶつけられたからだ。

更に言うと…オモイカネの存在が大きい。
「オモイカネ、流石にオープンチャンネルは不味いです……。黒ヒイロさん意気消沈してますよ」
何を考えたのかこのメインコンピュータ、カピバラさんと化した黒ヒイロの姿をリアルタイムで、それもオープンチャンネルで垂れ流しにしてしまったのだ。
黒ヒイロになにか恨みでもあるのだろうか。いや、確かに(オフラインでだが)テラリアでルリルリが危険な目に合った事はあったが……


「もきゅ♪」←ニルヴァーシュもうりうり
「「きゃー、かわいいーー!」」←女性陣には受けがいいようだ
『…………orz』←もうやだ状態
ファミリアなどの小動物キャラや、女性メンバーなどには人気があるようだ。
その一方で、男性陣からはどん引きの視線である。
「「うわー、ないわー……」」
「暗殺目標を確認した。これより任務を遂行する(怒←もう一人の自分の情けない姿に沸点超えそうな学園のヒイロ
「落ち着けって、事故なんだし。さて、宅配宅配っと」←なだめるデュオ。宅配便のバイト中?


―――――さて、皆さんもうお気づきでしょう。
黒ヒイロが変身させられて身動きが取れないその場に、黒かぴが居ない事に。

騒ぎの発端となったこの妖精さんは、その後本体でのすのすぴょんぴょん遊ぼうとしていたようだ。
しかし、そうは問屋が卸さない。というよりも、このようないたずらが許される筈もない。
なので――――――
「……きゅ……」←魔法封じの檻の中
「何でこんな時にこんなややこしい事をする…………」←頭を抱えたくなっているクォヴレー
―――――――――黒ヒイロの存在を(一時的とはいえ)変質させた罪で、時空の番人メンバーは黒かぴを捕獲。
キョウスケ達とは別に説教コースに突入しました。

「……きゅぅ……」構って欲しかっただけなのきゅ
「それでも限度があるだろうが。アイツ、やること山積みの上、明日にはまた向こうに戻ると言ってたぞ」
「きゅきゅ…」かぴも連れて行って欲しかったの
「「いや、命の危険がある世界には連れて行けないだろう」」
「きゅ、きゅきゅ」だって、マリナ姫…
「マリナ姫は当事者だから止むを得ないんだ。刹那も跳ばされてるし」
「きゅ、きゅ、きゅ……」でも、でも、でもぉ……
―――――こんな調子である。これは暫く戻ってこないでしょう。

そして彼はこの数時間後、よりにもよってあのハマーン先生より、身の毛もよだつお仕置きを言い渡されることとなる


――――というわけで、フォーカスを黒かぴから黒ヒイロに戻しましょう。

彼は、今の姿のままでもその気になればDFSの応用で動けるらしいのだが、元に戻った際にどんな悪影響がでるか分からないと言う理由で、その場から一歩も動いていない。
――――本物のカピバラさんのように、せいぜい小さな両耳をぱすぱすと動かしている程度だ。

「うはっ、本当に変身しちゃってるよ」
「うん、そうだね。確かに可愛いかな?」
――――――――――野次馬が落ち着いて、ナデシコCに静寂が戻った頃。
一同により客室に運ばれた彼の所に、今度は新たにジュドーとシンシアがやってくる。
――――黒ヒイロの今の姿は、シンシアの女心にも少しくるものがあったようだ。

――――ゲー同部室での本来の用事、こうなったら二人に頼もうかな。
黒ヒイロはそう思案し―――――
『………きゅー』
――――声を出したが、やっぱり言葉にならないのであった。
しかし、相手のうち片方はニュータイプ。なんとかなるものであった。

ぴきゅいーん☆
「…黒ヒイロ、本当はゲー同の部室に用があったの?でも、おたくのデッキは全部自室だよね?」
ジュドーが『部室に用がある』と理解してくれてから、そこから先は早かった。
シンシアが、とっさに『部室にあるもの』を思い出したのだ。
「あっ、もしかして、シャア先生たちのガチデッキ取りに来たのかも!」
「!!そっか、跳ばされた先がMTGの世界なら、武器になるもんな!」
どうやら、ゲー同部室にいた当時の者たちには、既に報告結果が展開されていたようだ。
跳ばされた先がイニストラードである故の手段である、と二人は直ぐに納得してくれた。
さすがゲーマー(しかも片方はクイーンだし)。

「よし、んじゃ俺達で運んでおくか。黒ヒイロ、アンタの自室にトランクケースで持ってっていいよな?」
『……』縦にこくり
「OK。ゲイナーが迷惑掛けたってのもあるし、先生達のデッキ以外にも色々入れておくよ。勿論ゲイナーのカード資産からね」
「シンシア、アムロさん達はきっとファンタジーな服装だから、そんなに大荷物はできないっての!」
「わかってる!」
そうと決まれば話は早い。
シンシアの口から何かとんでもない事が出てきたような気もするが、二人は黒ヒイロの代わりにアムロ達のデッキを持ち出すべく、いそいそとゲー同部室の方に戻っていくのであった。
あの様子なら、ふざけて何かをやらかすといった事はないだろう。


(…暇だ……忙しいはずなのに、何もできないから暇だ……)
――――今の状態ではこれ以上何もできないから、今の内に寝よう。
ジュドー達に頼んだ以上の事は今の状況ではできないと判断した黒ヒイロは、勿論何かを食べたり飲んだりするような事もせず、その場で仮眠どころか睡眠を取る事を選択したのであった。

――――――――彼の判断は、合理的には正しかった。
昔の訓練結果の賜物により、どんだけ疲労していても数時間仮眠すれば臨戦態勢に戻せるのだから。(ぇ
しかし、彼は忘れていた。というよりもうっかりしていた。
ここはナデシコCの客室。つまりオモイカネの管理下の場所である事を、彼は失念していた。

これにより、すぴすぴと睡眠をとる黒ヒイロの姿を録画したオモイカネが、それを学園中にばら撒くのは、そう遠くない未来の規定事項になるのであった。
またしても哀れ、黒ヒイロ。リオン・カージから帰還して以降、何処までも弄られポジションである。
本人がいかに否定しようとも、ドMでヤンデレという認識が広まってしまった為だろうか。


なお、掛けられていた変身魔法がその効力を失い、黒ヒイロが元の姿に戻れたのは、その後の深夜…日が変わった後である事を、付け加えておく。


※筆者より補足
黒ヒイロさんは、自己犠牲精神の持ち主なので、(本人は否定しているが)本質的にはドMです。
しかし、ヤンデレではありません。ツンデレが廻りに廻ってデレツンになっただけです。

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テーマ : スーパーロボット大戦シリーズ - ジャンル : ゲーム

2015/04/05 21:57 | (合作)ゲー同MTG偏COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

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