リ・バース~スパロボ学園 最後の日~ ≪6≫

ここ数日、仕事の鬱憤を晴らすべく、ついに我慢していた無双3に手を出したら、やっぱり完全にSS書くのが止まってた管理人です

しかし、御大将がうるせぇのなんのw
ついでに東方不敗師匠が強すぎてシャレになりません


・・・ええと、こう言ったウルサい面々が集まっている『戦う者達』というチャプターは、恐ろしい面子の中にたった一人まともな人物(=デュオ)が混じって、とんでもない状況になっているというすごいストーリーです
デュオが可哀相でならないこのストーリー、Gジェネとは別にご紹介したいところです

さて、明日はGジェネですが・・・
SSは核心に迫った内容に入ります
ちょっとスパロボらしいシーンとギャグもありますが、ここまでの溜めは6話のラストシーンのためのモノでした
ではどうぞ~


前回の続き】

「来ました、クストース多数出現!」
この瞬間を待っていたとばかりに、無の空間から沸いて出てくるようなクストースだが、それに怯むハガネ隊でも無い
「各個迎撃に向かえ!アークシリーズに手を出させてはならんッ!!」
それまで観測に徹していたサイバスターやフェアリオンも、時空の裂け目を護るために上空へと急上昇をかける

一方で地上で待機していた竜虎王の中
機体の操縦をブリットに任せ、クスハは静かに気を練気っていた
あの時、初めてクストースと遭遇したときに感じたもの
あれが彼女の勘通りであるならば、"それ"こそがあの自律兵器を操っている者である可能性が高い。混戦のこの戦場に、該当する存在があるならば、サイコドライバーである自分が感知できるはず
「・・・そこね!?龍王破山剣!!」
狙い定めて放った紅蓮の剣が、ガッと撃ち貫いた空間から出て来たそれを見たとき、クスハだけでなくブリットもまた息を呑んだ
「R-1!?」
「リュ、リュウセイ君!?」
龍王破山剣の炎をものともせず、静かに立っているR-1が、妙に不気味な念をまとっていることに、クスハはすぐに感づいた
「リュウセイ君なの!?なんで、そんなところに・・・」
だが、彼女の呼びかけに対し、返ってきた言葉は冷徹なものであった
「・・・うるさい」
確かに声はリュウセイだった。しかし、クスハはぞっとするものを感じ、思わず顔をしかめてしまう
「お前らがいると、ことが進まないんだよ」
彼のその言葉に合わせたかのように、背後の空間からクストースの増援が現れたとき、ブリットは最悪の事態を考え、唇を噛んだ
「おい、リュウセイ。まさかお前なのか、あのクストースを操ってるのは!?ことが進まないって、どういうことなんだよ!」
「お前に説明する義理なんか無い」
ブリットの問いかけにさえ、リュウセイの返答は突き放しっぱなしで、要領を得ない
「む・・・よもやリュウセイめ、ガンエデンに洗脳された、とでも?」
先ほどからのシチュエーションとして、あり得ない状況では無い
そしてもしも本当に、リュウセイがクストースを操っているとしたら、その可能性はゼロではないだろう
「ん~、でもボスぅ、リュウセイちゃん、あの仮面着けてないわよ」
状況を把握してるのかしてないのか、微妙なツッコミをしてくるエクセレン
「ああ、確かに着けてないな」
「ならば違うか」
そこで納得されて困るのは、必死でリュウセイと対応してるブリットの方である
「あんたら、こんな場面で俺の痛い過去を突っ込まないでください
第2次スーパーロボット大戦αで、ガンエデンに洗脳されて変な仮面を着けていたのは、イイ思い出だ(?)
「と、とにかく!リュウセイ君がやってるなら、彼らを止めて!今は大事なときなの!」
微妙な空気を吹き飛ばそうと、クスハは改めてR-1の方に向き直る
「それに、今までどうしてたの?心配して、みんなで探してたんだよ」
「・・・心配?ククッ、どうだか」
クスハが心配してなかったわけは無いのだが、それを冷笑で返すリュウセイ
「な・・・何を言ってるの、リュウセイ君?やっぱりおかしいよ、いつもの貴方じゃ無い」
