リ・バース~スパロボ学園 最後の日~ ≪5≫

ああああ、ガンダム無双3やらせてくえぇぇぇぇ!(血涙
・・・でも、やってると寝られなくなるし、SSも書けなくなると言うジレンマw
早くネタを収集したいんだな・・・

さて、日々校正しながら書いてる今回のSSですが
見返してみると、割りとギャグが少ないことに気づきました
だからこそ、前回のスメラギさんとミサトさんの絡みは、意外と好評だったのかなと思ってます
と言うより、ああいうクロスオーバーがスパロボの醍醐味ですよね
SSのテーマばっかり考えてて、その辺り失念してました
適切なツッコミをして下さった、YF-19Kさんに感謝!

と言うわけでその辺り、もうちょっと詳しく外伝書いてもらいましょうか(ぇ


前回の続き】

虚無の空間に、R-1の姿があった
(何故、あの時使命を果たさなかった)
リュウセイの頭に響く声が、何処か彼を責めるような言葉を発している
「・・・判らない・・・ワカ・・・ラナイ・・・何故・・・」
(使命を果たせ。与えた使命を)
「・・・使命・・・修・・・正する・・・・・・な・・・何・・・を・・・?」
感情を無くしていたリュウセイの顔に、徐々に何かもがいているような、必死に何かを思い出そうとしているような、そんな色が戻りはじめた
「ち、違・・・う・・・!・・・俺は・・・・・・地球を護・・・る・・・SRX・・・の・・・
(それこそが、修正すべきモノの一つ!)
いっそう強い調子で、声の力がリュウセイの精神を貫く
「ぐっ・・・!う、ううう・・・修正・・・使・・・命・・・あ、がぁ・・・ッ!!」
せめぎ合う矛盾した感情が、リュウセイを苦しめ・・・そして"声の主"の計画をやや狂わせていた
だが"声の主"は、その理由を予測していないわけではなかった
(今、この状態に至ってまで、未だ全てを我に喰われて居らぬ)
"声の主"は確かに、リュウセイの中にある『設定』を上書きしたと考えていた
しかし彼の中にはまだ、スーパーロボット大戦の主人公としての人格が残され、声の誘惑に足掻いているようだった
それが酷く煩わしくもあり、逆に楽しいことでもあった
この現状が、スパロボ世界の全てを混乱させ、絶望させる最高の要因だからだ
(まぁ良い。あのような事があっても、彼らはここに来るだろう)
むしろ、来ないはずがない。彼らはまだ、リュウセイを何とかできると踏んでいる
(そのための駒は揃っている。絶望の刃は)
佇むR-1の周囲に、うっすらと何か他の影が浮かんでいた


