【投稿SS】スパロボ仕事人 外伝4

昨日はFC2ブログがカオスってて更新できなかった管理人です

Gジェネは順調に稼ぎプレイしてます(ぇ
なので未だに一年戦争も終わってなかったりする・・・
じっくりやるワタクシは、いけなくないよね?


さて、我々が煽ったせいか(苦笑)
早速あくとさんが「仕事人」の外伝の続きを書いて下さいました
どうも、あくとです。
本当は前回で外伝も終わりにするつもりだったのですが飛白さんにリクエストされてさらにあるすさんにも突っ込まれたので書いてみることにします。
今回はさすがに前回よりはカオス分は抑えめにするつもりです。
その代わり今回はマイナーなカップリングが出てきますのでご注意を。
では、どうぞ。


シンが暴走した騒動より少し経ったある日。
シンとラクスはいつものように、デートまがいのことをしていた。
やや幸せそうな顔をしていながら並んで歩いていて、シンは「こんな時間も悪くないな」と思っていたが、その思いは次に聞こえてきた一言でかき消された。
「シン!お前、また今日もそんな生活をして!」
その声を聞いてシンはやるせない顔をした。
声の主は種死長屋の実質のボスとも言われている、カガリ・ユラ・アスハだ。
彼女はキラの実の姉であるが、シンもキラと同じ弟のように扱っていた。
だが、彼女の堅実な性格のおかげで、いつもシンはガミガミ説教をくらっていて、怖いもの知らずのシンの数少ない苦手な人である。
ちなみにキラはカガリと同じ家に住んでいたが、長い間ニートでいたので彼女の逆鱗に触れて、実質的に勘当されてヤマト性に変え、アスランのヒモになったのである。
「いつも、いつもうるさいんですよカガリさん。いつも思っているんですが、人を叱るしか能がないんですか?」
その言葉にカガリはカチンと来た。
「なっ!私はお前のために言っているんだぞ!このままだとお前h」
「はいはい、わかりましたよ。」
シンはいつものようにカガリの小言を聞き流し行ってしまった。
しかし、その時ラクスの目が怪しく光ったのはだれも気がつかなかった・・・

その夜、アスランの家にカガリの姿があった。
変わり者だらけの種死長屋では、常識人つながりでどうもアスランとカガリはウマが合うらしい。
「まったく、シンの奴にはいつも手を焼かされるよ。」
「それは、今に始まったことじゃないさ。いつも御苦労さまカガリ。」
そう言ってアスランはお茶を入れてカガリに渡した。
カガリは渡されたお茶を啜っている間に、アスランはひとりでに話を始めた。
「今までのことはともかく、ラクスと一緒にいるのは考え物だな・・・」
そう呟いている間にカガリはお茶を啜り終わったので話に参加した。
「お前、シンとラクスが付き合っているのが心配らしいが、そんなにヤバイのか?ラクスというやつは。」
その言葉を聞いたとたんアスランの顔の色がサァーっと引いた。
「そ、それ以上言わないでくれ、思い出すのもなおlぷじぇおいjとえあい9えおあ((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
「わ、分った。もう追求しないからとりあえず落ち着いてくれ、アスラン。」
「ハァ、ハァ。あ、あぁ。とりあえずラクスには気をつけてくれ。いいな。」
「分った。それじゃあ今日はここでお開きにしよう。じゃあなアスラン。」
そう言ってカガリはアスランの家から出た。
外はすでに夜になっていて早く家に帰らないと、とカガリは思っていた。
しかし、その思いは何者かに背後から後頭部を殴られ叶わなかった・・・


