[7月購入マンガ]トライガン・マキシマム【12】

トライガンマキシマム 12 (12) トライガンマキシマム 12 (12)
内藤 泰弘 (2006/07/26)
少年画報社
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週刊だろうと月刊だろうと、好きな作品の連載を楽しみに日々を過ごすこともある
ただ、得てして連載中のチラ読みは、その時の展開の遅さやページの少なさに萎えることもしばしばある

そろそろ終盤も大詰めとなったトライガンであるが、連載を立ち読み(失礼)してる間は、展開がグダグダなのがすごく気になり、さらに言うなら「作者・・・疲れてないか?(滝汗)」という余計な心配もして、マジで見限ろうかと思ったものである
だが、コミックとしてさらりと修正&まとめの入った展開を、心を落ち着けて見てみると
「あー、妥当な流れだったのか・・・私が悪うございました、切腹 (゜Д゜)」
という感想に辿り着いた
連載ものにありがちな、読者が我慢できずに頓挫する例に該当するのかも知れない
とはいえ、もうちょっと引っ張りすぎの感があるのはやっぱり感じるので、もういい加減ばっくり風呂敷をたたんでもらいたいなぁとは思うのだ


恒例の内表紙は言わぬが花という事で

今まで出てきたほぼ全てのキャラクター達、旅の軌跡を思い出すヴァッシュからスタート
たぶん、ヴァッシュは自らの死を自覚し、覚悟している

その先からは、地球からの救援艦隊の動き、惑星でのナイブズとヴァッシュの対峙、それらを取り巻く者たちの動きがきりきりと入れ替わり、何度か読まないと時系列や物事が整理しづらい

まず重要なのは、地球上では人類と独立型プラント(普通のプラントも?)との間では、何らかの形で支援・協力体制が確立しているということである。クロニカとドミナの会話から、少なくとも何度かナイブズよりは規模の小さい融合体が出現したこともわかる。恐らく少なくない争いを経てここまでの関係を確立したということになる(でなければ前の巻で話があったように、クロニカの世代に"融合できないようにする"仕様を組み込む理由がない)
この環境に至る経緯が分かれば、惑星上での悲惨な状況にも一条の光が差すような気がする

それは、ヴァッシュにしてみれば喜びと希望になるかも知れないが、ナイブズにしてみれば「人間の隷下」にしか見えない。バッシュの予想通り、艦隊に向けて触手を向ける
地球艦隊にとって最悪の事態を回避したのが、プラントの力を込めたヴァッシュの弾丸
純粋で圧倒的なプラントの力で全てを薙ぎ払おうとするナイブズと、自分の命を削って作り上げたまさに"渾身"の弾丸を放ち続けるヴァッシュとの戦いが始まる

この二人のやり取りを見ていると、ナイブズの言う事なす事の方が、実に人間らしくて可笑しくなる
プラントのみを正義とし、人間を悪と決めつけて粛正するその姿は、どう見ても人類が過去から現在にかけて行っている戦争の愚行を体現した姿に他ならない。そしてそれに全く気づかないナイブズは道化以外の何者でもないだろう
それに比べてヴァッシュの行いは、どれほど近づこうとしても人類には真似できない行為である。血を吐き髪を真っ黒に染めても、それでも互いを知ろうと執拗に行動する彼の姿はある種異常ですらある

プラント達は何を思ってこの二人を人間世界に送り出したのか?
なにせ地球の独立型プラントと違って、二人は男なのである
雄は雌の集団が多様性を帯びるために必要な存在である。つまりある種、種族の方向性を決めるための存在と言っても良い
もしそうなら彼らは、プラントが人間と共存するか独立するか、決めさせるために誕生したのだろうか?

さて街中ではミリィやメリル達が大暴れである
そこにフォローに入ったリヴィオ・・・その姿は星○鉄郎へのオマージュですか?
そういやエレンディラのコスチューム・・・鞄(の形をした武器)・・・メー○ルか、メーテ○だよな
今更気づいたよ。銀河鉄○999へのオマージュか、こいつら
"彼"の意志を継いでか、犠牲を最小限にとどめる努力をしつつ、エレンディラの元へ辿り着くリヴィオ
いろいろな意味で、こちらも決着をつけるときだ

最後にはレガートがご登場
彼の生い立ち、ナイブズに従ったときのことなどが少し描かれる
それにしても、あんたの武器?(マショトーリカみたいなやつ)これは一体全体なんなんですかね
ヴァッシュとナイブズの決着は一時お預けで、まずはレガートと対決が終息していくのか

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テーマ : 感想 - ジャンル : アニメ・コミック

2006/08/12 01:30 | 漫画書評COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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