光が射さなくなった空を、バレルはイクスブラウのモニタから見上げていた
その光景があの時、二つの世界が接近して、ロシュ限界を迎えて崩壊する寸前の、破滅への色を漂わせた、あの風景にそっくりだと、バレルは心の中で呟いた
「なんか・・・思い出すわね、最後の戦いの時のこと」
それは後ろに居るフェイルも同感だったらしい
「うん。あの時も、こんな風だった」
こちらに来たばかりの時は、抜けるような青空だったはずの南アフリカ上空は、ここ数日でみるみるうちにこんなおぞましい姿へと変貌してしまっていたのだ
しかし、彼にはどうすることもできない
今やっていることと言えば、あのNULL空間の拡張を監視すること、それに伴って発生している民間人の保護、と言った程度だった
(主人公ッたって、意外と・・・無力なんだな)
あの時、アムロ達とアクシズを押し返した自分と引き替え、今は何もできていないでは無いか
(あの人達と一緒だったら、なんでもできた・・・そんな気がしてただけ、だったのかな)
そう、バレルがやや自嘲気味に思ったときだった
ピッという着信音が鳴って、モニタに無機質な顔をした女性の顔が映し出される
『イクスブラウ、こちらはアーク・アルファ。応答願います』
「どうしたの、オータム?」
それは、彼らの後ろに控えていたアーク・アルファからだった
『今回の件に関し、状況打破の一歩として、ある作戦をお二人に提案します』
「え・・・何かいい方法があったの」
自分にできることがある
そのことがバレルには嬉しかったのだろう。思わず身を乗り出し、オータムの話に耳を傾ける
『はい。ただし、それほど簡単なことでもありません。万が一のことも保障できません。それを承知でお聞き願いたいのです』
「ここまできて・・・身の保障も何も無いわよ、オータム」
「そうそう。早速、作戦って言うのを教えてよ」
大学部の廊下を、美久と共に歩いていたマサトを、後ろから洸が呼び止めたのは昼過ぎだった
「マサトさん、なんか一人で考え込んでませんか」
洸の質問を受けて、マサトは一瞬曇った表情を見せた
一方の洸はというと、リュウセイのことが気になって仕方ないので、マサトが何か答えを知っているなら、と藁にもすがる思いなのだ
というのも、洸とリュウセイの付き合いは非常に長い
リュウセイが初めてスパロボに出たときからの縁で、そこからずっと彼を見てきている
確かに彼は主人公補正がある。沢山の戦いを経てきた。力もある
しかし、それにしては今回はおかしなことばかりだ
「それについて、木原マサキは何かを言おうとしたフシがあったな」
今度は二人の目の前に、厳しい顔をしている宗介がいた
「そして何故、お前はそれを黙らせた?
宗介は気づいていたのだ。あれはマサキがふて寝したのでは無く、珍しく無理矢理マサトが押さえ込んだのだと
「事と次第によっては、上層部に報告させてもらう」
こう言うとき宗介は厳しい。マサトの行いが、言ってみれば情報隠匿であるなら、それに対して容赦はしないぞ、と強く迫ってきているのだ
「マサト君・・・」
そこの真意ばかりは、美久とて判らない。微妙な三すくみが睨み合う中、少し間を置いてマサトは口を開いた
「確信が持てなかったから・・・って言うのは、駄目なのかな」
「・・・なにがだ」
「それが当りじゃなかったら、彼女に変な視線が向いてしまうから」
「彼女?」
相変わらず答えを言わないマサトに、宗介はいらだち洸は戸惑っていた
「・・・これから、それを確かめに行くのに、みんなで行くって言うのはどう?」
「なあなあ、聞いたか?」
「うん、"運命が変わっちゃう"とかいうのだろ」
小学部の屋上では、地球防衛組・ガンバーチーム・ザウラーズと言った、小学生組が額を付き合わせていろいろ話し合っていた
その中には、ミネバやイルイと言った、ちみっこ組も混じっていた
「これが酷くなると、僕たちどうなっちゃうんだろう?」
「そうですねぇ、基本的なところは変わりそうにありませんけど」
「ベルゼブが味方にならないとか?」
「それスパロボフラグ無くても、最終的には共闘してるじゃん」
「ヤミノリウス三世が愛子先生と結ばれないとか」
「それは最終回まで待てば何とか・・・」
とまぁ、微笑ましい子供の会話が繰り広げられる中、イルイは一人浮かない顔だった
「どうしたイルイ?具合でも悪いか」
「ううん。ちょっと、考え事」
心配げにこちらをのぞき込んでくるミネバに、イルイはいつも通りの笑顔を出そうと努めていた
「イルイちゃん、ちょっと良いかな」
「マサトさん?」
そこへ現れたのが、先ほど廊下で静かにやり合っていた、マサキら一行だった
「いやね、さっきマサキが、余計なことを言おうとしたから」
戸惑っているイルイの前に、マサトは膝を落として目線を合わせる
「・・・君が時々、大人と子供の姿を使い分けているのは、ガンエデンの巫女である君が、君自身の時間という"因果"を操作しているから・・・違うかい?」
マサトの問いに、イルイはこくりと頷いて答える
「だとするなら、こう仮説を立てることはできないかな。ガンエデンに選ばれた、真に強力なサイコドライバーは、因果を支配する力を行使できる・・・
イルイは答えなかった。ただ難しい顔をして、視線を落とすだけだ。それは裏を返せば、暗にマサトの言うことを肯定している、と言える
彼女の気持ちを察しながらも、マサトはあえてその後を続けた
「つまりさっきの言葉は、こう言い換えることもできないかな。『強力なサイコドライバーを得たガンエデンは、運命を支配し得る』と・・・」
「・・・なるほど、そういうことか」
宗介はここでマサトの意図を理解した
あの時の木原マサキの言いようでは、おそらくはイルイの能力を決めつけて話していた可能性が高い
そうすれば、ただでさえ謎の多い今回の件について、少しでもヒントになりそうなこの話、周囲の大人達が食いつかないわけが無い
そうすればイルイの立場は、圧倒的に悪くなるに決まっている
だから、マサトはそれ以上を言わせなかったのだ

