【考察】超未来では死ぬのも大変?

ネット上で展開された、エイプリルフールのネタ合戦でひとしきり笑った管理人でございます
疲れているときには笑いもまた必要なり
しかしその疲れのせいか、急に要らんことを考えついてしまったようです・・・

あんまりまとまりのない内容ではありますが、ざっと書いてみたいと思います
※グロ表現若干ございます故、食事中の方はご注意をw

お詫びにオマケSS付けましたのでご容赦下さいww


昨今の凶悪事件などのニュースを、嫌がおうにも耳にしてしまう休憩時間
何かを得るためには何かを失わなければならず、そしてそれらは等価値であらねばならない以上、命は命以外では償えないというのに、命に感謝しないヤツが多すぎる
そう例えば、この食事の元になる命に感謝して生きないと罰が当たるだろう、と

そんな風に昼飯を食いながら思っていたのです

「宇宙生活が実際に始まったとき、人が死んだらどうするんだろう・・・?」
・・・我ながらもの凄い発想の転換(?)ですが、ワタクシのネタの閃きっていつもこんな感じです・・・

ワタクシの昔の記憶をたぐりますと、『宇宙海賊キャプテンハーロック』などの"宇宙の海は俺の海=大航海時代になぞらえた大宇宙表現"の世界で、船上で亡くなられた方を送る水葬になぞらえ、遺体を宇宙に流す宇宙葬が表現されておりました
『機動戦士ガンダム』でも、ルナ2からパオロ艦長の遺体を宇宙葬に出してましたね
宇宙戦艦の活躍する宇宙を"海"と例えるなら、まぁこの表現は有りでしょう・・・が、しかし
現実世界の宇宙葬(地上で荼毘にふした故人の遺灰、または遺骨を専用のカプセルに乗せて地球周回軌道に放出するもの)もそうなのですが
遺体そのものがスペースデブリにならねぇか?
・・・つーのが気になるわけですよ(なんて失礼なw)
ヤマトやアルカディア号なら、深宇宙だからまだいいとしよう
地球近海で遺体を流し、それがうっかり地球の重力に捉まってしまうと、よほどのことがない限り半永久的にそこを周回し続けることになってしまうのではないのだろうか
もちろん宇宙空間では、原理的に"腐敗"は起らないから、土に還るどころか(よほど時間が経たないと)大気圏に還ることもできないという、生き物としてどうなのよそれ、と言う状態になってしまう

ではそうならないためにはどうしたらいいか
一番簡単なのは、地球の重力圏を避け、且つ太陽の方向に向けてカプセルを射出することである
まぁ要するに「さようなら、僕のサンドロック」という事で(違
太陽に近づく間に、強力な太陽風と宇宙線で、カプセルも内部の遺体も"破壊"されるだろうし、最終的には太陽の近くに行けば嫌でも"蒸発"するだろう
そうすれば原子レベルに還ったそれらが、いつか太陽を介して何かの原料になるかも知れないじゃないか。うむ、宇宙の心に正直だ(ぇ?
しかしコストのかかる話ではある
射出時の軌道計算は当然のこと、カプセルの費用・原料だってバカにならなだろう
軍や政府の高官レベルじゃないと、そう言うことはしてもらえないなんて事になるんじゃ無かろうか

で、もっと気になったのはコロニー生活者の場合
『0083』でガトーが、亡くなったジオン兵の墓の前で敬礼するシーンがありますが
月にしろコロニーにしろ、あの限られたスペースに墓作る余裕ってあるの?
EVOLVE ./9でも葬式のシーンがあるし、人類の倫理があの時代まで変ってなければ、人が亡くなれば墓も出したいのは分かるが、コロニー一基作るのにだってどれだけお金かかってるかも分からないのに、そこに"亡くなった人"の居場所まで作れる物なのだろうか・・・
もっと言うと、コロニーの中って地球上以上に清潔じゃなければならないわけです。その管理された(作られた)人工の自然の中では、亡くなった方の遺体も残念ながら"異物"と化してしまう
もの凄く失礼ですが、亡くなられた原因が病気だった場合、そうでなくても遺体の腐敗による伝染病の恐れなどを考慮すると、コロニーの中に"埋める"って無理のある考え方になってしまうのではないのでしょうか
だいたい現代の人類すら、そのまま地中に埋めると、生涯でため込んだ化学物質や重金属で、見事に土壌汚染の原因になるとすら言われていますし。どこまで地球に優しくないんでしょう、人類って・・・