数日後。
種死長屋の実質のボスであるカガリが行方不明になったことに、住民は不安を抱いていた。
それはシンも例外では無かった。
いつもいがみ合っているものの、自分を弟のようにかわいがってくれたのでどうも嫌いになりきれなかったのだ。
シンは特に何の感情も抱かずに自宅で寝そべっていた。
そこにアスランがシンの自宅にいよりかかった。
「こんなところにいたのか、シン。・・・やはりカガリのことが心配か。」
「・・・」
「奉行所にもカガリを探してくれるように頼んでみたが、いまだに情報は入ってきていない。」
「・・・」
「そこで住民の会合で決めたのだが、また噂話に頼ることになるが、祭貢神社にお参りに行こうと思う。賽銭は住民の有志が少しずつくれた。」
「・・・それで俺にどうしろっていうんですか?」
「俺はこれから祭貢神社に行くのだがお前も行くか?」
シンは無言のままだったが、むくりと起き上ることで肯定を示した。
祭貢神社
アスランとシンは賽銭箱の前に立っていた。
シンは無言をつきとおしながら、アスランがお賽銭を賽銭箱を入れるのを見ていた。
「行方不明のカガリを探してくれ、頼む俺達種死長屋の一同全員の頼みだ!」
そのままシンはボーっとしていた。
「帰るぞ、シン。」
「ああ。」
そういってシン達は山をくだろうとした。
しかし、シンは神社の中から聞こえてきたと思われる、ある一言を聞き逃さなかった。
「任務、了解。」
「?」
「シン、どうかしたか?」
「い、いやなんでも。」
そのままシンは山を降りたがどうしてもあの一言がどうしても気になった。