だが、彼もマサキが考えていた仮説の裏を取れた。だとするなら、確認しておかなければならないことがある
それをマサトが切り出そうとしたとき、イルイは慌てて彼に飛びついた
「ガンエデンは・・・ナシムは知らないって言ってる」
イルイと未だ繋がっているナシム・ガンエデンは、今回の件について知らないらしい
「大丈夫、君のことを言ってるんじゃ無い」
「・・・判っていて何故、彼女にここまで話をした?そもそもこの尋問は無意味だ」
意図せず力を持った者が、その業によって負い目を見ることに肯定的で無い宗介は、そうして話を終わらそうとした
だが、一緒に付いて来ていた洸は首を振った
「ガンエデンは・・・あのシステムは一つじゃ無いんですよ
「なに?」
αシリーズに直接関わっていない宗介は、ガンエデンの名前は知っていても、その詳細を知り得ない。その場に居る地球防衛組連中も、αシリーズが行き着いた先を知らない
しかし、それと深い関わりのある洸は、何故この事に対してマサトが難しい顔をしているのか、よく判っていたのだ
「でも、あれはもう、抜け殻で・・・」
イルイにもマサトの意図は伝わっているようで、彼が聞きたいことについての返答を返してくる
"あれ"?」
「そう・・・僕の推察が正しいなら、多分・・・リュウセイさんは・・・
考えたくは無い予測が、マサト・イルイ・洸の間に走っている
「マサト、あまりイルイをいじめると、ゼンガー先生にいいつけるぞ」
そんな状況を見かねて、ミネバが何とかフォロー(?)を入れようとする
「それは勘弁して欲しいな、ミネバちゃん・・・」
苦笑いでそれをスルーはしたモノの、彼は確かめねばならなかった
彼の中に居る"木原マサキ"の頭脳が、嫌が応に考えたくも無い推論を弾き出しているのだ

だが、この緊迫した空間に、艦内にミサトの声が響いた
『全学園に通達!スパロボ学園全校舎、発進準備を取れ。総員、第二戦闘配備!!・・・うっ』
『どうした葛城三佐!?調子が悪いのか』
『い、いえ。済みません、自分の声が頭に・・・』

