【投稿SS】Gravity scale out~月光の下で(1)~

『ガンダムバトルユニバース』
以前作成したキャラ、“ガロード”と“デュオ”のコンビを育てるプレイを再開
なんと、実質の五周目・・・中毒性が酷いんですよ、このゲーム
故に、マップをクリアしてMSが入手される度、尋常ではない改造の施された機体がゾロゾロ手に入り、楽なこと楽なこと・・・
キャラは弱いのに、がんがんマップをSランククリアできる爽快さよ

しかし、ガロードをブルーデスティニー三号機(=NTを狩るMS)に乗せているワタクシは、いけない人
さらに、デュオをボール(一応限界突破して魔改造されてるけど)に乗せているワタクシは、です


イヴさんが改めてSSデビューでございます
以前プロローグだけ載せた、Gravity scale outの続編が、いよいよ形になって参りました

なんでも、『エレメンタルジェレイド』の設定を織り交ぜたんだそうですが、ワタクシがこの作品について疎いので、勉強中だったり・・・
では、プロローグの再掲載から行ってみましょう


どれほど経つのだろう、かつてニュータイプと呼ばれた者達がこの母なる大地を経ってから。
いつまで続くのだろう、このむなしい戦争は。
もはや私という人が存在したのか、そんな思いを本当に抱いていたのかわからないほどに生きてきた。
荷を降ろすこともかなわず、ただ地球で起こった出来事を記録し、いつかまた自分と対峙する者を待つばかりだ。
自問自答しても意味がない。もうそんなことわかってたはずなのに、また繰り返すとまだ人間であることが嫌というほど思い知らされる。

なぜ、とうの昔に死んでいて当然の自分がまだ生きているのか。
なぜ、人は争いと過ちばかり繰り返すのか。
なぜ、ニュータイプの本当の意味を知らないで信仰している人ばかりが増えていくのか
なぜ、あの未来が現実になったのか。
なぜ?なぜ・・・。


俺の名はネイト・エヴィン。
俗に「武器種族」と呼ばれているエディルレイドだ。
こういうことはみだりに他人に話しちゃいけないらしい。親父曰く(少なくともこの星では)このことを話すと、その人が同族ならともかく、人間に話すとそのまま連れてかれて、道具や兵器としてこき使われるそうだ。
それはどうも俺達エディルレイドは結構希少な種族で、しかも俺のような男のエディルレイドは親父達が移住してくるまで確認されなかったからだそうだ。そして同族の証には、体のどこかに核石(エレメンタルジェレイド)と呼ばれる宝石が埋まっている・・・。
まぁ、自己紹介はこれくらいにして、とりあえずなんでこの宇宙をさまよっているのかというと、親父達がまだ人間だったころに住んでいた地球という惑星が、今どうなっているのかの調査に選ばれたからだ。
どうも向こうでなにかいざこざがあったらしく、(とくに俺の親父は)行ってくるのが気まずいそうだ。
で、何も知らない俺が選ばれたというわけだ。ほかにも子供はいたが妹は体が弱くていけない。そもそも、モビルスーツを子供達の中で一番うまく扱えるのが俺だから、選ばれたんだと思う。
そしてワープで太陽系まで送り届けられて今やっとたどり着いたわけだ。
これから、俺の旅が始まる。
レポートを書きつつ、月を目指せと親父は言った。月に何がいるのかは俺が今確かめる。
やっと地球にたどり着いたようだ。
それにしても綺麗な星だなぁ。こんな星で戦争が起こったなんてとても考えられない。
まずは地球に降り立たないと。
ん、なんで月に行かないんだって?
そりゃあ俺だってさっさと用事を済ませて帰りたいさ。でもこのカメラにきちんと地上の様子を写してこないといけない。そもそもこいつが任務の主な目的だ。でなきゃ親父にしかられるのは俺だからな(ジュドーのおっさんはともかく、親父はとにかくきれると怖い)
「さて、そろそろバリュートでも開くか。」
この大気圏用のバリュートは原始的だが、こいつがないと大気圏に突入したときに燃え尽きちまう。
「・・・あぢぃ」
大気圏突入がこんなに暑いなんて聞いてねえぞ?!
「・・・ふぃ~、何とか突入に成功したか。っと、ここはどこだ?」
バリュートをしまって地図を見てみると、どうやらここは北米大陸あたりらしい。とにかく町を探さなきゃな(親父がくれた地図は何百年も前のだからな。信用できない)
それにしても随分と荒れた土地だなぁ。この地図が確かなら、ここらへん一帯はでかい農業地帯のはずだぞ。やっぱり戦争でもあったのか?
「何だ?ありゃ・・・。」
ちょっと進んだところで戦闘があった。どうやら野盗どもが喧嘩を始めたらしい。
「回り道かぁ、めんどくせぇなぁ。」
喧嘩ならいつでも買ってやると言いたいところだが、モビルスーツでの戦闘は命にかかわってくる。今ここで死ぬ訳にはいかないので仕方なく回り道を選んだ。そしたら・・・・・。
「何だ?あの光は・・・。」
急に真後ろに光の柱が現れた。といっても随分と細い。相当遠くに何かいるのだろうか?
「アラートの警報・・・?・・・・・げ?!!」
何だ?!あの円盤は!!しかもこっちに来てる??!
「う、うわぁぁぁ!!くんな!こっちに来るなぁぁぁ!!!」
とその時だった、ちょうど光の柱が見えた方向からビームが迫ってきたのは。
「わぁぁぁぁぁーーーーーー!!!」