そのもやもやが数日続き、ある日の夜シンは家を抜け出し荻野富士をのぼった。
そこで彼が見たのは、5人の青年が祭貢神社から出ていくところであった。
気になったシンは彼らの後をついていくことにした。
彼らが向かった先は、見張りが何名かいるあからさまに怪しいアジトであった。
「ここがカガリが監禁されているアジトだな。」
「ああ、間違いないぜ。俺が確かな筋から仕入れた情報だ。」
「人攫いとは正義とはいえん。すぐにでも突入するぞヒイロ!」
「ああ、だがその前に・・・そこのお前今すぐに出てこい。」
シンはしまったと思いながらしぶしぶと姿を現した。
「お前はシン・アスカだな。何をしに来た。」
「俺はカガリさんが心配で、なんか胸騒ぎがしたからついてきたら、あんたたちがいて・・・」
支離滅裂な説明だったが、シンはヒイロ達の殺気に圧倒されていたからだ。
ヒイロはしばらく沈黙していたが、しばらくして溜息をひとつついた。
「いいだろう。足を引っ張るつもりがないならお前もついてこい。」
意外な言葉に、残りの仕事人達は動揺した。(余談ながら、念のため全員覆面モードではある)
「お、おい。ヒイロいいのかよ!」
「かまわん、だが。」
そういうとヒイロは腰にさしていた刀をシンに渡した。
「丸腰では辛いだろうからこれを使え。」
シンは恐る恐るその刀をとった。
手にとった瞬間に、シンはこの刀がただの刀ではないのを察した。
「この刀は一体・・・」
「これは俺が兜甲児という男から貰った、魔神鋼でできた刀だ。お前なら使いこなせるだろう。」
シンはその刀を引き抜くと、鞘に近い刀身の部分に“Z”の刻印がしてあるのを気がついた。
しかし、シンにとってはそのことはどうでもよかった。
「これでカガリを助けられる。」その思いが彼を動かしていた。
「ただし、ことが終わったらこの刀は返してもらうぞ。強すぎる力は無用の長物だからな。」
「ああ、分ったよ。」
「では、行くぞ。」
そう言ってヒイロ達は見張りを蹴散らし、内部に侵入した。
しばらく六人で敵を蹴散らして進んでいた。
「どうも手ごたえがないな。」
「油断すんなよ。油断していると、」
「いたぞ!侵入者だ!」
その言葉とともに百人近くもの敵が押し寄せてきた。
「そら言ったじゃねぇか。」
その時五飛とトロワとカトルが増援に立ちはだかった。
「なら俺はここを引き受ける!」
「お前たちは先に行け。」
「僕たちは大丈夫ですから。」
「ああ、頼む。行くぞ」
そのあとは、デュオが不意を突きシンが敵に切り込み、ヒイロが後方支援をして先に進んでいった。
先に行く最中に敵の増援が少なくなった頃、シンはヒイロに質問した。
「ヒイロさん、でしたっけ?なんで俺を仲間にしようと思ったんですか?」
「・・・なんとなくだ。」
シンはシリアスな答えを期待していたので、シンは思いがけず脱力した。
「なんとなくって・・・」
「それに、『この演目は彼が主役なのだからそれを際立てたくてね。』
その時ヒイロの音色が一瞬変わったのを、デュオもシンも聞き逃さなかった。
「ヒイロ?どうかしたか?」
「いや・・・さっきのは別のだれかにしゃべらされたかのような感覚があった。少なくとも俺が言ったものではない。」
「そうか、まぁ行こうぜ。」
さらに前に進むと二手に道が分かれていた。
そこにはプレートが掲げられていて、右向きの矢印の下に『監獄』と書かれて、左向きの矢印の下に『指令室』と書かれていた。
「右手が監獄のようだな。シン、お前は監獄に行け。俺たちは指令室に行く。」
「分った。」(カガリさん。もう少しですから待っていてください)
そうしてシンが監獄に向かったと同時に、ヒイロとデュオは指令室に向かって走った。
二人が走っていると、目的の指令室のドアが見えたのでそれを蹴破って入った。
「お待ちしておりましたわ。」
そこには前の時と同じように邪悪なオーラを醸し出していたラクスがいた。
「この一件の首謀者の大まかな目星は付けておいたが、やはりお前だったか!ラクス・クライン!」
「だったらなんですの?」
「お前を殺す!だが、一つだけ聞かせろ。なぜこんな真似をした。」
「簡単ですわ。いつもシンにつきまとっている彼女が目ざわりだったからよ。」
「って、どういうことだよ。ヒイロ。」
「ラクスは、おそらく自分の恋人に付きまとっているカガリが気に入らなかったのだろう。」
「要するに、恋の病に毒されて裏人格が覚醒して、恋のライバルを消そうとしたってわけか?おお、怖い怖い。」
その瞬間ラクスはうすら笑いを浮かべたと思うと、ヒイロとデュオに向かって突っ込んできた。
しかし、ラクスは突っ込んでたが、何かにかすったと思ったらそこから血が出ていた。
ラクスが前を向くと、そこには針金のようなものを構えているデュオの姿があった。
「ああ、そうそう言い忘れていたが、今日俺が使っているのはヒイロが甲児からもらった魔神鋼を繊維状にほぐした針金だ。まともに食らったら体がバラバラになるぜ。」
「くっ!なかなかやりますわね。だけど・・・これでどうかしら?」