じゃぁどうするんでしょう?
やはり一人亡くなるごとに、宇宙葬を行っているというのが、人類の倫理から考えると有って欲しい姿ではありましょう。しかし莫大なコストとリスクがかかりますので、ハッキリ言って現実的ではない
地球に降ろすのが一番害がないとは思うんですけど・・・まさか定期的に遺体を収集する艦があるとか・・・いやいや、それだって目玉の飛び出るコストがかかるし、地球側だってわざわざ受け入れたくなんて無いだろう
まさか墓地専用のコロニーがあるとか?・・・それこそありえないか。意味がなさ過ぎる
現実的な方法としては、火葬でお骨にした状態で宇宙にそのまま放出・・・かなぁ
但しこれは宗教の枠がとっ払われてているのが大前提。だってイスラム辺りは火葬禁止だしねぇ

さらに気になるのが、メガゾーンやメガロード(マクロス7)のような世代宇宙船
特にメガゾーンだよ。メガロードは「自分たちは宇宙船に乗っている」って自覚があったけれど、メガゾーンは「嘘の東京」なんだから、極力現代に近い生活スタイルを維持していないといけない
記憶操作が行われているので、同じ時が繰り返されているという設定が背後にある。それでも人は生まれ、そして死んでいくのだから、これらを誤魔化し続けるにも程があるだろうに
軍がこっそり墓を暴いて、ある程度の期間が経った家族の遺灰を宇宙葬に切り替えたりしてたのかもしれない・・・そんな仕事させられてたら、B.Dだってキレるわな、そりゃ

そしてこれらのサイクルからも外れているのが、戦場で亡くなった方々
回収されることもない、棺桶と化したMSに残された遺体ほど、哀れを誘う物はないでしょう
あんだけ戦争やってりゃ、そんな悲しいものがたくさん宇宙をさまよっているに違いありません
しかーし
宇宙世紀にもアフターウォーにもコズミック・イラにも、ジャンク屋という職業がございまして


ルー「今日も戦死者が出たわね・・・悲しいし辛いけれど、遺体は回収してあげなきゃ・・・」

ガロード「おーい、ネモ3機分回収してきたぜー」
ロウ「ほい、ご苦労さん。どれどれ、仏さんはっと・・・すまねぇなぁ、俺たちの力が足りないばっかりにこんな目に遭っちまって。仇はとるから、成仏してくれよ」
ビーチャ「あー、○○さんかぁ。片腕飛んじまって、こりゃひでーな」
モンド「○○さん、当たり所悪かったなぁ。腹えぐれちゃってるよ」
イーノ「んまぁとりあえず降ろしちゃおうよ」
エル「あー、やだー!スーツに血が付いちゃったじゃーん!」
ジュドー「そんなのいつものことだろ、エル。気にしてたら仕事できないよ」
エル「あんまり汚すと艦長が五月蠅いの!」
ガロード「エルって意外とそういうの気にすんだな」
ビーチャ「分かってねぇなぁガロードは。そんなんじゃティファの気持ち掴めねーぞ」
ロウ「おーい、ジュドー!ちょっと手伝ってくれないか?」
ジュドー「どったのロウさん?・・・あー、こりゃまた」
ロウ「○○さんなー、上半身つぶれてんだよなー。こりゃコクピットは出せないだろ」
ジュドー「捨てるしかないんじゃない?そりゃ、コクピットのパーツ分が金にならないのは痛いけどさ」


ルー「・・・あんたら最低・・・」
一同「え!?いつものことなんだけど・・・」
つまり彼らぐらいになってしまうと、死者に敬意を払えないと言うよりも、見慣れすぎてしまって耐性がついてしまってそうだなと・・・想像してみたんですが
なんか嫌だ・・・

