【投稿SS】『贖罪』と、『幸せ』と、『未来』_後編

いやはやー、12/3の大荒れの天気にはエラい目に遭いましたね
12月なのに25度とか、どんだけ異常気象なんだと・・・


とまあ、それは別として
ゲーム情報も各方面カオスでしたため、漆黒の翼さんの投稿SS掲載が遅れてしまいました

一応これで、漆黒の翼さんシリーズは一応の完結です
しかしこの後、続編というか次なる波乱は待っていたり・・・


前回の続き!
「刹那・F・セイエイよりトレミーへ、応答されたし」
『!!刹那……!』
「……色々と報告がある。基地の入口を開けてくれ」
『ええ』
アザディスタンを発ってから、約4時間後。
俺達はソレスタルビーイングの基地に辿り着き、トレミーとの合流に成功した。
(※ちなみに何故転移を使わなかったのかと言うと、ヒイロ曰く『どこかでショートカットすると速度的に先回りしてしまう』と言う可能性が懸念されていたからだ)

『お、一緒にいるのは双天使の兄ちゃんじゃないか。
 てっきりあの戦場に介入すると思ってたんだが、どこで何をやってたんだ?』
『それは後で刹那から説明があるはずだ。
 ……基地のハンガーを使わせてくれ、この機体はそちらには格納できない』
『?君の機体、収容の必要が無いってロックオンが……』
『確かにその通りなんだが、学園に戻る前に色々とやっておきたい事があってな』
『???……まぁ、別に構わないけどな』
ヒイロが同行していた事にロックオン達は一瞬驚くが、奴の素性は知られているし、どの道後で話をしなければならなかったので構わなかった。

基地の擬態姿である小惑星の一部に穴が開き、中に通路が見える状態になる。
俺達は素早く内部へと飛び込み、入口を再封鎖した。
「……話が長くなりそうだ。
 ヒイロ、俺が話をしている間にお前も用事を済ませておけ」
『分かった……』
『僕は彼に同行しよう。刹那、話が終わったらヴェーダに直接連絡を入れてくれ』
「済まない、ティエリア」
俺はスメラギ達への報告を行う為にトレミーへ、ヒイロは己の成すべき事の為に機体を収容すべくハンガーへと向かった。


「お帰りなさい、刹那」
「ああ……」
トレミーに着艦し、機体から降りた所……皆が俺を迎えてくれていた。
「……その様子だと、当初は帰る気が無かったんだな?」
「…………っ」
(……成る程、だからあの兄ちゃんが……か)
そして、表情を読まれたのか早々ロックオンに痛い所を突かれる。
……認めるしかない。あいつが介入してこなければ、俺は……2度とここに戻ってくる事は無かっただろう。
「……それも含めて、皆に話したい事がある」
「?報告じゃなくて?」
「報告もあるが、どちらかと言えば頼み……だな」
「…………??」
話そう、ELSとの対話の後に俺が行った事を。そしてこれから俺が目指したい事を。
―――――ブリーフィングルームに移動し、俺が皆に事の次第を話していたのとほぼ同時刻。
基地のハンガーでこのような会話が交わされていたのを、俺は知る由も無い……。

『……全く。"来るな"と言ったのに……君は』
「俺も、『人の気も知らずに』と本当は言いたいんだがな。
 ……だが、学園内で情報統制を掛けていた以上仕方が無い事だ……」
『……根源の情報を、か。
 確かに、僕達にしてみたらそれは未来の情報に他ならない……』
「そうだ、だから情報統制を掛けた。それに………」
『…………』
「あいつに……刹那に知って欲しかった。
 罪と向き合うと言う事を、幸せを求めてもいいと言う事を」
『………そうか』
「……最も、クォヴレーやギリアムにはこの世界に来る前に『私情だけで干渉しようとするな』と思いっきり怒られたが。
 確かに学園との間に時間の歪みはあったが、世界そのものに歪みがあったわけではなかったからな……」
『だが、間違いだとは言われなかったんだろう?』
「ああ……。
 ……ティエリア、これから話す事は……お前とヴェーダの記憶の中だけに留めて置いてくれ」
『……君の、か?』
「ああ。
 ……俺の根源は、そして……本来学園にいる筈の『あいつ』の運命は――――――」
――――――どの位時間が経ったのだろう?
ELSとの対話で得た情報、対話の後母星に行った時の事、アザディスタンに赴きマリナとの対話を行った事。
そして、罪と向き合う為に……このソレスタルビーイングから一時的にでも離れたい事。