そういうとラクスは、二本の小刀を取り出して連続でデュオに切りかかってきた。
無論ただの小刀で魔神鋼を切り裂くことは出来ないが、針金を弾く程度の威力は持っていたため徐々にデュオは後ずさりしていく。
デュオがヤバイと思った時助け船が訪れた。
ドン!という音とともに、ヒイロが魔神鋼の弾丸をラクスの右肩に向けて撃ったのだ。
弾がうまく神経ごと右肩を貫通したのか、ラクスの右手から小刀を落とし右腕がぶらんとさがった。
「悪いな、俺たちはあくまで正義の味方ではない。」
「五飛の奴が聞いたら怒るだろうがナイスだぜヒイロ。」
しかし、ラクスは左手で傷口を抑えつつ立ち上がった。
その眼には明らかに怒りと憎悪がこもっていた。
「さぁて、相手も本気みたいだしどうするかね?」
「そのことだがデュオ。耳を貸せ。」
そのままデュオはヒイロからラクスを倒す作戦を聞いた。
「出来んのか?それ。」
「ああ。」
「お話はそこまでですわ。」
その瞬間ラクスは左腕の小刀で衝撃波を出した。
幸いヒイロとデュオは避けた。
そのままヒイロとデュオはラクスの攻撃を避け続けた。
「はぁ、私を、はぁ、なめているのかしら、はぁ。」
「今だデュオ、やれ!」
「おうよ!」
その瞬間デュオは飛び上がりそれにラクスは気を取られた。
「どこを見ている!」
ヒイロは人間サイズのツインバスターライフルを出し、ローリングバスターライフルを放った。
しかし、ラクスは飛び上がり回避した。
「また不意打ちですか?だけどもうこの手には・うっ!」
その瞬間ラクスの体に多数の切り傷が付いた。
デュオが天井まで飛び上がったのは、針金を天井に張る仕掛けをするためだった。
ラクスだったら怪しいと思うだろうが、いかんせん邪気を放っているとはいえ体力そのものは少女のそれだったので、二重トラップだと考えるほど体力に余裕はなかったのだ。
ヒイロとデュオはそれを狙って、あえてラクスを疲弊させたのだ。
もちろんラクスは痛みに耐えきれず落下し、ローリングバスターライフルを回避する分の体力もなく、そのまま光の奔流を受けた。
一方、監獄への道
ちょうどそのころシンは監獄のドアの前にいた。
護衛も全部倒した。
「このドアを開ければ、カガリさん。もう少しだからな!」
「そうはさせないよシン・アスカ。」
シンはただならぬ殺気を感じ取ったため後ろを振り返ると、見たことのない男が立っていた。
その男は紫色の髪と服を着込んでおり、真っ黒なマントを羽織っていた。
そしてこの男生気というものが全く感じられず、それがシンにある種の恐怖を与えていた。
「あんた、何者だ!それにその声・・・さっき俺にわけのわからないことを言ったのもあんたか!」
「そうだよ。そして僕はアサキム・ドーウィン。太極への旅人さ。」
「そうかい、それで何の用だ!」
あくまで怒りに燃えるシンに対しアサキムは冷静でいた。
その真逆なコントラストが、ただの監獄を異質の場であるかのように見せていた。
「まずは君に真実を伝えたくてね。この誘拐事件の首謀者はラクス・クラインだ。」
「ああ、うすうす分っていたさ。だがあんたの尋常ならざる殺気からして、それだけが目的じゃねぇだろ。」
その言葉を聞いた瞬間に、アサキムはシンの胸倉をつかみ上に持ち上げた。
「君は察しがいいね。じゃあもう一つの目的を教えてやるよ。実を言うと今僕はある一人の女を絶望に叩き込みたいと思っている。肉体的にも精神的にもいたぶってやったのだが、だがまだいたぶってやっていないところがある。どこだかわかるかい?」
「そんなもん分りたくもないな!それにその女と俺にどんな関係があるんだ!」
“夢”だよ。現実世界ではさっき言ったように十分にいたぶってやったんだが、夢の中ではどんな空想も見られる。天国のような幸福もね。で、さっきの質問だが、並行世界の君はその女と仲が良くてね、そこで僕は考えたんだが、並行世界の君をいたぶって、その映像をその女の夢の中に出そうと思ってね。その女と仲のいい君が夢の中でいたぶられる。そうなったらその女は、現実でも夢でも絶望にさいなまされることになるってことさ。
「最低だな、あんた。」
次の瞬間、シンはアサキムを蹴り飛ばして距離をとり、ヒイロにもらった魔神鋼の刀を引き抜いて構えた。
「君もあくまで抵抗するのか・・・ならば、『ディスキャリバー』!」
その言葉とともにアサキムの手に真っ黒な剣が召喚された。
「君を絶望の淵に沈めてあげるよ・・・」
「やれるもんならやってみやがれぇぇぇ!!」
先に仕掛けたのはシンだった。
シンは刀をアサキムを振り下ろしたが、ディスキャリバーに受け止められた。
が、シンは追撃をやめずに何度も切りかかったが、何度もアサキムに受け止められる。
そんなのが続いたらシンも体力が尽きてきた。
そして、シンが油断した次の瞬間アサキムは、シンを押し倒し馬乗りになった。
シンの喉もとにはディスキャリバーを構えている。
「さて、そろそろ彼女の絶望の糧になってもらおうか、シン・アスカ。」
シンはアサキムに何か言い返してやろうと思ったが、もうその体力も残っていなかった。