それにしても、空気も水もリサイクルで生活しなければならない宇宙時代に、人類そのものがリサイクルの輪から外れているってのも情けない話ではある
おまけ

「はぁ・・・」
ハマーン・カーンはグワダンの自室で深いため息をついた
僅かな窓の向こうに見える、深淵の宇宙に目を向け、思いを馳せても何も答えは返ってこない
「ハマーン様、グレミーであります。失礼してもよろしいでしょうか?」
すっとドアが開いて、脇に書類を抱えたグレミーが入ってくる
「我が軍に寄せられた、各コロニーからの要望書であります。お目をお通しいただけますか」
どっさりと机に載せられた書類の山が、さらにハマーンの心に重しをかける。が、これを無下にするなど、アクシズの指導者としてできることではない
「ご苦労。戦闘の折を見て確認していくとしよう・・・」
いつもなら覇気のある声で答えるハマーンの様子がおかしいことに、グレミーはすぐに気づいた
「いかがなさいましたハマーン様。お加減が悪くていらっしゃるように見えます」
この頃はまだ『有能な部下』だったグレミーは、心底心配して声をかけている(まさかこの後反乱を起こすとは夢にも思っていなかったろう)
「うむ・・・」
ハマーンは少し目を閉じて息を吐いた後、意を決したように口を開いた
「どうにも、人の心とは御しがたいものだな」
「は?」
グレミーには、ハマーンが何を言いたいのかよく分からない
「笑ってくれるなグレミー。私がどれだけの力を持とうとも、思い通りにならないこともある、ということなのだよ」
自嘲気味に笑いながらコーヒーを口にし、書類に手をかけるハマーンを見て、グレミーはははぁと感づいたようだ
「ハマーン様、失礼を承知で伺いますが・・・もしやハマーン様は、恋をしておられる?
ぶっ
ハマーンは盛大にコーヒーを吹き出した
「なななっ、いきなり何を言い出すのだグレミー!」
「ご無礼申し訳ありません。しかし、その反応は"図星"とご自分で仰っているようなものですよ」
いたずらっぽく笑うグレミーに対し、ハマーンは引きつった笑みを浮かべるのが精一杯である
「して、該当するのはどの将兵でありましょう?必要と有れば、私がこっそりそやつの様子を伺って参りましょうか」
どう見てもおもしろがっているとしか思えないグレミー
「いや、それは無理だ」
「恥ずかしがることもありますまい」
邪心無く突っついてくるグレミーに頭が痛いハマーン。思わず頭を抱えてしまうが、これ以上誤魔化すともっとおかしな事になりそうだ
「それができぬ相談だから困っているのだ・・・この気持ちが貴様の言う"恋"なのかどうかは分からんが、その気になる相手は、その・・・敵方にいるのだよ・・・」
「なんと、連邦にですか」
「他言は無用だぞ」
仮にもアクシズの指導者が、連邦内部に気になる相手が居るのもどうか、と言うことか
しかし、またもグレミーはクスリと笑って返す
「ご安心ください、ハマーン様。実は私も、エゥーゴのパイロットに胸ときめいているところでございます」
「なんだと?」
ハマーンは驚いて目を見開く
「ハマーン様。人が心ときめく瞬間、その相手は時も場所も選ばないものなのですよ。私も自分をどうかとは思いましたが、このところ彼女のことを思う度、休息時間にもろくに眠れぬ日々が続いてしまうくらいであります。ハマーン様は我らの大事な指導者でありますが、一人の人間でもありますから、そう言うお気持ちがあってもよろしいのではないでしょうか?」
気のせいか妙にキラキラした空気を背負った状態で、恍惚とした顔で演説してみせるグレミー
端から見たらおかしな風景だが、今のハマーンには妙に説得力のある言葉であった
「そ、そうか・・・私の気持ちは、そうおかしな物ではないと言うことなのだな」
「ハイ、むしろ普通かと」
と、急に普段の覇気を取り戻していくハマーン
「感謝するぞグレミー・トト。これで踏ん切りが付いた。これからはヤツ相手にも、遠慮無く行かせてもらおう」
「それでこそハマーン様。私も影ながら応援させていただきましょう」
「貴様もそのパイロットを逃すのではないぞ」
「ハッ、お任せ下さい!」

「・・・何か寒気がする・・・」
ZZガンダムの整備をしていたジュドーは、コクピットの中で身震いした
「どうしたのジュドー、風邪でも引いた?」
様子を見ていたルーがジュドーの額に手をかける
「熱はないみたいだけど」
言われるジュドーも眉間にしわを寄せて、釈然としない顔をしている
「うーん、口にするのは難しいんだけどさ」
奥歯に物が挟まったような、その言い難い気持ちを無理矢理表現すると
「すごくずうずうしい、年増な女の妙な視線を感じた」
「・・・なにそれ」
「俺にも良くわかんねぇよ。ただ、危険って事だけは確かだな」
「ふーん、敵襲が近いって意味?」
「ある意味間違ってないかも知んない」

頑張れジュドー!
宇宙世紀のミンキーモモ ハマーン・カーンの軍団が迫っているぞ
その魔の手から死ぬ気で逃げるんだ!!

