〔過去記事〕2月購入のマンガ総評

ヴァンパイア十字界【5】


少年ガンガンでの連載をぱらぱらと立ち読みしていたが、結構気に入ったので最近まとめて購入した作品
詳しくはここで述べると長すぎる。ウィキペディアで検索すると詳しい内容が出てくるので、今はそちらに譲るとして
これは「ヴァンパイアもの」であり「推理ミステリーもの」であり「宇宙人侵略SF」でもある
孤高のヴァンパイア王が、何かの目的のために、同族おも捨てて世界を彷徨うが、その最中に宇宙人が地球に侵略してくるというもので、連載を読んでいていきなり宇宙人が出てきたときは、いい意味でずっこけたよ
5巻ではヴァンパイア王 ストラウスの過去がある程度明かされていて、物語もそれなりに大詰めの様相を呈しているのだが、まだまだ謎が多くて先が読めない
だいいち、ストラウスの最終的な目的からして、2~3巻辺りから二転三転してるんである。それでもなお確定していない
で、この巻での一番の問題点が、ストラウスが実は『太陽を克服した』ヴァンパイアであるという事実
そんなヴァンパイア居たら怖いわ!(まぁ、この作品のヴァンパイアを血を吸わないし、比較的温厚なのだが)
この作品については、別に考察ページを設けたいところ
なお、作画についてだけ難あり。新人作家さんだというのもあり、テクニックに手慣れた部分が少ない
基本的に原作者のストーリーで持ってるようなところがある

ドラゴンクエスト ロトの紋章 紋章を継ぐ者たちへ【2】


ようやくの2巻。作者自身もやむを得ない遅筆であると認めているペースで、同じ頃から連載しているはずのユーベルブラッドの方が平均的スピードである
この巻ではアロスの記憶が戻るところが重要なポイントである
以下、少し考察を
・アロスの記憶が戻った部分では、主に2つのシーンがある
一つは時期は不明だが、ロトの紋章をはめ込んだ剣(王者の剣では無いらしい?)をラダトーム城中庭に封印するシーン
のちに魔物が「9年前にとんでもないものが封印された」という台詞を出しているので、その頃の可能性が高いが、後で帯剣の儀でアロスが受け取っている剣と、この封印の剣の形は同じようなので、5年前なのかもしれない
この剣を封印する時、「世界が平和になったので紋章を封印する」という趣旨の言葉がある
これは(前作のボス)異魔神を封印してから20年近く、何らかの争乱が続いたということなのか
それとも紋章を継ぐ者=アロスが誕生するまで待っていただけなのか?
次に5年前の帯剣の儀(ラダトーム城から人々が消えた日)の時のこと
ここでアロスに双子の姉=アニスという存在が居ることが明らかになり、彼女は何らかの存在に誘われて異界に消えたようである
そのときの『何者か』がラダトーム城失踪事件に関わっていることはほぼ間違いない
ところでこのとき、剣を封印した台に(大胆にも)腰掛けてアロスと親しげにしている少年が居るが、彼も今後何らかの形で物語に関わってくるのかもしれない
・勇者アルスとアロスの邂逅シーン
これも時期は不明だが、アルスがアロスと出会って言葉を交わしていたことがわかる
また、帯剣の儀か剣を封印した時期か不明だが、アルスがアロスの頭を撫でているシーンもある
そして勇者アルスの背には王者の剣=ロトの剣があるので、やはり封印の剣は全く別にあつらえたものである可能性が高い
それにしても、町中でブルーメタルの鎧を着け、王者の剣を背負ってそしらぬ顔で歩くアルスって一体・・・(町の人も気付よ)
・魔物との戦闘でのアロスの活躍シーン
前から感じていたのだが、カムイ作品でのロトの血というのは、雑魚魔物にはほとんど無敵の対応力を与える、と解釈されているようだ
それに反して、人間には全くと言っていいほど無力という様に演出されている
・地上世界でも重要人物が"消えている"というリーの話
前作の聖戦士の一人、ヤオ(戦いの影響か失明してるらしい)も最近になって"消えて"しまったことが語られている
ということは、キラもラダトームに居たから消えたのではなく、"狙われていた"可能性があるということだ
そうすると賢者ポロンはどうなったのだろうか?賢者の塔に居て無事と言うことも考えられるが、前作ラストで第3の目を無くしているような描写も見えるため、普通の人に戻っていた可能性もあり、何ともいえない
最大の関心は勇者アルスだが、こういうことが起これば彼は率先して動くはずで、何の動きも見られないことをみると、彼も"消えて"しまっているのかもしれない
・アニスと謎の少年の会話シーン
ここでアニスが何らかの形で生きていることが判明する。また、アロスと同様5年の歳月を経ているように見える
周囲の風景はラダトーム城のようだが、人気が無く雰囲気が違う
アリアハンにある"何か"について話しかけられ、笑顔で応える彼女に対して、歪んだ笑みを浮かべる少年の正体が、今後の鍵だろう
(連載では「ラーミア」と呼ばれているシーンがある。不死鳥ラーミアの化身なのか?それにしてはやってることがヤバすぎなんだが)
・それ以外について
*アランとアステアって、息子と娘の年齢から考えると、10年以上びみょーな時期を過ごしてたことになるよな・・・
*2巻ラスト近くで、アロスが拾われた盗賊団に息子を殺された老人が、アロスを糾弾するシーンがある
これは今後彼のトラウマとして物語に重要な影を落とすのかもしれない
でも安心しろ、アロス。君のお父様はそんなんじゃすまないから(そういう問題じゃないだろ)
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2006/03/30 01:33 | 漫画書評COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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