それらを、ようやく……話し終えた。
「……そっか」
「身勝手だと言ってくれて構わない。だが、俺は……」
「いや、別に身勝手じゃないと思うぞ?」
「………!」
一番最後の話は皆の反感を買うものと覚悟をしていたのだが、実際の反応は……穏やかなものだった。
「俺達に対して一番肝心な所を伏せてるのがアレな気もあるが、まぁいいんじゃないのか?」
「その伏せてる部分も、なんとなく分かっちゃったし……」
「今回の戦い……いいえ、もっと前からね。
 私達は、今まで貴方に頼りすぎてきたわ。だから、今度は………」
「皆……」
反論の言葉すらも発せられない。皆、俺の意思を尊重している様だ……。

「……済まない。せめてクアンタはここに……」
「いんや、持って行けよ……クアンタもライザーも」
「!?」
「あれは……刹那、貴方の機体よ」
「だが、ダブルオーライザーは……!」
「ここに残しておいても誰も使えないわ。
 ……だから、一緒に持っていってあげて」
「…………」
ダブルオーライザーとダブルオークアンタ、せめてどちらかはここに残して行こうと思ったのだが……。
『自分達に使える者がいない』と言う理由で、結局どちらも持っていく事になりそうだ。


そして、とうとう話が脱線する。
「……それにしても、だ」
「ああ。良かったな刹那、いいダチに巡り会えて」
「それは違う。奴とはそんな人間関係では……」
「何言ってんだ。親友でなければ、わざわざELSの母星にまで行ってお前を止めたりするか?」
「………だが、奴は……」
『最初に会ったのとは別人、別の存在だから』……かい?
 ……それ、理由にならないんじゃ………」
……だが、アレルヤの言った一言が胸に突き刺さった。
「……だが、事実だ。本来学園にいる筈のプリベンターの奴らがいない事による穴埋めの為に、学園長の要請で来ているだけだ」
「……貴方の表情を見る限り、それだけではなさそうだけど?」
「…………」
軽く反論してみるが、スメラギにたやすく論破されてしまう。
そういえばと思い出す様に、ロックオンとライルも追撃を入れてきた。
「兄さん、確かあの双天使…『殺されても死ななかった』よな?」
「そうだな。あれだけ致命傷になる銃撃受けたってのに、8時間後にはピンピンしてたもんな。
 ……銃騎士の銀髪も何か複雑そうな顔してたし、やっぱ訳ありなんじゃねぇのか?」
「…………」
彼らの言う通り、確かに訳ありなのだが……。
……話しても、いいものなのか?俺達では…何もしてやれない筈なのに……。
「………話してみろよ、刹那。お前、分かってるんだろ?」
「……プライバシー的には不味い。だが……」
本人が渋っている事を、他人である俺が滑らせていいものではない。
……だが。
「……このまま、奴に貸しを作りたくは無い。
 いつ帰るかも知れない相手に、返せない可能性のある貸しは出来ない……」
「それに、ちょっとどころかかなりの貸しになっちゃうんじゃないの?」
「そういう事だ。……だから、これから話す事に対して……皆の意見が欲しい」
――――――この世界での日付が変わるか変わらないかと言う頃に、俺はようやくティエリア達に連絡を入れることが出来た。
『随分と長かったじゃないか、刹那』
「元から覚悟していた事だ。
 ……ヒイロ、トレミーのゲストルームを使えるようにしておいた。頃合を見てそこで休んでくれ」
『……?学園に直ぐ戻るわけではないのか?』
「戻る前に、クアンタに組み込んでるヴェーダとの通信ユニットに手を入れなければならない。他にも色々あって、昼前までかかると言う話だ。
 ……それに、アザディスタンに行くまでの連続転移で……お前もかなり疲弊しているはずだ。違うか?」
『……否定は出来ない。だが、いいのか?』
「俺も含めて全員一致で賛成だ、問題無い」
『……そうか。なら、使わせてもらうか……』
本当は直ぐにでも戻りたいが、ダブルオークアンタに搭載しているヴェーダとの通信ユニットをシステムの補助ユニットとして完全なスタンドアローンで動かす為の作業を行わなければならない。
(※取り外す事も視野には入れていたが、クアンタムバーストを最大限に活かすためには何らかの補助が必要だという結論に至り、残す事になった…)
他にも理由は幾つかあるのだが、ここではまだ伏せておこう。
――――――またその後、半日ほどトレミーにいる事になったヒイロを交えて軽い打ち上げパーティーが開かれたのだが……話すと長くなるのでここでは詳細を割愛する。
――――――そして、翌日の昼。
『ハロ!ハロ!』
「赤ハロ?刹那、そいつを持っていくのか?」
「持って行けと言われたんだ。……まぁ、ダブルオーライザーの運搬をどうしようか迷っていたから丁度良かったがな」
「そうだな、脳量子波による遠隔操作では2機の転移のラグの間制御が出来なくなる。
 ……お前の了解さえ貰えば、俺が直接操縦しても良かったんだがな」
「ば、馬鹿!そんな事できるか!!」(汗
「……冗談だ。そいつだって、お前の為の機体だろう?」
「………う」(ぐさっ
全ての用事を済ませ、学園に戻るべく……俺達は基地のハンガーでダブルオークアンタのシステムチェックを進めていた。
異なる世界への転移、それも3機同時にとなると……かなり繊細な調整が必要になるからだ。
そういう意味で、赤ハロを持って行けるのは非常に心強いと言える。
(※この時ヒイロが冗談にならない冗談を言ってくれたが、赤ハロを持って行けなかったら……最悪そうしなければならない可能性があった)