「ウルサいんだよ。幼なじみ面して話すな」
「・・・え?」
クスハはリュウセイの言葉の意味を図りかねた
後付け設定で、人の幼なじみの役割にはまってきておいて、俺のことを昔から知ってるような言い回しをするなってんだよ。ここまで言わないと判らないか?」
「な・・・なんでそんな、そんなこと言うの、リュウセイ君・・・?」
彼女の動揺は言葉で表しきれないほどであった。T-LINKシステムを通じている竜虎王が、彼女の哀しみに呼応して動作バランスを崩すほどである
「クスハ、しっかりしろっ!・・・くっ、リュウセイお前、彼女の気持ちも知らないでッ!!」
慌てて虎龍王に変化し、矢面に立ってくるブリットであるが、流石に一人では操縦に無理がある
「本当のことを言っただけだろ・・・ククク、怒るのはいいけどな、その状態じゃぁ反撃も防御もままならいよなァ?」
彼らの状況を嘲笑うかのように言うリュウセイの言うとおりで、ほぼ無防備になっている虎龍王には、何体ものクストースが獲物を見つけたとばかりに飛びかかってくる
「そうはさせっかよぉっ!!」
友の危機に颯爽と駆け付けるは、ゲシュペンストで戦場を駆っていたタスクであった
「喰らえ!!必殺奥義、パンスト流・・・
と、いつもの調子でゲシュペンストを跳躍させたタスクが、ちょっと危ない必殺技を叫ぼうとした瞬間であった
「・・・ウザいんだよ。中の人ネタ禁止な
リュウセイがそう呟いた途端、タスクのその後の台詞が、彼の意思に反して突然続かなくなってしまった
そのため、さしものタスクもゲシュペンストを制御できなくなり、そのまま敢えなく地面に落下してしまう
「な、な、な・・・なんだ、なんだよ今の!?」
理不尽なことに、怒っていいのだか慌てていいのだか
そもそも何が起きたかさえ、その場に居たメンバーのほとんどが理解できなかったのだ
唯一事情を察したのは、もちろんシュウ一人であった
「"行為を禁止した"・・・?バカな、因果を操作したというのですか」
自分のグランゾンならばともかく、R-1にそんな機能は無かったはずである
「・・・ふん、気に喰いませんね」
シュウがそういうのも無理は無い
この時点で、リュウセイのそれが"因果律操作"だと判るのは、現状彼ぐらいしかいなかった。
そして、そんな力をリュウセイが持っていることは設定上あり得ないし、そんなことをしていいのは自分だけだ、と思ってるから腹も立ってくる
「リュウセイ・ダテ・・・貴方は、一体何と関わったのですか?」
「物知りのシュウ・シラカワ様には、説明なんて不要なんだろ」
シュウを挑発するかのように言い放つリュウセイ
普段ならシュウを触発するようなことは、マサキでも早々やらないことなのに、あまりに後を顧みていない行動だ
「ふざけたことを言うのもたいがいにしなさい、リュウセイ!」
そこへ割って入ってきたのは、ヒュッケバインMK-IIに乗ったヴィレッタである
「帰還したなら、私に報告するのが筋というものでしょう。それに、他の三人はどうしたの?ちゃんと答えなさい!」
厳しいことを言っているが、ヴィレッタなりの心配の裏返しだ。普段のリュウセイであれば、そんなことは言わなくても判るはずだったろう
アンタも後から出て来て、隊長枠に収まったからって、エラそうにして。イイご身分だな」
「・・・ああ言えばこう言ってッ・・・!」
さすがのヴィレッタも、リュウセイのあまりの態度に、珍しく怒りを露わにしそうにしたときだった

「ちぃ、まだか・・・バレルめ・・・!」
いくら周辺をソウルゲインやアンジュルグに護られているとは言え、ブラッド・アーク自体は完全無防備である
迫り来るクストースに手出しできない自分がもどかしい
この場を何とかしなければならない
そんな風に考えていたベルクトの横を、一陣の黒い風が駆け抜けていった。それらは多くのクストースを巻き込み、周辺の敵を駆逐していく
「レイ・バスター・・・シュロウガ、か!?だとするなら」
ベルクトがそう思った瞬間、今度はブラッド・アークの何十倍もある、巨大な影が空からぬっと現れてきた

