〔漫画書評〕トライガン・マキシマム(全14巻)

やるゲームがしばらく後になるので、ず~っと放置プレイだった漫画の感想をいくつか
まずは完結した漫画から行きましょう
というわけで、トライガン・マキシマム 13巻とラスト14巻です

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(2007/11/09)
内藤 泰弘

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(2008/02/27)
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あるすにとっては実際、11巻のラストでウルフウッドが死んだときに、ある意味終わっていた漫画ではあります
それくらい、ウルフウッドの物語の終わらせ方が見事すぎた、ということなのですが、そのせいで以後、2巻かけて行われた最終決戦は、(個人的な感想ですが)無理矢理の引き延ばしに見える部分があったのも事実でした
ただ、劇中でも語られているとおり、100年以上に渡る理解し合えなかった二種族間の確執が、それだけ深く埋めがたいモノであったがために、そう簡単に話が終わってはいけなかった部分もあるのでしょう
こうして
ナイブズは当然、死(?)という形で退場し
ヴァッシュの辿り着いた
「終わらないドタバタ劇への回帰」
というエンディングは、ある種必然にして上手くまとめたものだと思います

それだけに、ラストに向うにつれ画面のごちゃごちゃが増していったのが、惜しまれてならない
特に13巻中盤から14巻冒頭に至る、ヴァッシュvsレガートの戦闘シーンは正直、ごちゃごちゃを飛び越えてワケがわからない(いや、ワザとワケのわからない内容にしているのかも知れないけど・・・)

さらに惜しまれるのは、書いた方が良かった(と思う)シーンや伏線の消化がいくつか飛んでいること
例えば、舞台となっている砂漠の惑星ではなく、人類の故郷である地球でのプラントと人類の関係、現在の良好な状態に至るまでに経たであろう経緯、そもそもプラントとはなんであるのかという部分が完全に飛ばされている
もちろんこの説明が無くても話は終わらせられたが、今後の砂漠の惑星での共存生活にあたり、どんな希望があるのかという明確な説得力が、イマイチ弱いのではなかろうか

そもそも、地球より現われたプラント(クロニカ)達を始め、基本的にプラントが女性体であるのに対し、何故ヴァッシュとナイブズは男なのか
これもたぶん伏線だったと思うんだけど、結局そのままになってしまった
何ともすれば、もっと上手く使えたんじゃないのかな、この設定は
生物界において雄とは、その生物の"特徴"に幅を出すために存在する部分が大きい。つまり雄を生み出した時点で、プラントが人類の手を離れ始めていた、という暗示だった可能性があったということだ
(使い捨ての存在から、自ら増殖する存在に進化した)

・・・とは書いたものの、この作者
もしやこれを伏線とかなーんも考えずに書いていた可能性もあるしな・・・
オマケ漫画などの内容を見るに付け、かなり勢いで書いている部分が散見されるような
ま、とりあえず極端に無駄に引き延ばされることなく、無事に終了したことを喜ぶべきか
今の時代、終わらせたくても終わらせられなくて苦労する漫画家も多いつーからね

そして内表紙は最後の最後までお遊びであった
14巻なんて、鳥山明のパロディと来たか(しかも画風がDr.スランプの頃の懐かしいヤツ)
ヤンキンアワーズ系のコミックには、みんなこういう内表紙のお遊びがあるらしい・・・見たこと無いけど、ヘルシングの内表紙もかなりキてるんだとか?

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テーマ : 漫画の感想 - ジャンル : アニメ・コミック

2008/05/29 01:12 | 漫画書評COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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