「もう行っちまうのか、刹那?」
「ああ。俺はまだしも、こいつがこの世界に長くいると色々と面倒になるからな」
「……俺だけの所為か?」
「そうだ。タイムリミットさえ無ければ、もう少し余裕を持って動けるんだからな」
「…………」(しょぼん
「刹那、あんまり弄らないであげようよ……」
そんな中、ロックオン達が見送りに来た。
何時しかミッションの為に学園を離れた時も、あいつらはこんな感じに集まってたか。
だが、悪い気はしない………。
「――――――よし、システムチェックを完了。
 赤ハロ、ダブルオーライザーのシステムを起動……クアンタと同調させろ」
『リョウカイ!リョウカイ!』
ダブルオークアンタのシステムチェックを完了させ、出発の準備を進める。
手始めに赤ハロをオーライザーのコックピットに放り投げ、ダブルオーライザーを起動させる。
「……俺も準備をするか。出力調整しなければ不味そうだからな……」
「ああ。お前の機体が原因で転移に失敗したら、責任を取って貰うからな」
「………フッ…」
ヒイロも頃合と判断してか、反転せずにハンガーに置きっ放しにしていた自らの機体(ルシフェル)に搭乗する。

後は、俺がダブルオークアンタに乗り込むのみ。そう思い、歩き始めたが……。
「………戻って来なくていいからな
「…………!」
背後から聞こえたその言葉に、思わず足が止まってしまう。
「貴方は『戻るかもしれない』と言ってたけど、私達は別に大丈夫よ」
「そうじゃない。お前達の都合ではなくて、俺の気持ちの問題だ……」
『だが、既に君の心はここでは無い所に向かい始めている……違うか?』
「…………それは」
「隠さなくてもいいよ。僕達は皆……君のやりたい事が分かっている。
 その上で、君の意思を尊重して送り出そう
って……そう皆で決めたから」
「ま、そういう事だ。だから突っ走って行けよ、俺達に構わずに……な?」
「…………」
彼らの言葉一つ一つが、俺の背を押してくれる。
罪を恐れ後ろを振り返るな、前に進めと……道を示してくれる。
「――――――ありがとう、皆……」
そんな彼らに対しては、感謝の言葉を紡ぐのが精一杯だった。
学園の世界への転移と言う大仕事が残っている以上、気持ちをあまり昂らせる訳にはいかなかったからだ。