自分の叫び声で二日酔いの頭がガンガン来てたらキリが無い・・・

そんな大人の事情の判らない、地球防衛組やザウラーズがどよめきの声を上げた
「出発するというの?・・・と言うことは」
「OGS世界に行く方法が見つかったんだ!!」
慌てて出発の準備に駆けていく彼らの横で、マサトは改めてイルイの方に顔を向けた
「この先は、現地で本人に確認するしか無さそうだね」
「うん・・・でも」
自分の辿った経緯を考え、ますます不安を隠せないイルイに、しかしマサトは明確な答えを出すことができるはずも無い
「行かなくちゃならない。答えと未来を掴むためにも、OGS世界に」
今まで何度も挫折から這い上がってきた、その実績と僅かな願いと希望だけが、彼らを動かしていた
舞台をOGS世界に戻す
あちらの世界では、おおよそ1週間ほどが経過している
「学園との連絡は取れたか?」
「いいえ、相変わらず」
カイの問い合わせに、ラトは型どおりの返事を返さざるを得ない
「ギリアムとも連絡が付かんとは・・・」
既にこれよりかなり前、ギリアムはスパロボ学園に向けて出発していた
本来そこが版権の世界であれ、OGS世界であれ、それぞれの世界と学園との間は、長くかかっても1日有れば往復できる
なぜならば、学園はあらゆるスパロボ関係者を包括するため、その空間が全ての世界と触れ合っているからである
頭を抱えている教導隊の方に、何か報告書らしくものを手にしたレモンが、いつものポーカーフェイスを崩さずに近づいてくる
「カイ・キタムラ少佐、ちょっといいかしら?」
彼女はそう言うと、調査表と題されたそれを、カイに手渡した
「どうも"宇宙からの落着物"、フェイクだったみたい」
レモンが陣頭指揮を執り、短期間で連邦軍内の情報を洗いざらいした結果が、それだった
「連邦軍管轄だけでなく、民間の宇宙天文観測所でも、この数週間内に地球圏内部への外宇宙存在の侵入を、探知している形跡はないわ」
「・・・」
カイはその後を待っているかのように、ただ黙ってレモンの話を聞いている
「それと、念動能力者って、こっちの連邦軍じゃ相当嫌われてるのね?」
軍部内部にて、一癖有りそうな一派が、なにやらよからぬ事を考えていたフシがあるという
それは噂によると、念動能力者を異物扱いし、『正常な地球人による』軍を目指していた、という話だった
「ふむ、ブルーコスモスでもあるまいし、まだそんな野暮なことを言っている連中が居たか
その内容に、レーツェルの方は半ば呆れた感じだった
「が、その噂が真実とすれば、SRXチームははめられた可能性がある、ということか」
「99%そうだと思っちゃうわね」
またか、と言うような表情で、カイは深ーいため息をついた
「レモン・ブロウニング、このまま調査して、彼らが拘束などをされている状況か、探ることは可能か?」
「できなくはないけど・・・相当引っかき回すことになるわよ?」
だが、カイもレーツェルもゼンガーさえ、意に介してない様子であった
「我々はそれほど、体裁にこだわってないのでな」
お行儀良くしているように見えるハガネ隊だが、中身を構成している要員は一癖どころか三癖以上もあるような連中ばかりである
「直接ではないが、SRXチームは我々の部下と言って過言ではない」
「彼らの身の安全こそ、優先される事項だ・・・連邦軍部内に、被害が出ない程度に、な」
心なしか、カイはニタリと意地悪な笑みを浮かべているように見える
「ん~、ご許可頂いちゃったからには、シャドウミラー的に楽しくやらせてもらっちゃうわよ?」
「笑顔の絶えない職場で、大いに結構」
レーツェルの答えも、至極判りやすかった
が、間に入って聞いているラトは、こういう緩~い大人の会話をどう処理したらいいのか、正直対応に困っていたのだが
一方、ハガネのブリッジに、オータム・フォーからの通信が入っていたのも、同じような頃だった
「ダイセツ・ミナセ艦長。学園と接触を図る手段として、私から提案があります」
「ほう。聞かせてもらおう」
「このアーク・アルファに積まれた、バルドナ・ドライブを利用できないかと」
彼女曰く、アーク・アルファのバルドナ・ドライブの動作理論は未だ不明点が多いが、劇中での描写などを顧みるに、その移動手段として意思体の念というものが、ひどく重要な要素である可能性があった
「つまり、我々が学園への帰途を強く願った場合、次元断層の深さや障害を越え、その場に至る道を容易に形成しうる可能性がある、ということです」
「成功の確率と、それに伴うリスクを、君はどう捉えているのだね」
「艦長。それに関しては、今現在論じることが困難と、私は捉えています」
リスクテイクを考えて行動できるほど、現在のハガネ隊には余裕が無いのである
「しかし仰るとおり、被るであろう問題を最小限に留めるのは、必要な作業です」
そこで、とオータム・フォーは続けた
「バルドナ・ドライブの起動及び制御に際し、バレル少尉及びロシュナンテ中尉、そしてベルクトの協力を得ることとしました」
オータム・フォーが言うには、こうだ
現状、OGS世界から外に伸びる次元断層は、不安定且つ危険な状態で有り、突入は二次災害の恐れがある
これを避けた、何らかの次元移動手段を確立する必要がある
そこで、アーク・アルファである
A.C.E 3のバルドナ・ドライブと、Rに出て来たバルドナ・ドライブの関係性は不明なれど、このシステムの起動キーとしてバレルとベルクトが最適なのは、疑う余地のない事である
そしてこの二名は、表裏の存在として惹かれ合う存在でもある
そこで、OGS世界にベルクトを配置、アーク・アルファにバレルを配置し、その二人の念の繋がりを以て"道"を作り出し、とにかく学園とだけでも接触を図れないか、ということだ