「んじゃぁ、初代教官様の言うことなら聞けるってのか!?ええ、このくそガキがぁぁッ!!」
クスハ達とリュウセイの間に舞い降りた、巨大な羽根を持ったロボットの影
それは、時空の裂け目を通じてきた、真ゲッターロボのゲッターチーム(漫画版)の面々であった
「ゲッターチーム!」
「次元断層が通じたんだ!」
エクセレン達が見上げるその空の彼方から、巨大なマクロスやヱクセリヲン、その後ろからラー・カイラムやアークエンジェルの舳先が姿を現していた
「スカル小隊展開完了。速やかにクストース迎撃にあたって下さい」
「よぉ~っし、お前ら!奴らとは一度ドンパチやってるからな、ここで負けたらやってられんぞ。気合い入れていけ!!」
「了解!」
フォッカーの号令に合わせ、各個迎撃向かうバルキリーの面々
「しかし面倒だなぁ、マクロスの主砲でこう、ドッカーンとやれないもんかね」
「バッキャロー!イサムお前、こっちの地球を焼き払う気か!!」
マクロスの主砲が本気出したら、たぶん周囲数十キロ四方が焼け野原になるのは必須
宇宙から撃ったってそんだけの威力があるのに、大気圏内で撃ったりしたらエネルギーが減衰しないので、もっとおっとろしいことになるだろう
同じような理由で、ヱクセリヲンも後ろでどっしり構えて、バスターマシンの展開を行うに止めていた
「攻撃部隊、アーガマを先頭に展開!細かいのはMSやオーラバトラーに任せれば良い!!」
「ただし!・・・ガンバスターの発進準備だけはしておけよ」
こういう状況であっても、何もかもを比繰り返すことは起こりうる
そういった展開を何度も経験してきたタシロには、後詰めの重要性がハッキリ判っていたのだ

「あらら、こりゃまた想像以上に不味いねぇ」
遅れてやってきた月光号の中で、ベア博士は暢気にそう言っていたが、次に口にしたのはそんな調子でいいのか、と言うようなことであった
「こっちは完全に次元崩壊の兆候が出てるよ。このままじゃ、OGS世界は無くなっちゃうじゃないのかな
「ベア博士、そんな暢気に言っている場合では無いでしょう」
至極まともなツッコミである
とはいえ、イネス先生もそんなに気合い入った台詞回しで無い・・・というのはいつものことではある
「でも博士、これで00世界の異常現象の謎・・・解けそうね
「そうだね。根拠が消えれば、成立していたフラグも消える。そういうことだったわけだ」
「はいはーい、とりあえず状況を判るように説明してくださーい」
そこで二人だけが納得しても困るため、全てのキャラクターの気持ちを代表して、ユリカがイネスにツッコミを入れてくる
「じゃあ艦長、『なぜなにナデシコ』やってくれる?」
「それ、今は時間無いんで、止めて下さい」
ルリの冷たいツッコミに、イネスは心底残念そうである
『同じくですね。余興は止めて、是非そちらの掴んでいる情報を教えて頂きたい』
パッとモニターに顔を出したのは、グランゾンで出撃していたシュウであった
「あら、シラカワ博士。なんか大変なことになっちゃってるわね」
「君がいながらこの状況ってことは、なかなか難解なことが起きているんだね」
『ええ、まぁ。あまり認めたくはありませんが』
天才を自任して止まないシュウにとって、彼らが来るまでの間に状況の打破ができなかった、というのはある意味では自己顕示欲を突き崩されたようなもので、本来であれば逆ギレしてネオ・グランゾンでも出してやろうか、って感じなのではあるが、事態はそれを許さない
「ならば、ここは三人寄れば文殊の知恵という、日本の諺に従おうではないか!スパロボ学園マッドサイエンティスト部の諸君!!タワーに全員集合じゃぁぁぁ!!!
早乙女先生(チェンゲ版)の号令一下、各作品の怪しい頭脳の持ち主が、ワラワラとタワーに集まっていく姿は・・・傍目には普通なのだが、実に近づきたくない
たまたまタワーの護衛に回されていた、ホワイトアークの面々は顔を引きつらせている
「うああ、ぼ、僕一抜けます!」
こう言うのとお近づきになると、ただでさえヤバい自分の人生、この先どうなるか分かったもんじゃないウッソが、V2のエンジンを吹かして逃げようとするが
「おらぁウッソ!てめぇタワーにちっとかすり傷でも付こうもんなら、後で判ってんだろうな、ええ!?」
真ゲッター2からの隼人の怒声を聞いては、ウッソはもうそこから動くわけには・・・行かない
「ひぃい!シャクティ、なんとかしてよぉ!?」
「次回、『目だ、鼻だ、耳だ!』・・・見て下さい!」
「逃避しないで、シャクティぃ!!」