・・・どうやら俺はまだ死んでないようだ。あの時に円盤が来なかったら、俺は間違いなく死んでいただろう。俺は親父みたく勘が鋭いわけでも、お袋みたく未来が見えるわけでもない。
(本当に・・・助かったんだ・・・・・)
俺はぼんやりとした意識の中でそう思った。
「・・・痛ってぇ・・・。何とか助かったな・・・・・って、うわぁぁぁ!!」
ガンブラスターが壊れてる!しかも修理不能なまでに大破してるぅ!!
「一体どうやって町に行けばいいんだよ・・・。」
幸い、荷物は無事だ。だけどモビルスーツという足が使えなきゃ困る。野宿の道具も食料も十分だが、こんな荒野のど真ん中じゃあ食料はいつまで持つかわからない。
「はぁ・・・なんでこんな・・・」
こんなことになったのか、と言いかけたときだ。
「あ、さっきの円盤・・・。なんか微妙に光って・・・?」
で、なんかの収穫になるかと思って、急いでカメラを取り出して録画を開始した。
しばらく見ていたが何の変化も起きないから、カメラを地面に置いて円盤に近づいてみた。さっきより光っているように見える。地面に置いたカメラを持って近づいた。
「すっげー綺麗・・・。ちょっと触ってみようかな・・・。」
ちょっとなら大丈夫だろうと思った。そしたら急に円盤が動き出して・・・。
「な、何だ!こりゃ・・・って、体が・・浮いて・・・?!」
円盤から光の渦が出てる!しかもその中心にいて浮いている?!
「・・・なんだか暖かい光・・・。あれ?なんか周りに集まって・・・・・?」
いつのまにか、地面に下ろされていた俺が見たのは何かが生まれてくる瞬間だった。そして生まれてきたのは・・・。
「ブレン・・・パワード・・・・・?」
黄色と黒のカラーリングのそいつはたしかに、ジュドーのおっさんが見せてくれた写真の中に写っていたブレンパワードだった。

これが、俺の旅の中で一番の親友になるブレンとの出会いだった。
「こいつがブレン・・・・・。俺に乗ってほしいのか?」
そいつの無機質な瞳には何を言いたいのかよくわからなかったけどとりあえず荷物を抱えて乗ってみた。
「ふぅん、こんな風になっているのか。意外と丈夫そうだな。」
生き物、と聞いて入ってきた先入観で、中身は(つまりコクピットは)柔らかいというイメージだったが、どうもそうではないらしい。とりあえず
「なぁ、ブレン。とりあえずどこか適当な町を探してくれないか?」
と言ってまずは人々の様子を見ることにした。

「・・・見えた。あれがここで一番近い町か・・・。」
俺は、親父から聞いた話とはかなり様子が違うことから、時代が違うことを実感した。あれは町というよりはちょっとした集落か市場みたいな感じだった。
「とりあえず降りてみるかぁ。」
・・・なんだ?下に降りないぞ?
「どうしたんだ?ブレン、何も怖くないぞ。」
よく見ると下の方が騒がしい。
「!!ありゃぁ・・・モビルスーツ!町を襲ってやがる!!!」
少し離れたところにモビルスーツが町を襲撃していた。俺が見たこともない(たぶん親父達も知らない)タイプだったが、そんなことは関係ない。なにより喧嘩にほかの人を巻き込んだり、強盗を働くやつらが俺は許せなかった。
「いくぞ!ブレン!!」
どうやらブレンも同じ思いを抱いていたらしく、まっすぐに敵に向かっていった。
「てめぇ、やめねぇかぁぁ!!」
「ああ?なんだと?」
ブレンは町の人たちをかばうように立ちふさがった。やっぱりブレンもこいつが許せないのか?
「金がほしいなら働け!盗むんなら人殺すな!!八つ当たりの相手なら、この俺が引き受ける!!!」
「生意気言うんじゃねえよ!こんガキが!!」
「ブレン!とりあえず町の外に出るぞ!」
こうして、俺とブレンの初めての戦闘が始まった。

