【投稿SS】たけちーの受難~イレブン・ソウルinスパロボZ~

最近「ガンダムバトルユニバース」で、フロスト兄弟育成計画を進めております
二人とも当然オールドタイプで、ジオン共和国からスタート
で、二人には“縛り”を付けてあって
主人公:シャギア→赤い機体にしか載せない(現在シャアザクで頑張り中)
副主人公:オルバ→ゲテモノ機体にしか載せない(主に水陸両用かMA。現在はハイ・ゴック)

オルバ「・・・せめてゲーム上でぐらい、ニュータイプになれたっていいじゃないか。ねぇ兄さん?」
シャギア「そうだなオルバよ。だがお前にはこの後、ニュータイプを狩る機体が待っている」
オルバ「・・・ブルーディスティニー、だね。兄さん?」
シャギア「そう。アレにはむしろオールドタイプしか乗れん」
オルバ「分かったよ兄さん。それでアムロだろうがシーブックだろうが、やっつけちゃうってことだね」
シャギア「その通り。我らの望む世界を作るために・・・!」


・・・なんか間違ったことをし始めた気がしてきた・・・


このSSは、(ブログ上では)ワタクシと飛白さんだけが読んだことのある漫画
「イレブン・ソウル」
のキャラクター達が、うっかりスパロボZの世界に飛ばされたら、というシチュエーションの物語です
どんな漫画であるかは、ワタクシの漫画書評を読んで下さってもいいし、飛白さんが前書きとしてまとめて下さっている部分を閲覧していただいてもいいと思いますが、一言で言うと
「地球上でスターシップ・トゥルーパーズをやってる」
と言う内容です。しかも敵対する“バグズ“に当たる生物は、人類がうっかり生み出してしまったもの
そんでもって、ちゃんと人間側もパワードスーツを開発して対抗してますが、これを操れる者が限られていて・・・と言う王道ロボット物ですな

現在休載中ですが、面白い漫画なので、これでご興味を抱かれたなら、漫喫ででもいいのでご一読下さい


世界は一つではない
無数の世界があり
互いに干渉することは無い…
未来は一つではない
無限の未来があり
互いに知るはずは無い…

そう、僅かな存在以外は…


ある荒れ地で戦闘が行われていた。銃声と奇妙な声が響く。一方は異様な姿をしている。大半は昆虫の様な姿をし、遥か遠くに巨大な『瘤』の様な物が背後に見える。
もう一方はロボットの軍勢で明らかに人間が乗り込み戦っていた。

だがその数は段違いだ。『昆虫』側は明らかに数十万を超え大地が動いているようにさえ見える。
対して人間側は数百機いるかどうかだ。さらに人間側は布陣も変わっていた。二機が突出し道を切り開き、残りがその二機を援護する形をとっている。

???「九十九さんもう少し下がった方が…」
九十九と呼ばれた少女「なんや塚原、もうへばったんやないやろな?」
塚原と呼ばれた少年「そうじゃないけどそろそろ弾尽きるんじゃ…」
九十九「うちの剣の腕分かっとるやろ!」
塚原「でも…」
塚原の心配を他所に小太刀の様な物に手をかける九十九のロボ。だが九十九は剣を使えなかった。
???「九十九、塚原一度下がれ。まだ先は長い」
塚原「了解です、神永一佐」
九十九「…了解」
上官の命令に塚原は素直に、九十九は渋々と感じで下がるのだった。

彼等が戦っていたのは『シャヘル』。人類が創り出してしまった最悪の天敵。何より厄介なのは全ての遺伝子のいいとこ取りが出来る点。そして情報伝達能力にある。それにより既に南北アメリカ大陸はシャヘルに奪われていた。
しかし思考できる機械『シャレム』と日本が所有している対シャヘル機関『侍所』の活躍によりアメリカ大陸からの流出を阻止。北アメリカの奪取に向けての作戦がこの戦闘だった。