さて
ラー・カイラムには、ソレスタ連中が居候していた
「なんっか、すごい・・・戦艦だけで幾つあるんだろう?」
通信役を引き受けつつ、ブリッジから外を眺めていたルイスは、続々とOGS世界に現れる戦艦の数に圧倒されていた
「えーと、あれがキングビアルでしょ、あれがタワーであっちがガンドールで、それからあれがグラン・ガランとゴラオンで・・・」
「ああ、フェルトちゃん、数えて覚えるの止めた方が良いよ。無駄だから」
必死に戦艦をチェックしようとしているフェルトだが、同じくオペレーターとして乗り込んでいた青葉シゲルにそう冷静に諭される
「ええっ、でも覚えておかないと、連絡の付けようが無いじゃないですか?」
「うーん、なんとかなるよ。俺も最初知らなくってさ、頑張ったけど」
と言ってシゲルがフェルトの方にある、通信用のパネルをちょいちょいっといじると・・・
「ああ、ほら、画面でアイコン当てれば、ユニット名見えるから」
目の前のパネルが、そう・・・スパロボ風マップになったんだと思ってくれたまえ!
もちろんその場合、アイコンを当てればユニット情報が簡易表示されるよね!!

「これでいいんですか、そういうものなんですか!?」
「スパロボだからね」
まぁ真面目なツッコミをしておくと、ちゃんと通信のやり取りの際は、自分の所属は名乗るから一応安心だよね!
「・・・って・・・そんなの納得できな~い!?」

「なんっか今、フェルトの叫び声が聞こえなかったか?」
「気のせいだろぉ~!?それよか、ライル、あれ見ろよ。なんかでっかい動物が空を舞ってるぜぇ~!!」
「・・・あんなものが、宙を浮いたり泳いだりしているなど、僕には理解不能だ」
ラー・カイラム甲板上に展開していた、サバーニャやアリオスやセラヴィーやら、ソレスタルビーイング連中は、初めて目にする『スパロボオリジナルユニット』のハチャメチャさに、もう茶化して笑うしか無い状態である
「あれはクストースだけど・・・なんで!?」
かつて倒し、撃退したはずのそれを見て、サンシローが驚きの声を上げたのも、無理からぬ話であった
「大空魔竜!イルイは無事か!?」
「まさか、行方不明ってのは止めてよね!」
何はともあれ、義娘の無事を確認してくるゼンガーと、同じく居ても立ってもいられなかったアイビスの声が響く
「無事も何も、いまアーガマで刹那と」
『大丈夫だよ、ゼンガー、アイビス。私はここに居る』
アーガマの医務室で、刹那の看病をしていたイルイは、ちょこんとその顔をモニターに映した
「イルイ・・・良かった!」
「むむ・・・しかしそうすると、リュウセイのヤツめ、本当に・・・?」

ゼンガーが感じていたような不安を、刹那の側に居たイルイも感じていたのか、OGS世界に無数に現れているクストースの姿を、沈痛な面持ちで見ている
「また、あの鳥さん達だも」
刹那のベッドの上にちょこんと座ったクマゾーも、何とも言えない顔をしている
「刹那、この戦いはどうなるだろう」
「・・・数の上では圧倒的に有利だ」
ミネバの問いに、刹那はまず一言そう応えた
「しかし、彼らの背後に有るもの、そしてリュウセイの暴走、これの相関性が見えない」
それに関する見解を、学園のメンバーはまだ出せずにいた。それは、今後様々な事象に対する応対に、支障を出す可能性はあるだろう
「くっ・・・身体さえ自由になれば、クアンタムバーストでやりようもあるというのに・・・」
それによって、リュウセイに語りかけることもできる可能性は、まだある気がしていたからだ