『もういいのか?』
「……ああ。行こう……!」
ダブルオークアンタに搭乗し、転移に向けて気持ちを切り替える。
赤ハロには既に指示を伝えており、ダブルオーライザーがハンガーから飛び立っていく。
後を追う様に、トレミーの仲間達に見送られながら…俺達も機体を駆り宇宙へと飛び出した。

「GNソードビット、ジャンプモード!」
座標データを与えた後GNソードビットを全基射出し、量子ゲートを生成する。
ルシフェルがダブルオークアンタよりも大きい為、ゲートそのものも以前より広く展開している。
『赤ハロ、俺に続け!』
『リョウカイ!』
赤ハロを導く様にルシフェルが、続いてダブルオーライザーがゲートへと飛び込む。
それらを見届けた後、俺もクアンタをゲートに飛び込ませ……この世界を発った。
―――――スパロボ学園、校庭にて。
「…………来たか」
「思ってたより早かったね」
ギリアムやアサキムがそう口に出した直後、空間が僅かに揺らめいた。
上空に量子ゲートが開かれ、そこから……俺達の機体が飛び出してくる。
『……到着だ。少し早かったようだがな』
「みたいだな……」
量子ゲートと同時に具現化したGNソードビットを格納しながら、俺は校庭を見下ろす。
俺達がこの時間に戻って来るのは学園全体には伝わっていなかった様だが、かの学園長直々に出迎えに来ている所から見ると……その意味は伝わっている様だ。
「赤ハロ、先にハンガーに行って例のものを引き渡してくれ」
『ハロ!』
『……例のもの?何だそれは……?』
「……多分、直ぐに分かるさ」
『…………?』
赤ハロに指示を出し、トレミーから許可を貰って持ち出したとあるものを学園に搬入する作業に入る。
ヒイロには適当に誤魔化して説明しながら、俺達は機体を校庭に着陸させ……その地を踏み締めた。

「おかえり、刹那!」
「お疲れ様ッス!」
「ああ……」
学園長らと共に待っていたゲイナーとレントンが、俺達に早速駆け寄る。
「なんか、いろいろ大変だったんじゃない?」
「――――――知ってるのか?何があったか」
そんなはずは・・・無いのだが
「ううん、勘だよ、勘」
「友達なら判るものッスよ」
二人の笑顔が何故か俺は・・・嬉しいように思えた、が
「だからさ、2人がいない間に、KF3進めといたよ
「ムーンライトソード、復活させておいたっすよ!」
「「――――――は!?」」
――――――そして、ある意味大ショックな報告を受けた。
「――――――その話は後でたっぷり聞かせて貰おうか」
「それよりも……だ」
その問題発言はとりあえず棚に上げておこう。
それは何故か?――――――勿論、学園長への報告が先だからだ。

「……無事に戻って来て何よりだ、刹那君」
「学園長……」
「ヒイロ君から話は聞いた。今後大学部での勉強を希望する……と言う事で間違いないかな?」
「もう少し厳密に言えば、『状況に応じて大学部と大学院を行ったり来たりしたい』……にはなる。
 どちらにせよ、大学部を中心にしたいのには変わらない。だからまた……否、改めてこの学園で学ばせて欲しい」
「君の決意が固いのであれば、それを拒む理由は無い。君の学びたい事を学ぶといい」
「良かったな、刹那」
「ああ……」
―――昨日、アザディスタンからソレスタルビーイングの基地に向かっている途中に、ヒイロを経由して学園に追加で連絡を入れていた。
『高等部では学べない事を学ぶ必要が出てきた、だから主な勉強場所を大学部以上の所に変更したい』と言う旨を。
その理由については、ここまで読んだ読者には説明するまでも無いだろうから語らない事にしておく。
――――その承認を、今改めてここで貰ったと言う訳だ。