神永「九十九、いくら『天国』と『塚原』がいるからといって突っ込み過ぎだ」
シャレム「いや彼女はいい働きをしている。そのお陰で予定より二時間三十二分四十五秒早くこの地点に到達した」


――…マスターマインドは問題の発生を認める…
――この問題を「危機」と定め、これに対処すべくセレブレート=コマンダーの召集を発令す…――

「スラオシャ」了承
「マンスラ」了承
「ウルスラグナ」了承

マスターマインド「ヤザタ」は危機的問題を示す

その五分後母艦のミーティングルームに集められていた。
神永「まず岡崎助教授から説明を受けてくれ」
岡崎「先の原発奪還作戦の影響により重金属を含む個体が今回出現しました。予想していたより早い進化速度です。これにより開発中ではありますがKBV-51-2『天国改』を投入することになりました。」
ディスプレイには小太刀の様な物が映っている。
岡崎「刀身はカーボンなのチューブ、刃先に工業用ダイヤをつけた最も硬いと思われるものです。携帯性能向上の為ナイフ程度の長さになります。」
神永「緊急に用意したため二刀しかない。これは塚原、黒沢が装備しろ。作戦開始は10分後、以上だ」

そして現在戦闘中だった。
丹波「……もしかしたら敵にジャミングが効いて無いかもしれません」
神永「本当か!?」
丹波「ただ敵の動きはいつもと変わらないのではっきりとは分かりませんが…」
敵の情報伝達能力はジャミングで妨害でき、敵は巨大な虫に過ぎなくなる。(ただそれでも表皮はかなりかいのだが)しかし指揮官クラスがいると無理なのは実証済み。
神永「…やっかいだな」
確かに塚原に敵が集まっているように見えるがうまく捌きすぎてなることが多々ある。しかし言われてみれば誘き出されている様にも見える。

塚原はと言えば疲れを感じ始めていた。
塚原(やばいな…捌ききれなくなってきてる)
九十九「なんやそれそろ交代なんか?」
九十九が援護しながら近付いてきたその時、一瞬周囲が『ぶれた』気がした。
塚原(??背中がチリッとした?)
塚原がそう思ういとまもなく周囲がいきなり変わった!

戦っていたはずのシャヘルの姿はなく変わりに見たことのない機械(MSやグラディオン)に囲まれていた。
???「カミーユどこ行きやがった!」
不思議に思うまもなく青い機械に塚原は切りつけられたのだった…
すべての部門の科学者に、この世界に起こったことの罪を擦り付けてはいけない
彼等もまたその被害者であるから…


塚原「うわぁ」
両手をバタバタさせながら攻撃を避ける。
ヤザン「今のを当てないでどうする!それでもヤザン隊か!!」
ジェリド「うるせぇ、好きで入ったわけじゃねぇ!」
少し離れたところにいたヤザン達が近付いてくる。
九十九「なんで反撃せぇへん!」
九十九がライフルを向けようとすると
塚原「HESH弾ダメ!」
慌てて塚原が九十九を羽交い締めにして止める。
塚原「九十九さん聞こえた?あれには人が乗ってるみたい」
九十九「だからなんや?攻撃してきたから敵やろ!」
塚原「とりあえず…」
塚原と九十九が話し合っていたのは数秒だったがその隙を逃すジェリドではなかった。
ジェリド「甘いんだよ」
ヤザン「ジェリド、ランケル、ラムザス、フォーメーションであの角つきをやるぞ」
ジェリド「俺だけで充分だ」
ヤザン「ほぅ?その機体は誰のおかげかな?」
ジェリド「ちっ」
ヤザン隊+ジェリドが近付いてくるのを見て塚原が前に出る。

九十九「回線フルオープン、ったくなんでこんなことを…だいたい標準語は疲れるんや」
なれない通信制御をしながぼやく。確かに塚原が言うとおり『確認』するのは大事だが明らかにあの青い方は敵意を持っているのに…
九十九「そちらの司令官と話がしたい」
そんな理由で九十九が交信したのは後ろにいた戦艦だった。