さて、視点をラー・カイラム甲板に戻そう
「んで、そのクストースってのは何者なんだい。こう、打ち抜ける弱点でもあるのかよ」
図体がでかい分、細かい射撃ではやりづらい。一撃必殺の狙い所があれば、スナイパーとしては非常に有り難いのだが、と言うのがライルの気持ちであった
「ん~、残念なことに、これと言って弱点ってのが無いのよね」
ラッセはクストースが、ガンエデンという戦闘システムの"オマケ"であることを掻い摘んで説明した上で、最後にそう付け加えた
彼らを撃退するには、とにかくその身を全力で破壊するしか無いのは、過去からお約束であった
「・・・ま、強いて挙げるとすれば、奴らを使役している者・・・なんだけどさ」
"それ"が止まれば、クストースはただの人形である
だが、"それ"がまさか"彼"であるなど、ラッセだけでなく勇やトビアもまったく考えたくなかった
「ああっ、めんどくせぇ!とにかく出てくる先から、墜とすしか無いってことだろぉ~!?」
「ちょっと待てよガイ?ただ突っ込むだけじゃ・・・」
「黙れアキト!グダグダ言っている暇があったら突撃だ!!ゲェェェェキガァッァンッ!フレアァッァァァ!!
「・・・あ~ぁ、本当に行っちまいやがった」
そのまま本当に突進していくガイと、慌てて追って行くアキトのエステバリスを見送った、青いエステバリスがあった
「しょうが無いねぇ、後方射撃で援護しますか・・・!」
彼のその『狙い定める』姿勢に、ニールは興味を惹かれたらしい
「お、おたくも射撃が得意?奇遇だねー、なになに、これレールガン?」
「あ、どーも、タカスギ・サブロウタです。お、それが噂の大気圏内から、衛星軌道上の施設を撃ち抜いたって言うライフル?」
「・・・だああ!右から左から、同じ声で同じよーなこと言い合うな、紛らわしいッ!!」
誰が何喋ってんのか、分かりづらいことになってハレルヤはキレている
「なんだかね。さて、僕は戦闘データを取っておくかな」
今回は前の時と違い、自分たちは先鋒というわけでは無い
今後のためにも、みんなには悪いが情報を取らせてもらおう、とティエリアはセラヴィーの操作をしようと向き直る
「確かにデータの収集は必要だろう。前面の戦闘は俺達がやる。存分に見ておくと良い」
ふと気づくと、生身の相羽タカヤがセラヴィーの足元に構えていた
「君は・・・そんな恰好で甲板に立つなど、死ぬ気か?」
見回しても、彼が乗りそうな機動兵器は見当たらない。クストース達が放つエネルギー弾が飛び交う中、この男は正気なのかとティエリアが思うのも無理は無い
「いや、俺はこれから戦いへ征く・・・いくぞ、ペガス!!
『ラーサー』
彼の声に合わせて、青い人型のロボットのようなモノが飛び出してきた
それに収納された相羽タカヤが、ペガスの中で叫ぶ
「テックセッター!!」
次の瞬間飛び出してきたのは、白と赤で彩られた鎧のようなモノをまとった、人型のものであった
「な・・・アレは何が起きたんだ!?」
「あー、相羽の兄さんがテッカマンに変身したヤツね」
ほいほい、と説明役で出て来たのは、ASで出撃してきたクルツである
「変身!?・・・つーか、また似たようなキャラが増えたッ!!
ハレルヤが涙目になりかかっているとは珍しい。が、クルツはスルーして続ける
「んー、なんでもテッカマンってのはよ、強化外骨格装甲を装着する改造人間なんだってよ」
「改造人間って・・・ロボじゃないんだよな」
「ロボじゃ無いねぇ」
スーパーロボット大戦・・・だよな?」
「それは良く言われてるみたいだけどね」
「・・・いいのか?」
「いいんじゃねぇの?ああいう例もあるし」
と、クルツが指さした先では
「コオオォォォォ~ッ!!」
シビルがスピリチアを求めて宙を舞っていた