シンは走馬灯を見ていた。
それは彼がまだ小さかったころ、キラとカガリとアスランの四人で遊んでいた記憶だった。
いつもシンはおとなしめなキラにちょっかいを出していて、アスランかカガリに叱られていた。
しかし、何故かアスランに叱られるより、カガリに叱られるほうが後味が良く反省できた。
それでも次もまたやってしまうのだが。
キラが実質的に勘当された後も、シンはカガリにお世話になっており彼女の色々な面を見てきた。
さすがに恥ずかしくなって、キラが勘当された一ヶ月後にシンは自分から出て行ったのだが。
思えば自分とカガリは切っても切れぬ関係だった。


(カガリさん。多分このドアの向こうで助けを待っているんだろうな・・・)
そしてシンは気がついた。
(そうか俺、なんだかんだ言ってカガリさんのこと・・・)
その瞬間シンの思考は一瞬でクリアになった。
不思議な感覚だった。
腹わたが煮え繰り返るほどに怒っているのに、不思議と冷静になれた。
その気になれば弾丸の軌道も目で追えそうだった。
疲労がたくさん蓄積しているはずなのに、不思議と体も軽く感じる。
前にもこんな感覚になった気がするが、そんなのは覚えていないしどうでもよかった。
シンは俊敏な動きで右手の刀でディスキャリバーを弾き、アサキムが一瞬のけぞった時に抜け出して体制を立て直した。
「いい加減にしろ。太極への旅人?絶望に陥れる?わけのわからねぇことばっか言うな!この厨二病が!
シンは再びアサキムに突っ込んだ。
アサキムはディスキャリバーで刀を受け止めようとしたが、シンは素早くディスキャリバーを避けアサキムに一撃を加えた。
そのことにアサキムは驚いたようで、表情こそ崩さないものの彼の顔には冷や汗が伝っていた。
「なるほど・・・あの女は悲しみを糧としているのに対し、君は怒りを糧としているわけか。因果なものだな。」
アサキムはディスキャリバーで乱舞を放ったが、シンは余裕の表情で紙一重で避けていく。
「これ以上あんたには付き合っていられないんだよ!うぉぉぉぉ!!!」
シンは少しアサキムと距離を離したと思うと、刀先をアサキムに向けて突進した。
アサキムはそれを避ける暇もなく、刀はアサキムの胸の部分を貫通した。
そしてシンが刀を抜くと同時に、アサキムも血を出しながらへたりこんだ。
「ごあっ!なるほど、中々な力だな。残念だがこの世界の君はあきらめよう。それにこれ以上この世界にいたら『裁定者』も黙っていないだろうしな・・・」
「おい、『裁定者』って誰だ!」
「ふふふ、僕と同じ次元をさまよう定めにある男さ。」
アサキムがそう言った瞬間に黒い閃光が走り、次の瞬間にアサキムはそこから消えていた。
その一連の光景にシンはあっけにとられるだけであった。
「何だったんだ、一体・・・」
そうは思いつつもカガリを救出するために監獄の中に入った。

そこには鎖で両腕を縛られていたカガリがいた。
幸いなこと外傷はないようだった。
シンはこの日何度目かの怒りの感情を抱きながら鎖をはずした。
ちなみに鎖の鍵は監獄の前の護衛が持っていた。
「カガリさん、しっかりしてくれ。カガリ!」
その声に反応してカガリの眉がピクッっと動いてカガリは目を開けた。
「う、ん。シン?」
「ああ、俺だ!シンだ。君を助けに来た!」
「シンッ!」
そのままカガリはシンに抱きついた。
「ありがとう。助けに来てくれて・・・良かった・・・」
抱きつかれているシンも一瞬動揺したが、シンもカガリを抱きしめた。
「俺も、カガリが無事で良かった・・・」
しばらく二人は余韻に浸った後にアジトから脱出した。
そこには仕事人五人がそろっていた。
「遅かったなシン。」
「すいません。いろいろとあったので。」
「シン?この人たちは?」
「ああ、ヒイロさん達。君を助けるのを助けてくれた。」
「そうなのか。礼を言う。」
「礼を言われるまでもない。これが俺たちの『仕事』だ。それと、一つだけ約束して欲しい。今夜俺たちと会ったことは一生秘密にしてくれ。分ったな。」
「ああ、分った。」
「分った。あ、それとこれヒイロさんに返します。」
そう言ってシンは腰に挿していた刀をヒイロに返した。
「確かに返してもらったぞ。達者でな。」
そう言い仕事人達は夜の闇に中に消えていった。
そのまま、シンとカガリも帰ることにした。
「そういえば、シン。」
「ん?」
「お前、いつの間に私を呼び捨てにしてたな。」
「あっ!そ、それは・・・」
「ふふ、別にかまわないよ。」
そんなこんなでシンは顔を真っ赤にして、カガリは微笑みながら帰って行った。
数日後
ここはスパロボ横町。
今日も今日とて、スパロボ横町の名物である正樹が飛脚を届けようと奔走していた。
「いやー今日はいい天気だ。こんな日はきっといいことg」
「だからケバブにはヨーグルトソースだって!!」
このどうも聞き覚えのある声は、上機嫌だった正樹の足を止めるのに十分だった。
「いや、ケバブにはチリソースだ。こればっかりはお前の頼みでも変えられないな。」
そこではシンとカガリが、最近外国から参入してきたケバブの屋台の前で口論をしていた。
あまりに声が大きく聞くに堪えなかったので、正樹はつい口を挟んでしまった。
「あ、あのーお二人さん。その辺でやめたらどうだい?だいたい味付けなんてどうでもいいんじゃ・・・」
「いや、ここは譲れないね。ケバブにはヨーグルトソースが合うのに、なんでカガリもそれがわからないんだよ。」
「分っていないのはそっちだ、シン!ヨーグルトなんて食後に食べるようなものをかけるより、辛めのチリソースのほうがずっとうまい!」
「いや、「だーかーらー、夫婦喧嘩はその辺にしてよ。。」
「「だっ、誰が夫婦だ!!」」
二人は反論しているものの、あまりにタイミングがぴったりな上に、二人とも顔をトマトのように真っ赤にさせているのであまり説得力はない。
「いや、お前たちはスパロボ横町じゃ、ガロード&ティファとレントン&エウレカとゲイナー&サラの次に仲のいい二人ってことで、微妙に噂になっているぜ。そういや瓦版屋のデュオの話じゃ、種死長屋じゃ結婚を前提にお付き合いしているんじゃって、言う噂まであるぜ。」
「って、それって4番目じゃあまり噂になっていないじゃないですか!それに結婚を前提にって俺達まだただの恋人ですよ。早とちりしすぎですって。」
「そうだ!私たちはまだ婚約していない。事実無根だ!行くぞシン!昼食は違うところでとるぞ!」
そういってシンとカガリは去って行った。
残された正樹はというと。
(『だだの恋人』に『まだ婚約していない』ねぇ。突っ込みどころ満載だと思うがねぇ。)
そう思っていたが、飛脚の途中で早くしないとカトリーヌに怒られると思い、いつものように屋根伝いに走り目的に向かう正樹であった。
<あとがき>
前回はカオス方面で暴走しちゃいましたけど今回は違う方向に暴走しちゃいました。
飛白さんのリクエストでカガリを出しましたけどバカやってる部分は一番最後だけになってしまいました。
さらに自分の好みが出まくってしまいました。
この作品を見て分ると思いますが私はSEEDDISTINYのカップリングではシン×カガリが今のところ一番好きです。
と、言うのもシンはオーブ出身で、カガリはオーブの首長なのでSEEDDISTINYの最後で二人が和解して二人三脚でオーブを正しい方向に持って行ってもらいたかったな・・・という思いから目覚めてしまいました。
私の妄想の中の結末ではシンとカガリは和解してカガリはオーブの首長になってシンはカガリの秘書兼ボディーガードになっているといいなと思っています。
そして、密着した生活でお互いのことが分り始め芽生える愛(殴)
という妄想が広がってしまい今に至ると。
ネットでの同士が少ないのが非常に残念です。(おい)
ちなみにアサキムを出したのはただの気分で深い意味はありません。
これで私のほうは外伝は打ち止めですかね。
本当にもうネタがないし。
と、言うわけで私の外伝を最後まで読んでありがとうございました。