「ふむ・・・そこの三人はどう思ってるんだね?」
ダイセツ艦長が目をやったのはもちろん、バレル・フェイ・ベルクトである
「僕は何でもいいから、やれることはやろうと思ってます」
「バレルが言うなら、私はどこまでもサポートするよ」
「ふん、馬鹿な話だ・・・だが、付き合ってやらんわけでも無い」
ベルクトは典型的な、破滅大好き系邪気眼ライバルキャラである
しかしそんな彼でも、この世界が無くなると言うことは、不都合で有ることは変わり無い
バレルと決着を付けられなくだとかなんとか、いろいろ理由を出してはいたけれども、結局協力することとして収まったようである
さて、こちらの方でも一つ、動きがあった
「ねぇ、クリストフ。これ、どう思う?」
セニアが出してきたのは、マサキやテュッティ達が観測した、例のNULL空間の拡張状況をまとめたモノだった
その図解に目をやったとき、シュウは何とも付かない"面白そう"な表情を見せた
「ほう、これはまた・・・」
それは既存の地図上に、既に"失われた"とおぼしき場所を書き加えたものだ
バレル達が感じたとおり、その領域は日々広がっているのだが、ある箇所だけが日を追っていくと、他の場所とは違う様相を見せている
というのもそこは、まるでその空間の浸食を押し返しているかのように、ずっとその姿を留めているのである
「我々が駐留している場所だけ、こうも"粘っている"というのは、実に面白いデータです」
「へえ、何がどう面白いんです、ご主人様?」
チカは素直に、シュウが何に興味を惹かれているのか判らず、ストレートに質問してくる
「どういう理論かは説明するのは難しいですが、我々という意思体が彼の空域に対抗し、且つ世界を復元させる要素である可能性がある、ということです」
言ってみれば、ハガネ隊の"消えたくない"とか"こんなのは御免だ"という感情が、世界を飲み込む力と拮抗、或いは上回っていると言うことである
「だとすると・・・相手もまた意思体。そうは思わない?」
セニアの考えからすると、あの空間は単なる時空崩壊現象では無く、意図的に世界を消したいと望む者が関わっているのかもしれない、というわけだ
「それはあり得ますね・・・だとするなら、相手はそろそろ打って出てくるでしょう」
まぁン♪思い通りに行かないからって、イライラして自分から顔を出して来ちゃう、ってことですの、シュウ様?」
ものすごっく危ない発言しているサフィーネだが、彼女の発言の意味自体は間違ってない
「でしょうね。我々がここに居る、それだけで己の望みが達成されない・・・いわゆるスパロボ的展開ならば、我慢ならずに動き出すのは必然・・・」
しかもこちらは、ある重要な局面に移行している
即ち、次元断層を跳躍した、学園とのコンタクト復元の試みである
「こっちも学園に戻るのに動こうとしてるから・・・その隙を狙ってくる」
「まあある意味、相手をおびき出すという意味では、恰好のタイミングと言えますわね♪」
深刻そうなセニアに対し、サフィーネの方はむしろ都合が良さそうだ、と言わんばかりである
「おいおい、ベルクト達を護衛する、こっちの身にもなってくれ」
次元断層に入るバレル達とは別に、OGS世界で断層面を維持するベルクトは、完全に無防備にならざるを得ない
そのため、タックやジョッシュ達は総手で、彼の周辺を警護することになっているのだ
「虎穴に入らずんば虎児を得ず・・・ですよ。この件、ビアン総帥に報告しておく必要がありますね」
ただ、その穴から何が出てくるかが、当のシュウにも予想が付いていない、と言うことだけが問題ではあった
「アーク・アルファ、定位置に配備OK」
「バルドナ・ドライブ、出力安定して上昇中」
ハガネ上空に滞空しているアーク・アルファと、その舳先に立ったイクスブラウの姿が、徐々に揺らいでいくのが肉眼でも判る
「く・・・なんか、変な感じだよ、フェイ・・・」
「空間の揺らぎだわ。こればっかりは何度やっても・・・慣れないものね」
A.C.E 3の時に、嫌と言うほど空間跳躍はやったモノの、そんなモノになれるのは正直、避けたいものではある
「ふん、その程度でグダグダ言うな」
アーク・アルファの直下で構えているブラッド・アークから、ベルクトが挑発するような台詞を投げかけてくる
「なんだよ、こっちの気も知らないで」
「"世界の命運がかかってる"んだろ」
「わかってる!」
「だったら粘れ。お前はできるんだろうが
バレルは、その"お前は"という言葉に、ふと反応した
「・・・言われなくったって!」
そうだ
自分がやらなければならない
共に戦った学園のみんなともう一度繋がるために
独りじゃない。それを実感するために

だが、そんな減らず口をたたくベルクトの声が、だんだん遠くなっていく
「イクスブラウ、アーク・アルファ、次元断層突入確認!」
「なんだよ、これ・・・気を抜いたら、流されそうだ・・・!」
言葉では表現しづらい、時間と空間がせめぎ合う大きな河のようなもの、そこへ放り出された彼らが次に行うこと
「強く、強く学園のことを念じて下さい。あの空間を思い、辿り着きたいと」
オータムが声をかけてくる
その思いこそが、バルドナ・ドライブの力となって道を作る
これがオータムの目論むところであった