さて、同じくラー・カイラムに居候中のスメラギは、艦橋から見えるモノに度肝を抜かれている
「ふーん・・・あれがアンタんところの部下・・・」
ビックリされている方のミサトは、さりとて難しい顔をしている
「お子様ばっかりで躾が大変よ。そっちは大人だらけで羨ましいわ」
のっしのっしと歩いている巨大なそれ、すなわち4機のエヴァが揃って展開している姿が、スメラギにはショックが強すぎたようである
「なんでワシも出撃しとんのや!碇と惣流が居ったら、もうええやないけ!」
「何言ってんのよ、学園が無くなるかどうかの瀬戸際で、アンタだけ高みの見物できると思わないことね!」
『ほらほら、そこー!漫才やってないで、ちゃんとATフィールド展開しなさい!!』
「ほら見なさい、アンタのせいでアタシがミサトに怒られたでしょ!」
「なんでワシのせいじゃぁっ!」
ぎゃあぎゃあ言い合っている弐号機と参号機の後ろ
それを見ない振りしながら歩いているのは、初号機と零号機であった
「碇君・・・あの二人、いつの間にあんなに仲良くなったのかしら」
「いやあれ、仲がいいって言うんじゃ無いと思うよ、綾波・・・」

こうして刹那が言ったとおり、状況はある意味で逆転し、クストース勢は次第に追い返されつつあった
「竜馬さん、どうやってここまで」
増援を喜びつつ、今まで全くもって手をこまねいていた、互いのコンタクトがあっさり取れたことに、ジョッシュはある意味驚いていた
「はっ、たいしたこっちゃねぇ。敷島博士の提案で、真ドラゴンと連携でワームホールを作ったのさ」
チェンゲラスト近くで見せた、二機のゲッターを併せたワームホールワザである
だが、それだけでは彼らも正確には二つの世界を渡れなかった
「こりゃどう前に進んだもんだか、って思っていたらよォ、目の前にちっこい手が見えたんだな、コイツが」
バレルがイクスブラウから見たもの。それが真ゲッターの"手"だったのだ
逆に真ゲッターから、イクスブラウのマニュピレーターを発見した竜馬が、そこに向かって全力で飛び出したとき、道は完全に開けたのである
「で、その真ドラゴンはどうしたんです。姿が見えませんが」
いくら巨大なヱクセリヲンと混じっていても、真ドラゴンは充分目立つはずなのだが
「あー、なんかを来る途中で見つけたとかでな。後から来るはずだぜ」

そしてもちろん、OGS世界に展開しはじめたのは、エヴァやガンダムだけでは無い
超電磁ロボや勇者ロボなど、ありとあらゆるメカ達が、この危機に対応すべく、OGS世界に乗り込んできたのである
「ちっ・・・なんで来るんだよ」
それらの姿を見て、リュウセイは舌打ちした
「大人しくしていてくれりゃ、面倒くさいことにならずに済んだのに・・・」
その表情は何処か悲しげで、辛そうですらあった
「何を一人で判ったような顔をしてやがる!」
その竜馬の言葉は口汚かったが、真剣に彼のことを思うからこその言葉であった
「そうだぜリュウセイ!あんた、俺達がああいうことを目にして、大人しくしてるたまじゃねぇのはわかってんだろう!!」
豹馬の言うとおりだ
そもそも、そう言う勢いの先頭を切っているうちの一人が、リュウセイその人のはずなのである
「ああ・・・そうだったな、悪かったよ」
フッ、とリュウセイは笑った。確かにそれはそうだ、と思ったらしい
「じゃぁ、こうなったからには、OGS世界を消す瞬間に付き合ってもらう。そこでどうなっても、俺は責任を持たないからな」
「・・・は?」
彼の言う"OGS世界を消す"と言う言葉の意味を図りかね、思わずランドはそんな風にキョトンとしてしまった
だが、これに素早く反応したのは、会議中のイネスであった
「・・・リュウセイ君、貴方それがどういうことになるか、本当に分かってやってるの?」
彼女は珍しく眉間に皺を寄せ、厳しい口調でリュウセイに語りかける
「貴方たちOGSのキャラクターは、この次元と紐付けされているのよ。言わば、この世界が存在の根拠。ということは、OGS世界が崩壊すれば貴方たちは、文字通り消えて無くなる
つまり、今リュウセイがやっていることは、自殺行為にも等しいことなのだ
普通の展開であればここで、彼の意思が垣間見えてもいいのかも知れない。だが
「使命を果たすためにそれが必要なら、俺はそれを遂行するだけだ」
あまりにストレートに、リュウセイは言葉を返してきた
「使命、だと?ここまでするほどの、そんな高尚な使命ってのがあるなど・・・!!」
隼人の言うとおりで、他のメンバーも理解のしようが無い内容である
「ある。俺はそれを知った」
「リュウセイ、お前・・・何を言って・・・?」
「この世界を無に返す。それがガンエデンに選ばれた、マシヤフとしての俺の使命だ」
【続く】