アーガマでブライトは困惑していた。今までの『飛ばされ方』とまるで違う。しかも攻撃して来ないがあの角つきとネコ耳が味方とは言い切れない。
オペレーター「艦長、正体不明機より通信です」
ブライト「スクリーンに出せ」
スクリーンに出たのは少女だった
九十九「こちら日本国侍所特殊部隊所属、九十九五六八(つくもいろは)一等侍士。あなたはそちらの指揮官ですか?」
ブライト「こちら『ゼウス』所属アーガマ隊艦長のブライトだ」
九十九「今私達は青い機体から攻撃を受けているがあの機体はあなた達の敵ではないか?私達としてはそちらの援護をする変わり私達

その頃塚原は…
塚原「やめてよ~」
ジェリド「こいつ、チョロチョロ逃げるな!」
未だに手をばたつかせながら逃げていた。まるで子供が蜂に追われているみたいである。
甲児「なんだあれ?」
マリア「さぁ?」
突然のコミカルな雰囲気に周囲はのんびりとした空気が流れていた。

九十九「塚原、話はついたで」
ブライト「全機に告ぐ、あの二機に攻撃せず敵を撃退せよ!」
その通信を合図にコミカルな空気は戦場の空気に変わる。塚原は足を止め迎撃を開始。アーガマ隊も攻撃を再開した。
次々と敵を落として行くアーガマ隊に比べ、塚原は一機も落としていなかった。塚原の動きを見ればわざとであることは確かだ。
ジェリド「てめえ、なめてるのか!」
ヤザン「ジェリド撤退命令が出た。角つき、運がよかったな」
怒り心頭のジェリドだがハンムラビを借りてる以上従わざるを得なかった。
ジェリド「次会ったら覚えてろ!」
拝啓伊藤隊長
こうして手紙を出すのは初めてですね?色々な事があったから報告します。

九十九「うちらは異世界に跳ばされたんか?」
ブライトの説明に唖然としている九十九。
アムロ「君たちの話を聞く限りそうみたいだな」
この人はアムロ大尉。なんでも凄い能力の持ち主で一時は軍に拘束されてたって
塚原「元の世界に変える方法はないんですか?」
クワトロ「残念だが今の所見つかっていない」
この人はクワトロ大尉。昔はシャア大佐って名前でアムロさんと戦っていたみたい
ブライト「そこで君達には元の世界に帰る手段が見付かるまででいい、手伝ってくれないか?」
九十九「いくつか条件があるけどええか?」
ブライト「何かな?」
九十九「うちらの機体を調べないことと立場の保証や」
アムロ「しかし修繕は君等だけでは…」
九十九「ならこの話は無しや」
と出ていこうとする九十九を塚原が止める
塚原「九十九さん説明しないと。えっと僕達の機体はP7にあたるんです。勝手に扱うと爆発しますよ?」
クワトロ「それはまた物騒な機体だな」
でブライト艦長が条件を認めてくれたんです。
元の世界に帰る手段が見付かるかわかんないけど頑張りますね
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テーマ : スーパーロボット大戦 - ジャンル : ゲーム

2009/07/09 23:27 | 投稿SS【ゲーム】COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

早く書かねば!

と焦ってる飛白です。
いやノートには出来てますがメールに打ち直さないと…

さてあの兄弟最後は『サクシム』ですよね?当然。先にラフレシア&ザクレロ?
そう言えばガロ&デュオコンビは?

No:1395 2009/07/10 11:21 | 飛白 #- URL [ 編集 ]

え?

> さてあの兄弟最後は『サクシム』ですよね?当然。先にラフレシア&ザクレロ?
・・・いや・・・
サザビーとアプサラスIII辺りにしておこうかとおもっとったんですが・・・ええ・・・

> そう言えばガロ&デュオコンビは?
やつらはUC.0093まで辿り着いてしまったので、一旦お休みです

No:1396 2009/07/10 20:09 | あるす #- URL [ 編集 ]

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