「けっ、口ほどでもないな!所詮はガキだなぁ!!」
「くぅ、たのむ、頑張ってくれブレン!」
どうやらブレンはまだうまく戦えないらしく、一方的に押されていた。
「くらえ!!」
「し、しまった!」
まずい!ブレンが地面にたたきつけられた!!このままだとやられる!
「止めだ!死にな!ガキ!!」
「・・・ブレン!こんなところで終わりか?!もっと広い世界を旅してみようぜ!それに、こんな盗賊まがいのやつにやられて悔しくないのかよ!ブレン!!」
すると、言ったことがわかったのかブレンがバリアを張った気がした。
「こいつ、俺の攻撃を防いだだと!?」
「いまだブレン!いっけぇぇぇーーーーー!!!」
体制を立て直したブレンは、相手の頭部のメインカメラを切り離した。
「ちいい!覚えてやがれ、ガキ!!」
捨て台詞を吐いてあいつは逃げていった。メインカメラを失っただけでも使い物にならないらしく、モビルスーツはそのまま置いていった。
「ふぅ、お疲れ様ブレン。よく頑張ったな。」
ほめられているのがわかっているのか、うれしそうに鳴いていた。とりあえず町に戻って報告した方がいいか。

「ありがとうございます。本当に心から感謝しています。」
「いや、俺とブレンも最初はやられそうだったし、なによりああいうやつが気に食わなくて、俺から喧嘩買ったようなものだから・・・。」
どうやらこの町に限らずこの地方一帯ではよくあることらしく、町の人たちもあきらめかけていたけど、今回俺が追っ払ったのは極めて稀なケースらしい。
「今後も同じような野盗が現れたらぜひ・・・」
「いや、旅の途中でたまたま見かけただけだから。」
「そうですか・・・。それは残念です。」
・・・・・なんだかこの場を去りにくい空気になってきたな。・・・どうしよ・・・そうだ!!
「あのさ、どうしてもお礼がしたいならなんか食うもんもらうよ。できれば旅をするから生ものじゃなくて保存できるものがいいな。」
「なら必要なだけ持っていってください。食料だけでなく、旅に必要なものも・・・」
「いや、飯だけでいいや」
やれやれ、人助けしたものの、その後が大変だったな。

「それにしてもまだ子供なのになぜ旅に出ているのですか?」
そうきたか、困ったな。正直に理由を話しても、正気を疑われるか手のひらを返したような態度で追い出されるかだ。かといって適当な理由も
・・・ん?まてよ?これならきっと・・・。
「俺を捨てた親を探しているんだ。手がかりもあるからきっと見つかると思う。」
「・・・そうですか。これはとんだ失礼を・・・。」
「いや、いいんだ。見つかれ済む話だし。」
親父には悪いが、今はこうでもしなければ信じてもらえない。
こうして俺とブレンは町を去っていった。
「もう夜なのか。時間も夜遅いし、ブレン。今日はここで野宿するぞ。」
俺達はとりあえず近くの泉で野宿することになった。・・・それにしても寒い。
「レポートも書き終わったし、晩飯も食った。そろそろ寝るか?ブレン。」
なんだろう、ブレンが警戒している。
「ブレン。まさかまたあいつか?」
すると赤い目のようなものが一斉に光って
「またあったな!ガキ!」
「お前はさっきのやつ!仲間を連れてきたのか!!」
「おうよ!昼間はよくも俺に恥をかかせてくれたな!そんときのお返しだ!!」
一斉にモビルスーツが出てきた。なんてしつこいんだ、あいつらは!
「ブレン!とりあえず逃げるぞ!!」
「まて!逃がすか!!」
ブレンの瞬間移動(バイタルジャンプだったかな?)でもすぐに追いついてくる。一体どこまでしつこいんだ?!
大勢を相手にすると負けるのはわかっている。けど向こうがしつこいとどうしようもない。
「てめぁら!しつこいにもほどがあるぞ!!」
「昼間はお前から喧嘩買ったんだろ!それにアンチボディは高く売れるからな!こっちも食ってけねぇんだよ!!」
しつこく追い回すのはそのせいか。だけどブレンを渡すわけにはいかない。きっとひどい目にあうに決まっている。
「もうここまでかよ・・・。」
そのときだった、”彼”と出会ったのは。
「やい!お前ら!大勢で一人を追い回すのは卑怯だぞ!!」
「あん?だれだ?てめえは?」
俺も思わず声のするほうに向いた。そこにいたのは
「俺は炎のモビルスーツ乗り、ガロード・ラン様だ!!
そしてすぐ後ろにはもう二体の”ガンダム”と白い戦艦だった。

これが彼、ガロードとの出会いだった。
《続く》
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2009/04/20 23:20 | SS【スパロボ系】-Gravity scale outCOMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

期待してます!!