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テーマ : スーパーロボット大戦 - ジャンル : ゲーム

2011/02/23 23:46 | リュウセイ 暴走編COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

苦節14年

御大将と師匠

ACE-3の合体攻撃、最高でした~(爆)

ガンダムエピオンさん

カトキ氏リファインにてMG化されるそうです。
当時、OVAでハブられ、リファインデザインされませんでしたっけ…(涙)
(トールギス?に喰われた感もありますか…)

無双シリーズ皆勤の賜物でしょうか~。


失礼しました~。

No:2557 2011/02/24 00:24 | 酢ダコ #- URL [ 編集 ]

前例

クルツ、君の所だって最凶マスコットキャラ“○ン太君”が参戦した事ある事忘れてないかい(汗)


マットサイエンス部

千冬「お前は行くな」
束「え~~新しいネタ(技術)があるのに~~」


マクロスキャノン

洒落にならないのはマクロスⅡに登場する“マクロスキャノン”ですがね……アドヴァンストバトル級(バトルフロンティアやバトルギャラクシー)やマクロスクオーターのキャノンも結構危ないぞ。

No:2558 2011/02/24 00:52 | YF-19k(kyousuke) #vOF08ZPo URL [ 編集 ]

ツッコミ役

戦う者たちの死神

唯一の良心(爆)でも天帝か冥王だしなぁ(笑)

マクロスキャノン

マクロスIIのブリタイ艦四隻合体のヤツですね。
トライアングルフロンティアにいたらどうなってたか…(笑)やたらと軽い動きをするクォーターが怖かったっす~(爆)ちなみに今回もバトル13いません。

マクロスキャノン&ミンメイアタックの出典、マクロスIIなんですよね。

長々と失礼しました。

No:2559 2011/02/24 01:46 | 酢ダコ #- URL [ 編集 ]

なんか・・・

ややこしいことになって参りましたが・・・
ところで、真ゲッターロボのゲッターチーム(漫画版)ってどういう事でしょう?早乙女博士がチェンゲなら、ゲッターチームのチェンゲでいいのでは?ジョッシュやバレルと組んでるのもチェンゲですし・・・
あと、真ドラゴンが途中で見つけた「もの」って何でしょう?ゲッペラー様じゃなさそうですし・・・
マッドサイエンティスト部が何をやらかしてくれるのか楽しみに次回待ってています。

No:2560 2011/02/24 07:37 | 壱華 #- URL [ 編集 ]

酢ダコさん>

<バトル13

マクロスF小説版ではSDF-1マクロスのオペレーター三人娘だったキム中将が艦長なんですが初出がエイジス達の敵ボスが使用してましたからねぇ……(その首謀者の一人が生き残りグレイスを拾ったばかりに……)。


まあ、バトル9やバトル11なんてドアップすらないし……。

No:2561 2011/02/24 13:19 | YF-19k(kyousuke) #vOF08ZPo URL [ 編集 ]

マクロスの裏設定

酢ダコさん>
>御大将と師匠
今回はヤザンと気が合っとる辺りが危なすぎる
>えぴおん!
使うと弱いが、的だと強い典型的なヤツ(酷

YF-19Kさん>
>ボン○くん
一応中身はASだから良いんだ・・・多分そうなんだ・・・

No:2562 2011/02/25 01:16 | あるす #- URL [ 編集 ]

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