~管理人より~
恋愛話ねぇ・・・
実はこの仕事人をやるにあたり、考えていて結局没ッたネタがないわけじゃない・・・んですよ
どーすっかねぇ、ちょっと頑張って形にしてみるか?
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テーマ : スーパーロボット大戦 - ジャンル : ゲーム

2009/08/11 23:56 | SS【スパロボ系】-スパロボ仕事人COMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

残念

ハマーンは出ないのか←マテ

いや楽しく読みましたよ。あれこれ妄想が…

ラブラブカップル大会とかジェラシー大会とかはすぐ思い付くのに(笑)

とにかくお疲れ様でした

No:1463 2009/08/12 23:15 | 飛白 #- URL [ 編集 ]

ありがとうございます、飛白さん。
でも、ハマーン様はどうも思いつきませんでした、ごめんなさい。
今回は妄想がてんこ盛りでしたからね。
なんせ今回はカガリを使うと考えてニュータイプ的に奇跡的に閃いて2日で書き上げただけですので。
それでも楽しんでくれたのなら幸いです。

No:1466 2009/08/13 06:42 | あくと #6Z79jEeU URL [ 編集 ]

仕事人外伝

ギリアムとヴィレッタのラブラブ話を考えている
書いても良い?

飛白さん>
はにゃーんがそんなに好きかぁぁぁぁ!(ぉ
ちなみに雑誌で連載中の「CDA」だと、別にシャアが意図的にはにゃーんを捨てたわけじゃない、と言うことになっている模様
状況に流されたというか、何というか

あくとさん>
まさかシンとカガリんをくっつけるとは思わなんだ
肝心のルナマリアが完璧スルーなのがなんともw

No:1467 2009/08/13 20:38 | あるす #- URL [ 編集 ]

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