【投稿SS】「一年戦争・知られざる悪魔の黙示録~1~」

長谷川裕一先生の描くU.Cガンダム系の漫画には、“グレイ・ストーク”なる人物が出てくるのをご存じだろうか
木星船団のリーダーであり、骨董品級のMS“ガンプ”を駆るこの壮年の男性
言動からしてジュドーであり、“ガンプ”も顔を割るとハイメガ・キャノンが出てくるので、どう見てもΖΖです、本当に(ry・・・と言いつつ、それは非公式なネタとして扱われていた

しかし『Gジェネ魂』において再現された、『クロスボーンガンダム・スカルハート“最終兵士”』において、ストーク卿の声がついた
しっかり矢尾一樹氏で(笑)
それは要するに、公式にアレが年食ったジュドーだ、と認めたのかいバンナム?
次作には『クロスボーンガンダム 鋼鉄の七人』も入るんだから、また出てくるよストーク卿

個人的にはアレを認めるなら、『逆襲のギガンティス』も認めてくれよ、とか言ってみたい
※そりゃなんじゃい、と言う方におおざっぱに説明すると
“イ○オンVSアムロ&シャア&ジュドー”
しかもギャグじゃなくて大真面目で、さらにNT設定への言及もある。かなり深い


次作『Gジェネレーションウォーズ』では、時代を超えた戦いが実現できるんだから、条件を整えたら時空の彼方からイデ○ンが出てくる、とかやれば何とかなりそうじゃないか
・・・とここまで考えて
出てきたは良いけど、イデオ○とガチ勝負できる“ガンダム”が、∀とターンXと、嫁補正の入ったキラ乗機ぐらいしかいないことに気づいた
これじゃその場で因果地平に飛ばされて、ゲーム終わるやん(核爆


さて閑話休題
なんとなんと、ついにワイルドヘヴンさんがSSデビューすることになりました
ガンダム戦記物の一つで、“戦場の絆”や“ジオニックフロント”的な印象がありますね
でも素のモデルは“スピリット・オブ・ジオン”だそうです

では注目の第壱話、行ってみましょう!


宇宙世紀0079年、一年戦争も終盤に差し掛かろうとしている頃・・・
ここはア・バオア・クー、ジオン軍最後の砦。
そこに配属された一部隊の物語である。



兵員詰め所のような一室にて___

男「お前が新入りか・・・アンタの墓標に刻む名前と階級、年齢を言いな」

生きるのに疲れたような眼をした男は「新入り」と呼ばれた男に力無く問いかける。

ケイン「はっ、自分はケイン・ホワイト少尉、現在21であります!」

重々しい空気とは対照的に覇気のある態度と声で答える「新入り」と呼ばれた男、ケイン。
良い教育を受けて来たのか、身のこなしは中々上品で言葉遣いも丁寧な好青年である。

男「ケイン・ホワイト享年21歳、二階級特進で大尉だな。短い間、せいぜいよろしく・・・大尉。」
ケイン「あ、あの・・・一体何を仰って・・・?」

ケインが戸惑うのも無理は無い。官姓名を名乗った矢先に死人扱いを受けているのだから。
戸惑うケインお構い無しに男は続ける。

男「さて、棺桶を用意しなきゃな。・・・おーい葬儀屋、いるかァ!?」
ケイン「ちょっと、待って下さいよ!なんなんですか着任早々自分を死人扱いして!?ワケが分かりませんよ!」

葬儀屋「こりゃまた威勢のいいホトケさんだ。アンタだな?新入りってのは。」

背後からの声にケインが振り向いた先には眼鏡を掛けた整備主任と思わしき男がいた。

葬儀屋「ワケ分かんねぇのも無理はねぇが、とにかく付いて来な」

言われるがままにケインが連れてこられたのはMS格納庫であった。

葬儀屋「ここでアンタの好きな棺桶を選びな・・・と言ってもあんまり品揃えは良くねぇが」
ケイン「棺桶って・・・MSが、ですか?」
葬儀屋「お堅ぇヤツだな、戦場で死ぬ時に入ってるのはMSに決まってんだろ?だから棺桶さ」

ケインは納得のいかない様子で空きの多いMSハンガーを見渡す。
そこにはカスタムされた高機動型ザク、ろ獲されたであろうGM、ゲルググ、リック・ドムの他に量産機が数体並べられている。

ケイン「MSの統一性・・・・無いですね。」
葬儀屋「まぁな。戦闘でボコボコやられてる内に、後から受領するのと食い違ってきたのさ」

しかしケインが気になっていたのはMSの統一性ではなく、それらの外見だった。

ケイン「全部・・・・傷だらけだ・・・・・・」

そう、この格納庫にあるMSは、どれ一つとして傷が付いていない物が無いのだ。どの機体も装甲が所々ひしゃげている。

葬儀屋「資材も回ってこねぇし、修理する時間も人員も無ぇ。だが基本整備は何とかって状況だ。さぁ、とっとと選べ」

そう言われても、という心境で改めて格納庫を見渡すケインの目に留まったのは・・・・・

ケイン「あの改造されたザクは・・・誰か使ってるんですか?」
葬儀屋「あぁ、アイツはウチの部隊の隊長のだ。元々は先代が使ってたんだが、戦死しちまったんでな」

そう、この部隊の「棺桶」は何人もの屍を乗せているのだ。
全ての機体が傷だらけな所を見ると、血を吸っていない機体は皆無だろう・・・・
ケインは背筋に冷たいモノが走るのを感じた。

葬儀屋「ここに配属されたからには、このどれかには乗ってもらう事になる。観念して早く選ぶこった」

ケインは軽い目眩を覚えながら今一度格納庫の棺桶達に目をやる。
そして3、4分が過ぎた頃______

ケイン「コイツに・・・・・します。」

MS09-R リック・ドム、ケインはこの機体を指差して冷静に言い放った。
葬儀屋は ほう、 といった面持ちで話し始める・・・・

葬儀屋「流石お客さん、お目が高い!コイツのあだ名は『ルーキーキラー』。この機体に乗って死ななかった新人は一人としておりません。その数なんと9人!お客様はこの機体の記念すべき10人目の新人でございまーす!!」

そう言い放った途端、葬儀屋は突如として冷静な顔になりケインに目をやる。
そのケインはというと、恐怖と絶望を無理矢理押さえ込んだような表情で「ルーキーキラー」を睨みつけていた。
しばし無言の時が流れる・・・・・・・
そして先に口を開いたのはケインであった。

ケイン「コイツが9人の新人を食ってきたとしても・・・自分はもう、コイツに決めました。」
葬儀屋「そうかい、まぁ好きにすればいいさ。せいぜいシートのシミになるなよ?掃除が大変だからな・・・!」

そう言い残すと葬儀屋はその場を後にした_______

次回に続く

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テーマ : 機動戦士ガンダムシリーズ - ジャンル : アニメ・コミック

2009/05/27 01:18 | 投稿SS【ガンダム】COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

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