どもっす!

最近、一次面接通過のお知らせが来て、改めて気合いを入れ直したあっしです

で、イヴさんのSS。ブレンパワードとXという、まだクロスオーバーものではお目にかけていない組み合わせに期待大です

ネイルとガロードのこれからもそうですし、外伝とあるすさんのSSの期間におけるウッソたちの動きも気になります

あと、特撮オタなあっしとしては、今回の話の流れは『仮面ライダー響鬼』の前半に似たようなものを感じました。後半?何それ、おいしいの?(爆

…にしても、あっしも久しぶりにSS書きたくなってきました

今考えているのは、原作版『ゲッターロボG』のエピソードにランドルートのデストロイ撃破~同士撃ちの間の空白を埋める形の「新説・ブライ誕生」

もう一つは、もしZEUTHが過去の出来事ゆえに歩みよれず、ラスト近くのカイメラとの決戦時にようやく一つになるというifの話です。個人的には、この作品では主人公の一人にキラを置いて、あっしなりに彼と向き合いたいです(フレイやクルーゼとの件など)

またもや長くなってすいませんでした。では、今日はこの辺りで失礼しやす!

No:1263 2009/04/21 00:31 | 弁慶 #9fYuzJy. URL [ 編集 ]

度々すいません

今回のSSの主人公の名前、ネイトでしたね

イヴさん、申し訳ありませんでしたm(__)m

No:1264 2009/04/21 00:36 | 弁慶 #9fYuzJy. URL [ 編集 ]

プレッシャーが・・・

どうも、旅行から帰ってきてSSも書き上げられて。気づいたら載せられていてひょうかにどきどきしているイヴです。

いやぁ・・・このSSちゃんとした終わり方になるか不安だなぁ・・・。何か感想だけでなく、ご要望があったら言ってください。答えられる・・・かも(ぉぃ

ちなみに主人公の名前の由来は黄昏色の詩使いというラノベのシリーズの主人公から拝借いたしました。妹の名前もそのラノベのヒロインの名前・・・になるかも(ぇ

今後もどうぞよろしくお願いします。

No:1265 2009/04/21 06:56 | イヴ #cnZdQCf. URL [ 編集 ]

ネタが四つ降りてきてるのに

仕事で疲れて頭が回らない

弁慶さん>
まずは就活の一つの山を経過しておめでたい
ま、会社は一つじゃないので、人生の全てをそこに賭けないよう


イヴさん>
>何か感想だけでなく、ご要望があったら言ってください
ワタクシが気になっているのは下記の点ですな
1.∀が出るとして、オルファンが月光蝶のバイオハザードを、いかにして乗り越えたか?
一応オルファンも生き物であっても、無機物としての部分を持ってますのでね
2.ジャミル達の扱いをどうするのか
α外伝では、彼らはムーンレイスでした(それ故勢力が判りやすい)
Zでは普通の地上人でした
この差異により、ストーリーに違いが出るはずでは

No:1266 2009/04/22 01:26 | あるす #- URL [ 編集 ]

ありがとうございます

まずは私信から

師匠>
・・・まぁ1の方はちゃんと考えています。でも2の方はあまり考えてません(ぇ 
ええ、なにせ最初にやったスパロボはZでしたから(α外伝はやったことない)・・・ってなんか言い訳みたいですね。すいません考えておきます。切腹してお詫び申し上げます(ぉぃ

弁慶さん>
遅くなりましたが、一時面接通過おめでとうございます。

なんだかやる気が出てきたので頑張ります!

No:1267 2009/04/22 06:25 | イヴ #cnZdQCf. URL [ 編集 ]

熱が出てきた

さすがに一晩でSS書くのは勢い余りすぎだな

> ええ、なにせ最初にやったスパロボはZでしたから(α外伝はやったことない)
えーとだとすると、外伝のジャミルの設定を一応書いておこう
元はムーンレイスで、地球荒廃の原因を造ったとして、冷凍刑になっていた
(外伝の世界では、月光蝶のバイオハザードと、大量のガンダムXによるコロニー落下が、ほぼ同時に起きている)
なのでギンガナムと知り合い
ちなみにフロスト兄妹もムーンレイスで、ほぼギンガナムの部下状態
余談ながら、テクスも元ムーンレイスだったりする
ガロードはほぼ設定どおり、ロランも設定どおり、ジロンは説明不要か

No:1268 2009/04/22 22:17 | あるす #- URL [ 編集 ]

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