ガンダムという歴史《1》

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米に『スタートレック』という叙事詩があれば、日本には『ガンダム』という歴史絵巻がある

ネットをふらっと流してるだけでも、本当にガンダム好きな人の多さに圧倒される。たくさんの考察系サイトや二次創作小説が掲載されていて、それを眺めているだけでも時間があっという間に足りなくなるくらいだ
かく言う自分も大概ガンダムを見てきてはいるが、世に言う"ガンダムオタク"の方々の足元にも及ばないだろうな(苦笑)
実際のところ、リアルタイムにちゃんと見たのはZ~逆襲のシャアまでだから(流し見程度なら、ほぼ全ての作品を見ているけど)

いわゆる"ファースト"は別格として、Zと逆襲のシャアがお気に入りである
好きなMSといえば、Zガンダム・百式・キュベレイ・νガンダム・ウィングガンダム
注目のキャラクターは、アムロとシャアそれとカミーユ
・・・ってとこかなぁ?
我ながら、ベタな趣味だな

基本的にUC(宇宙世紀)派であるが、まぁGとWはいんじゃね?という、かなりお気楽極楽。「ガンダム、いいよね」程度の自分であるが、最近ゲームもマンガも停滞気味なので、ちょっとガンダムについて思うところを語ってみようかと思う


ガンダムとはいわば、歴史学者が過去を論じ解明していく物語といえる
なぜかというと、(最初は意図していなかったものであるが)富野監督によって"∀(ターンA)"という終わりを決められた、紆余曲折あるであろう"一つの道"の中で、『誰がどのように何を行ったのか』を延々と"発掘"いるからである。ネット上では、"ファースト"から"∀"はどーやって繋がっているのか論じるスレなんてのもあるが、そういうことだ
(それに対して『スタートレック』は、未来を"付け足している"物語である、というのは先日エントリした『奇想天外SF兵器』の受け売りであるが)
言うまでもなく、これからどれだけ"新しい"ガンダムが発表されようとも、全ては"どこか"で月光蝶にリセットされる運命にある話なのであるが、しかし日本人というのは重箱の隅を突く(と言うか誰かの揚げ足を取る)のが好きなもので、誰になんと言われようと頑張ってガンダムを"発掘"して来ちゃうのである
これが壮大なるガンダム叙事詩を支える一つの柱なのでは無かろうか(その際たる物がスーパーロボット大戦とかGジェネなんだが)
今現在過去のマンガやアニメの二世物(あるいはリメイク)が大流行なのも、ある種そう言った感覚に由来するのかも知れない


といった長い長い物語を語り尽くせるガンダムという深い懐だが、やっぱり骨の芯も芯となるとやっぱりこれは『アムロとシャアの物語』だと思うのが、あるすの持論である
どんだけ歴史の『謎』を解き明かそうとも、あの二人無しには何も始まらなかったのだ(矢が的に当たるには、誰かが遠方から矢を放たなければならないのだから)
で、あるすはどっちが好きかというと圧倒的にアムロなんである
理由は単純で、ファーストに出てから逆シャアで退場するまで、なんだかんだ言ってこの人は庶民だったから
ニュータイプという能力があるにもかかわらず、いつも周りの情勢に振り回されざるを得ない、普通の人に近い軍人であり続けたと思う。能力を過信せず、自分一人で何かができるなどとも思わず、ただその時に自分でできることを、悩み苦しみながら答えを導き出す姿に共感できる部分がある
対してシャアは、あるすから見るとイっちゃった人に見える部分がある。自身では理想と現実の狭間で悩んでいる(演じている?)つもりのようだが、いやいやどうして前しか見てないよな、あの人は
どう譲歩しても、天才であるが理想が高すぎる。そして、それを周りに押しつける傾向があるように見受けられることが、一番抵抗を感じられるところなんだな・・・

このように対照的な二人を富野監督が産み出したからこそ(感じ取ったからこそ?)・・・純粋に革命を志すシャアと、できる限りの形で生きていこうとするアムロの思想が交錯するからこそ、ガンダムという神話は張りがあり重みがあったのだと感じている
そう言う意味では、真なるガンダムの物語というのは、やっぱり逆襲のシャアの時に二人が退場したときに終わった、と言わざるを得ないのではなかろうか
そう思う人が多いからかどうなのか、やはりネット上での話であるが、彼ら二人が生きていたらというifを語る場所が結構ある
様々な方々の語る『もしも』の物語は完成度が高く、興味を引かれる

確かに、生きていて欲しいとは思う・・・のであるが、もう二人を休ませてあげてもいいんじゃないか、と思うのも正直なところ
何かというとゲームに召還されては、結局アクシズ落としの場面に終息していって、毎度毎度同じ議論を繰り返させられるのはなんかこう可哀想というか哀れというか・・・
『戦争』というメビウスリングを絶とうとして命を落した二人だけれども、『ガンダム』というメビウスリングからは、命を失ってさえ絶対に逃れられないのかも知れない
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テーマ : 機動戦士ガンダムシリーズ - ジャンル : アニメ・コミック

2006/11/09 00:40 | アニメ考察COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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