それは、バレルだってフェイだって、言われるまでもない事であった

彼らとの繋がりが断たれるなんて、そんなことは認めたくない。ずっと一緒に居たい
ただそれだけを念じていた彼らの目の前に、ぬっと巨大な何かが現れたように見えた
バレルは、無意識にイクスブラウのマニュピレーターを、それに近づけた
懐かしいもの
それと繋がらなければならない
それを手に取らなければならない
そんな感覚がしたから


【続く】
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テーマ : スーパーロボット大戦 - ジャンル : ゲーム

2011/02/18 22:26 | リュウセイ 暴走編COMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

……おいおい

きっとトレミーⅡでもスメラギさんが二日酔い状態(笑)。モレノが化けて出るぞ。

IS学園でも年に数回失恋してやけ酒する教師がいます、どうも“普通の男”に燃えない困った人(汗)


今週のIS

・ブレード一本のみ、しかも生身でIS同士の止める先生……

ラウラvsセシリア&鈴音のISを使った喧嘩を止める為にシャルルが飛び込むもラウラが止まらない。プラズマ手刀をシャルルに向けた瞬間にそれを受けとめる。

千冬「やれやれ、ガキの相手は本当に疲れる」
ラウラ「きょ、教官!」

そこにPSPのボタンとゲージが出てくるも千冬姉、素早く操作。

千冬「これがマスターアジアやドモンならもっと手荒いぞ」


リュウセイ「あんたのお姉さんって人間?」
一夏「多分……それよりもあのマスターアジアの身体が回っていて、お弟子さんが構えているけど大丈夫なのか?」


・まんざらでもないシャルル君

シャルル「一夏って見かけによらずに大胆なんだ……でも僕もよかったら」


リュウセイ「これ以上は深夜でもヤバイっ!」
エクセレン「ギャップ萌えって言う奴ねぇ~~次回は風呂場シーンもあるし“ヨスガノソラ”の様に中で、水中合体//////」
ギリアム「一応少年少女もいるんだ自制はしてもらえんか?」←傍に居たラトゥの耳を押さえている。


・AIC(慣性停止能力)

リュウセイ「いよいよスパロボ並になったなぁ」
ライ「この程度ならまだ可愛い方だ」


今週のOG ザ.インスペクタ-

・艦長代理

船乗り男のロマンなんです……。


・ゼオラの説得に

下着の話まで出したアラド……おかげで記憶が戻りましたが敵コンビの空気っぷりが止まらない。




とにかく、シャルルの末脚が強いもなんの……完全に箒、セシリア、鈴音を置いて独走モード。ラウラは今の所ダークヒロインですが原作通りならこちらも電撃作戦並に追い上げて来ますね。

・追加情報(3/21追加)

シャルル「原作小説最新刊にて遂に四組の専用機持ち参戦!」
ラウラ「なるほど会長の妹なのか……道理で名字ですら伏せられていた訳だ」
セシリア「なんか反抗的ですわね」
鈴音「……名前って簪?」

楯無「あ~~喧嘩しても良いけどISを無茶しないでね」
一夏「早い所二人目が来てほしいです、作者さん」

No:2554 2011/02/19 10:22 | YF-19k(kyousuke) #vOF08ZPo URL [ 編集 ]

Gジェネワールド

我らが首領、ブレイブ・コッドさんが登場されるそうですね。ファミ通最新号に掲載されてました~。

センチネルのシナリオ、あるんでしょうか。

08小隊、すごいっす(笑)

失礼しました~。

No:2555 2011/02/19 18:37 | 酢ダコ #- URL [ 編集 ]

SS頑張る

素晴らしいまでの混戦ぶり

YF-19Kさん>
きっとトレミー??任皀好瓮薀?気鵑?麁譴ぞ
設定上、ラー・カイラムに居候という形になるのですが、きっとブリッヂで○○してブライト艦長に怒られてます
なお、今後ミサトさんとの絡みはますます増えそうです・・・

酢ダコさん>
センチネルはどちらかッつーと、リョウ・ルーツさんの印象が・・・w

No:2556 2011/02/21 00:48 | あるす #- URL [ 編集 ]

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