「さて、そろそろあいつらの話を聞くと…―――――?」
自分の役目は終わったとばかりにヒイロが先程の問題発言に手をつけようとする。
――――――だが、残念だがそうはいかない。
「お疲れ様、ヒイロ君」
「イネス教諭?俺も刹那も怪我なんてしてきて無いぞ?」
イネス先生がひょっこり現れて、ヒイロの右肩をポンと叩く。
まさか彼女がここに来るとは思ってなかった様で、ヒイロはただ疑問を抱いてるだけだ。
『怪我なんて無い、して来て無い』――――――その言葉が例の秘策の起爆剤だとも知らず。
「あら?まさか貴方、お姉さんの目を隠し通せてるとでも思ってたの?」
「何の事だ……」
「隠せてると思ってるらしいぞ、イネス先生」
「そうね。お姉さん甘く見られてたらしいわ………」
「…………!ま、まさ…か……」
俺とのやり取りでようやく事の次第が理解できたらしく、ヒイロの顔が段々と青ざめていく。
――――――イネス先生が何をやろうとしているのか、それを把握した様だ。

「痛みは一瞬だ、安心しろ。その後に再生カプセルに入ってもらう手筈にちゃんとなってる」
「そういう問題じゃない!俺にこの手のものが効かない事は、お前も良く分かってるだろう!?」
「通常ならな。だが、『ツインドライヴシステムで生成したGN粒子を再生治療に用いた事が今まで無かった』んだ。
 今回はその実験と言う名目だ、お前にとっても悪い話ではない……付き合ってもらうぞ」
「冗談じゃない!ツインドライヴで生成した粒子を一点集中で浴び等したら余計なものが……!」
「ほう?その様子だと、『イノベイターに変革する際、脳量子波の使用と老化抑制の作用が付加される』事を知っていて、あの時俺と対話したと言う事だな?」
「………!そ、それは……」
――――――そう。俺が先程赤ハロに指示して引き渡したものこそ、トレミーで使用しているものと同タイプの『GN粒子を用いた再生装置』である。
ついでに、それに使用する為のGN粒子のチャージは……昨晩の内に既に済ませている。

「そういう訳だ。イネス先生、後は頼む」
「はいはい。と言う訳だから、行きましょうか?」(ずりずり
「く……。刹那、後で覚えてろよ……!」(引っ張られる
反論の余地が無い為、ヒイロがイネス先生に引き摺られこの場を去っていく。
(※引き摺られながらも、ちゃっかりルシフェルを反転させて自分の手元に戻していた)
――――――効果が全く無かった場合は、奴の言う様に責任は取らなければならないが……その時はその時だ。

「………?ヒイロに何かあったの?」
「別に。単なる古傷の治療だ」
「???」
ゲイナー達に対しては、『単なる古傷』の治療だと説明しておいた。
――――――トレミーの皆に話した様には行かない。奴が自ら話をしようとしない限りは、このレベルでの情報公開が限度だろう。



――――――俺も、ダブルオークアンタを格納しに行こう。
皆が校舎に戻り始めたのを見ながらそう思っていた時、ふとゲイナーが俺に話しかけてきた。
「――――君、変わったんじゃない?」
「そうか?」
「少なくとも僕はそう思うよ。君、どっか吹っ切れたような顔をしてる」
「…………」
俺が変わったように見える、と。
――――――ある意味では、的を得た言葉だろう。だが―――――
「……俺は、これから変わろうと思ってる。
 その気持ちが、もしかしたら顔に出てたのかもな……」
「そんなものなの?」
「今はまだその程度だという事だ……。
 ……ハンガーに機体を格納しに行く。後で話は聞かせてもらうからな?」
――――――俺は、これから変わらなければならない。
罪と向き合っていく為に。『俺が目指す未来』の為に。


(……ELS、ここで見届けてくれ……俺の戦いを。
 そして、お前もまた……ここで学んでくれ。人と言う存在を……)
<…………>
目指す未来は、『人とELSの共存が進む世界』の中にある。
だから……その世界の中に自信を持って入れる様に。その世界に生きている事を誇れる様に。
この学園で、学んでいこう。平和を愛する仲間達と共に……。
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テーマ : 機動戦士ガンダムシリーズ - ジャンル : アニメ・コミック

2010/12/04 01:52 | 頂き物COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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