(終わり)
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テーマ : 日記・雑記 - ジャンル : ゲーム

2008/04/02 01:20 | アニメ考察COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

死して残るは心か物か・・・

う~む、目を背けずに考えるならばあるすさんの思考はもっともな事でしょうね・・・しかし、TVでちらっと見た話によると

命綱が外れて宇宙に投げ出され、回収不可となった宇宙飛行士は
(地球の近くならば)引力に引かれて衛星軌道を廻りながら、ゆっくりと周回半径を狭めつつ大気圏に落ちて灰となるようです。
(逆に、地球圏外の方向ならば)他の惑星の引力に引かれて上記と同じようになるか、どこまでも流されて行くか・・・はたまた恒星の熱で灰になるとか。

コロニー等の葬礼となると・・・小柄な墓標だけ建ててから火葬して、
遺灰を宇宙に流すか、何らかの形で無毒化してから埋葬というのが有力な気がします。
墓標が面積を取るというのならば慰霊碑を建てて名前と没年のみを刻むとか、事務的な管理ならばそれを慰霊碑と称したコンピュータに記録するというのも未来では「有り」なのかもしれません。
MSなどで戦死ならば・・・回収し、通常の葬礼に。回収不能ならばドックタグのみを持ち帰り、システムが生きているならば自爆・・再起動も不可ならば、乱暴ですが外部からの爆破などになるかなーなんて考えます。
実際の戦争でも、戦場での戦死ならばドックタグのみの回収が多いようです。あれは認識標であると同時に戦死者の簡易な死亡確認標ですから・・・
旧日本軍の方が戦死された時には腕などを切り落とし、煙の立ちにくいように肉を削いでから火葬して遺骨を持って帰ったとか。

とにかく、葬礼にあたっては墓標であれドックタグであれその故人の「生きた証」を残す事が大切だと思っています。後はその故人が生前に遺したモノ・・・物や思い出、功績等をどう受け継ぐかも重要でしょうね。


まぁ自分が死んだとて、めぼしい物はかっさらわれてどうでもいい物はネットオークションで金に変わって最後に残るは墓標と遺影・・・となるでしょうが(笑)

No:234 2008/04/02 21:53 | ワイルドヘヴン #- URL [ 編集 ]

電脳の墓標

毎度どうもです
ガンダム無双のジェリドモードがエラいことになっているあるすです

>命綱が外れて宇宙に投げ出され(ry
まさにファラ・グリフォンの悲劇・・・

>コロニー等の葬礼となると(ry
確かに現代でも電子上での墓地というサービスは出始めていますし、非現実的な話ではないですよね

>回収不能ならばドックタグのみを持ち帰り(ry
しかし座標取りさえ難しい宇宙空間では、このドックタグの回収すら困難なのではないでしょうか
だからこその、ブライト艦長曰く「ハサウェイ、母さんに遺書を書いておけ」というヤツなのかもしれません
出撃前には、親しい整備員にドックタグを預けるパイロットの姿なども想像はつきます

ああ、ドックタグって言うと、やっぱりボトムズですよなぁ・・・


それにしてもこの電脳の世界で匿名でやり合う世界では、つくづく突然死んでいなくなるっていうのが怖いなと日々思っています
つまりワタクシが明日突然死んだとなると、このブログが電子世界に半永久的に漂い続けることになるわけですよ
まさにブログが墓標(不吉だ)
何せウチの両親だって、これ書いてるパソコン、売れば多少金になるかな~くらいしか思ってないだろうしw

No:235 2008/04/03 01:33 | あるす #- URL [ 編集 ]

劇場版マクロスFで戦死者が分解槽に入れられ物質循環がなされるのを確認。マクロス系列は船団内で密閉型バイオスフィアが完成していると思われる。

No:4995 2015/03/11 15:38 | ゆみる #- URL [ 編集 ]

死亡も様々

『プラネテス』の世界ではかつては宇宙葬があったけど禁止されてます。そんな中軌道に乗ってしまって地球に戻ってしまった宇宙飛行士の御遺体をどうするかでひと悶着する話があるんですよ。結局は主人公とタナベのやりとりでその宇宙飛行士の娘が引き取る事になりました。

宇宙葬は『宇宙戦艦ヤマト』や『スタートレック』にも見られる設定で、水葬の延長線上ですね。


実際の宇宙葬は遺灰を人工衛星に載せる方式です。


マクロス世界では数百年単位の宇宙移民を想定してフロンティアの時代(西暦2059年)では既に密閉型バイオスフィアシステムが普通になってます。マクロス7船団内でも宗教艦が存在して墓地になってますのでもしかすると既にシステムが確立していたと思います。

No:4998 2015/03/12 20:33 | YF-19k(kyousuke) #vOF08ZPo URL [ 編集 ]

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